日本放送協会 太田 雅英

現場の生の空気感、温度感にこだわり、スポーツならではの感動を伝えたい。

本記事は学習院大学大学案内2017からの転載記事です。


日本放送協会 大阪放送局 編成部アナウンサー
太田雅英 OOTA, Masahide
1998年 法学部法学科卒業

小学1年生から剣道を始め、大学でもずっと剣道一筋だった私は、卒業後は中学か高校の教員になって、後輩たちに剣道を教えたいと考えていました。ところが、当時所属していたゼミがマスコミに強く、華々しく活躍されている先輩方が多かったことに影響を受け、スポーツを伝えるマスコミの仕事に興味を抱くようになりました。

NHKを希望したのは、スポーツのドキュメンタリー番組を作りたいという希望があったから。アナウンサー志望ではありませんでしたが、剣道部で鍛えた大声に興味を持っていただいたのか、アナウンサーとしての採用となりました。結果的に、現在はスポーツ実況という形で本来の志望であるスポーツ番組に関わることができ、また番組作りに一から携わることも少なくありません。

スポーツ中継の主役は選手であり、また何が起こるかわからないところが魅力でもあります。そのため現場の生の空気、その場の温度をそのまま伝えるために、常にどうすればよいのかを考えながら中継に臨んでいます。たとえば大相撲中継であれば、優勝が決まる千秋楽だけを楽しんでもらうのではなく、5日目なら5日目の、6日目なら6日目の楽しみ方を伝えたいと思っています。

私は中等科から大学までを学習院で過ごしました。とにかく自由な雰囲気の中、あるとき「自由には責任が伴う」と気づかされました。大学時代は勉強よりも剣道に打ち込んだ4年間でしたが、自ら目標を定め、仲間たちと切磋琢磨して夢の全国大会の舞台に立つことができました。学生時代を学習院で過ごし、自分を高めようと過ごした日々は、その後の人生の大きな糧になっていると感じています。

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大学3年時に関東学生大会で勝ち上がり、全国大会出場を決めた直後の写真です。この年は2年連続で出場を決めたものの、個人的にはチームに貢献できず、情けない気持ちと出場を決めてホッとした気持ちが入り混じり、複雑でした。