研究発表会「人間と動物のあいだ―歴史のなかの家畜と身体表象」(身体表象文化学専攻主催)

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日時:2017年1月21日(土)15:00~17:30
会場:学習院大学(東京・目白)南3号館301教室
(東京・目白:キャンパス案内はこちら⇒ http://www.gakushuin.ac.jp/mejiro.html )
主催:学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻
共催:学習院大学国際研究教育機構/学習院大学文学会
協力:学習院大学文学部史学科
申込:不要。当日時間までに会場にお越し下さい。
受講料:無料

進行予定:
 15:00- 趣旨説明(後藤秀和[慶應義塾大学])
 15:10- 研究発表(各20分)
      中国漢代の猪圏について(益満義裕[南京暁荘学院])
      中世六道絵における畜生(家畜)表現を追って(石川温子[大阪市立美術館])
      西ヨーロッパ後期中世-初期近世の彩色挿絵におけるブタとヒツジ(小島見和[東京大学])
      ドラゴンからウマへ―映画における蒸気機関車イメージの変容(岡田尚文[学習院大学])
 16:45- コメント(市来弘志[陝西師範大学])
      質疑応答
      まとめ

講演内容:
 「身体表象文化」と聞いて人間以外の動物の身体イメージを思い浮かべる者は果たしてどれくらいいるだろう。
そもそも、生物学的には現生人類(ヒト)(homo sapiens)もまた動物であるはずだ。しかし、西洋の近代知は、動物のヒエラルキーと進化の頂点にヒトを位置づけるうちに人間「と」動物という二項対立を自明視するようになった。そのとき「人間」は「動物」に働きかける主体として、「動物」は「人間」に操作される客体としてそれぞれ固定される。人文諸学においてもそのような関係性が無自覚のうちに前提されてしまってはいないだろうか。
 よって、このたびの研究発表会「人間と動物のあいだ―歴史のなかの家畜と身体表象」では、これまで等閑視されてきたように思われる「動物」の身体イメージに――「人間」もまた動物であることを忘れないよう留意しながら――あらためて目を向け、それを手がかりに「人間と動物」のより柔軟な関係性について参加者と共に考えたい。
 キーワードは「家畜」と「歴史」だ。家畜(domestic animal / livestock)とは人間が時間をかけて生殖を管理してきた特定の動物である。人間から家畜への働きかけの諸相を具体的な歴史上の表象にたどること。まずはこれを東洋古代、日本中世、西洋中世、西洋近代の家畜表象に関する4つの研究発表の共通テーマとしよう。
 本研究発表会が、我々人間が動物に向ける「目」の在り方それ自体について問い直すきっかけとなれば幸いである。
 尚、この研究発表会は学習院大学家畜研究会の会員を中心にして企画された。

【問い合わせ先】
学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻
http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/cult/
03-5992-1404

>>案内ポスター PDF