中東呼吸器症候群(MERS)について

平成27年6月10日
学生、教職員各位

学習院大学学長室保健センター

中東呼吸器症候群(MERS)について

中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年に初めて確認されたウイルス性の感染症です。
現在、中国、韓国において、中東呼吸器症候群(MERS)の感染者の発生が報告されており、渡航歴のある人から、その後二次感染・三次感染が発生し感染の拡大が懸念されています。現段階では、WHOは感染の影響が及んだ国への渡航制限はありませんが、感染例が報告されている地域に渡航を予定する方は、最新の情報を入手するとともに、以下のことを参考に感染予防に努めてください。
◎主な症状  発熱、せき、息切れ、下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。
主に飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染によると考えられています。
MERSに感染しても、無症状、軽症の人もいますが、慢性疾患(糖尿病、高血圧、喘息、腎障害、心疾患、呼吸器疾患等)を持っている場合は重症化するリスクが高く、注意が必要です。

【渡航前】
  ● 糖尿病や慢性肺疾患、免疫不全などの持病(基礎疾患)がある方は、一般的に感染症にかかりやすいので、事前にかかりつけの医師に相談し、渡航の是非について検討してください。
  ● 現地の最新の情報を確認してください。(下記のホームページ等参照)

【渡航中】
 ● 休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
 ● 手指等の衛生保持に心掛ける。
 ● できるだけ人混みを避けるか、マスクの着用を励行する。
 ● 咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
 ● 温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
 ● 高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、専門医の診断を受ける。
 ● 感染源である可能性が高いラクダとの接触を避ける。
   ラクダは威嚇行動でつばを吐くことがありますので、不用意な接近は避けてください。また、
   未殺菌のラクダ乳の摂取はしないこと。 (ヒトコブラクダがウイルスを保有しているとされています。)

【渡航後】
 ● 帰国時に発熱や咳などの症状がある方は、空港内等の検疫所へご相談ください。
 ● 帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状がみられたら、事前に最寄りの保健所に連絡の上、中東地域等に滞在していたことを告げてください。(※直接医療機関には行かない。)  
    ● 症状がある間は、他者との接触を最小限にし、咳エチケットを実行してください。
 
参考情報
厚生労働省検疫所ホームページ:http://www.forth.go.jp/news/2014/05071434.html  
外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
               (携帯版)   http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
   ○外務省領事サービスセンター
     住所:東京都千代田区霞が関2-2-1  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
   ○外務省領事局政策課(海外医療情報)  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
  国立感染症研究所感染症情報センター: http://goo.gl/J18qBJ