【授業紹介】国際社会科学部「国際開発論」特別講義/パネルディスカッション「開発途上国で働く~民間、公的セクターの立場から」

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国際社会科学部「国際開発論」(担当:山﨑泉准教授)は、貧困、食と栄養、保健・衛生、ジェンダー、教育、農業、経済、雇用、行政・政治、環境など、開発途上国が抱えるさまざまな課題について学ぶ授業です。また、それらの課題に、二国間援助機関や多国間援助機関、NGO、企業がどのように取り組んでいるか、さらに、国際社会における日本の貢献についても考えます。

6月23日(金)の授業では、「開発途上国で働く~民間、公的セクターの立場から」と題した特別講義とパネルディスカッションが行われ、開発途上国での業務に従事する2名の講師をお招きし、これまでの経歴や仕事の実情などについてお話しをうかがいました。

hp170817_001.jpg(写真)特別講義の様子hp170817_002.jpg(写真)亀井温子氏

はじめに国際協力機構(JICA)南アジア部南アジア第三課課長の亀井温子さんが登壇。亀井さんは大学卒業後、国内の民間企業に就職しましたが、国際協力に関わる仕事がしたいと決心、アメリカの非営利法人勤務を経て、旧国際協力事業団(現JICA)に入団しました。国内外でのさまざまな業務に従事する中で、より効果的にプロジェクトを進めるためにはさらなる専門知識が必要であると感じ、コロンビア大学国際公共政策大学院に入学。2006年、公共経営修士号(MPA)を取得しました。大学院での学びと平行しながら複数の国連機関でインターンとして働いたこと、JICAでの最近の仕事などについてもお話しいただきました。

hp170817_003.jpg(写真)加藤智久氏

続いて株式会社レアジョブ取締役の加藤智久さんが登壇しました。加藤さんは無料のインターネット通話ソフトのスカイプ(Skype)を使用し、マンツーマンの英会話レッスンを低価格で提供する事業を展開しています。公用語が英語であるフィリピンで講師を採用し、発展途上国の話者と英語スキルを高めたい日本の受講生とをつないで、双方にメリットを生み出しています。冒頭で海外在住の講師とスカイプを使って英語で会話をし、サービスの一端を実際に見せていただいたほか、学生時代の経験や会社の立ち上げ時のエピソードなどについてお話しいただきました。

hp170817_004.jpg(写真)パネルディスカッションの様子

その後、亀井さんと加藤さんによるパネルディスカッションが行われ、企業や政府系援助機関が途上国で果たす役割、開発途上国で働く魅力・意義などについて話されました。講義の終わりには学生からの質問を受ける時間も設けられ、途上国での仕事でつらかったこと、うれしかったこと、「ビジネスに興味を持ったきっかけは?」といった質問や、「最初の一歩を踏み出すにはどうしたら?」といった相談にも快く応じていただき、「学生という身分は免罪符であり、大きなアドバンテージでもある。『おもしろそうだな』と思ったら悩む前にチャレンジした方がいい」と、親身にアドバイスをされていました。

受講した学生のひとりは、「将来、国際機関で働きたいと思っているので、これからどのように行動し、どう意識したらよいかとても参考になった」と話し、国境を越えて仕事をすることの意義やその仕事に就くためのさまざまなアプローチについて、深く考えることのできる授業となりました。

国際社会科学部のホームページはこちらから