学習院歌

学習院歌について

学習院は明治10(1877)年の創立以来、院歌をもっていませんでした。
学習院が私立学校として再出発を遂げた後の昭和26(1951)年ごろ、安倍能成院長のもとに多方面から院歌制定の要望がありました。安倍院長は、学問を好み真理を熱愛し、謙虚にして反省に富み、進んで社会に奉仕し、困難に屈しない意力ある人物を養成したいとして自ら作詞しました。信時(のぶとき)潔(きよし)が作曲を行い、昭和26年5月に「学習院院歌」が発表されました。

安倍院長は院歌について、「私はこれまでに文章は大分書き、和歌も俳句も少しは作ったが、こんな院歌のようなものを作ったのは、生まれて初めてである。詞はまずいけれども、私はこの院歌を、日本国民全体にうたってもらいたいくらいの意気込みで、作ったのである」(『こざくら』34号、昭和26年11月)と述べています。

学習院歌