「第34回全国書写書道展覧会」において、約2万点以上の応募作品の中から、本学の遠藤加寿さん(法学部法学科3年)の作品が、見事「読売大賞」を受賞しました!

小学2年生から続けている書道でこの度、大きい賞を頂く事ができ、大変うれしく思います。展覧会に出品する1枚ができるまで、何度も同じ文字を繰り返し練習します。1枚1枚反省し、「次はこうしてみよう」と試行錯誤する、地道な積み重ねです。
今回は畳半分ほどの大きさに行書で14文字書きました。文字数が多いので、縦の中心がブレ無い事と流れを心がけました。幼い頃はどう思われているのか、ほかの生徒さんの視線が気になっていましたが、最近はようやく、どう書きたいのか、自分と向き合えるようになってきました。
書道は終わりがありません。これからも一つひとつの作品を妥協せず、諦めずに続けたいと思います。

「青門日暖塵光動 紫陌花晴風色来」
読み方:青門日に暖かに塵光動き、紫陌花晴れて風色来る
意味:青門は漢の長安城の東南門が青色だった事から。紫陌は都の市街。花見時の風光。
小学校6年生の頃から本展覧会に応募し続け、一昨年の第32回展覧会では「中国大使館大賞」、昨年の第33回展覧会では「第33回展大賞」を受賞している遠藤さん。
「字は体を表す」といわれるとおり、穏やかでありながら、真っ直ぐにひた向き、凜とした遠藤さんのお人柄が、美しい作品から伝わってきます。
遠藤さん、これからもファイト!