日本銀行 今村 勇紀

金融を通じてこの国を支える仕事に、日々、やりがいを感じています。

本記事は学習院大学大学案内2017からの転載記事です。


日本銀行 文書局
今村勇紀 IMAMURA, Yu-ki
2012年 文学部史学科 卒業

歴史好きが高じて史学科に入った私は、当初は就職についてあまり考えていませんでした。強いて言うならば、大学で学んだ知識を活かすという意味で、歴史の先生という選択肢を漠然と思い浮かべていました。そんな私が就職について真剣に考えるようになったのは、学習院大学の名物である「面接対策セミナー」に物は試しと参加したのがきっかけ。各界で活躍するOB・OGの方に色々な話を聞く中で、もっと大きな視野から「日本のために働きたい」という気持ちが芽生え、あらゆる業界と関わる金融の世界に興味を持つようになりました。

日本銀行を志望したのは、金融政策という形で日本全体を支える存在である中央銀行であれば、「この国のために働ける」と考えたから。採用が決まった時は、まさに念願が叶ったという思いがありました。当時、金融に関する知識はほとんど持ち合わせていませんでしたが、むしろ「歴史をしっかりと勉強してきたこと」が評価されたのだと考えています。

現在、入行4年目ですが、発券銀行、政府の銀行、銀行の銀行という大きく3つの役割を一通り経験するため、1年ごとに様々な部署を回っているところです。発券・鑑査などの現金流通、決済システム(日銀ネット)の運行管理、国庫金の管理といった業務をはじめ、重要な経済指標である日銀短観に代表される産業調査なども担当し、大きな責任も伴う充実した日々を送っています。将来的には、国の金融政策に関わる重要な仕事に携わるべく、これからも邁進していきたいと考えています。

大学時代を振り返って今思うのは、学習院大学には「絆」を大切にする素晴らしい伝統があるということです。就職活動に悩んでいたあの頃、面識もない先輩方に親身になって相談に乗ってもらった面接対策セミナーでの経験がなければ、私が金融業界に進むことはなかったと思います。

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大学3年時、北1号館の文化祭準備室にて、地学研究会のメンバーたちと撮りました。文化祭終了後、3年間を共に過ごした仲間と共に迎えた引退式ということで、どこか寂しい気持ちがあったことが印象に残っています。