最大の特色 ~面接対策セミナー~
このページでは、キャリア支援の取組みの一つとして、「面接対策セミナー」(通称"メンタイ")を紹介します。
30年前、沼津游泳場においてOBわずか6名で始まった活動は、次第にその精神に共感するOBOGによって大きな組織として成長。今までは就職希望学生約1,600名のうち約1,400名が参加する、学習院のキャリア支援を象徴するイベントとなりました。
メンタイは、社会で活躍するOBOG約330名を講師に招き、4年生の内定者もサポーターとして、エントリーシートの書き方や面接練習等だけではなく社会人との会話から「働く意義」を感じられる機会となっています。
就職は、決して大学生活のゴールではなく、あくまでも社会人としてスタートを切る一歩ですが、多くの学生が壁に突き当たり思い悩むのも事実。しかし、学習院大学には、教職員とOB・OG、そして就職先が内定した4年生もが一丸となって、就活中の学生をサポートする伝統があります。
ここでは、2019年度で30周年を迎えたメンタイの2日間の様子を紹介します。
<面接対策セミナーレポート>
1日目 オリエンテーション(百周年記念会館正堂)
およそ1400名の参加学生が百周年記念会館に一堂に介し、メンタイへの心構えや所作講座などを聞きながら2日間に向けて気合を高めます。
1日目・2日目 各班に分かれて実践がスタート(各班教室)
◎グループディスカッション~自己紹介&履歴書の解説
参加者が96班に分かれてスタート。挙手制での自己紹介や目標の共有、グループディスカッション、履歴書の添削など、厳しくも温かい指導が展開されています。
◎グループ面接・個人面接
面接を受けている人はもちろん、それを横から見たり、面接官側から見たり。さまざまな視点から見ることにより「気づき」が深まります。
◎サポーター体験談
一番身近な先生であるサポーター(4年生)が自分自身の就職活動体験を振り返って、力強いアドバイスを送ってくれます。
2日目 全体会(百周年記念会館正堂)
最終日の全体会では、代表者の模範学生による「壇上面接」を行い、講師から講評をいただきます。
参加学生に加え、全講師・サポーターも加わって、全員が百周年記念会館に集いメンタイ最後の催しに臨みます。キャリア担当副学長からの講話、応援団からのエールなどから学習院の絆を再確認し、来る就職活動に向けて決意を新たに臨みます。
<参加者の声>
○参加学生(3年生・M1年生)
「今現在、他の人とどのくらい差があるのか知りたいと思っていた。自分に不足していることがわかった。」(2019年度参加・国際社会科学部・男子)
「大変ためになる2日間なので、後輩たちは面倒くさがらずに是非参加してほしいと思う。」(2019年度参加・文学部・女子)
「就活を頑張ろうと意識が改革された。これからは研究もあるし、やることを整理しながらしっかりやっていきたい。」(2019年度参加・自然科学研究科・女子)
「自分の人となりを相手に伝えることがいかに難しいのかを、実際に体験してみることによって実感できた。」(2019年度参加・法学部・男子)
「面接を通じて深堀りしてもらうことで、自分が気づいていない自分のことに気づかせてもらえました。」(2018年度参加・国際社会科学部・女子)
「想像よりもエントリーシートの添削が細かくて勉強になりました。参加して良かったです。」(2018年度参加・文学部・女子)
「今日まで就活に実感がもてませんでしたが、メンタイで実践を経験できた有意義な時間でした。」(2018年度参加・法学部・男子)
「自分の面接の型を見つけることを目標に参加しました。明日からでも面接を受けたいと感じています。」(2018年度参加・経済学部・女子)
○サポーター(4年生)
「メンタイ参加時は、グループの発表役を率先して行うなど積極的に発言することを心がけ、その経験が就活での自信につながりました。もちろん就活中にはうまくいかないこともたくさんありましたが、講師にもらったアドバイスはずっと心の支えとなり、次はサポーターとして後輩の役に立ちたいという思いで前向きに楽しむことができました。」(2019年度サポーター・文学部心理学科・女性)
「私も3年のメンタイ前までは、就職活動で何をするのかもわかっていませんでした。メンタイを通じ、自分のことなのに説明できないことに気づき、参加後はまず自己分析から始め、本番の面接までには自信をもって自分を表現することができるようになりました。今回、後輩のメンタイを手伝い、皆も同じように自信を手にしてくれたらうれしいです。」(2018年度サポーター・文学部心理学科・男性)
「メンタイでは講師が「深堀りの質問」をしてくれるので、自分の考えを深めることができます。私もメンタイで「どうしてこの企業じゃないとダメなのか」と言われたことで初めて志望動機の弱さに気づき、そこからあらためて自分の志向を考えながらOB訪問で企業研究を進め、内定を得ることができました。選考で忙しくなる前にメンタイで自己分析を深めておくといいですよ。」(2017年度サポーター・文学部史学科・男性)