教員紹介
深見 嘉明 特別客員教授

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深見 嘉明(フカミ ヨシアキ) 特別客員教授

経営学科:プラットフォーム戦略、標準化戦略、イノベーション論

略歴

  • 1999年:青山学院大学国際政治経済学部卒業
  • 2007年:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了
  • 2010年:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別研究助教
  • 2011年:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任助教
  • 2011年:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学
  • 2015年:博士号(政策・メディア:慶應義塾大学)取得
  • 2015年:立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任准教授
  • 2019年:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授

連絡先

  • E-mail:add_yoshiaki_fukami.png
  • 研究室:東2-1122

研究分野

経営戦略論、プラットフォーム戦略、標準化戦略、イノベーション論

主要業績

1: 著書
Yoshiaki Fukami and Yoshimasa Masuda. Success Factors for Realizing Regional Comprehensive Care by EHR with Administrative Data. In: Yen-Wei Chen, Alfred Zimmermann, Robert J. Howlett and Lakhmi C. Jain (eds).Innovation in Medicine and Healthcare Systems, and Multimedia: Proceedings of KES-InMed-19 and KES-IIMSS-19 Conferences, Smart Innovation, Systems and Technologies, Vol. 145, pp. 35-45, Springer Singapore, 2019.
深見嘉明「IoT時代のプラットフォーム戦略―エコシステムをどう作り上げ,関与するのか―」立教大学大学院ビジネスデザイン研究科編『ビジネスデザインと経営学』 , pp. 227-247, 創成社, 2016年11月20日.
Yoshiaki Fukami, Masao Isshiki, Hideaki Takeda, Ikki Ohmukai, and Jiro Kokuryo. Specification Patent Management for Web Application Platform Ecosystem. In: Zaman M., Liang Y., Siddiqui S.M., Wang T., Liu V., Lu C. (eds)E-business Technology and Strategy.CETS 2010. (2010 International Conference on E-business Technology & Strategy)Communications in Computer and Information Science,Vol. 113, pp. 269-280, Springer, 2010.
深見嘉明 『ウェブは菩薩である 〜メタデータが世界を変える』 NTT出版, 2008年6月30日.

2: 学術論文
深見嘉明. 個人による情報収集からコミュニティベースの論点設定へ 〜ウェブ技術の進化による価値創造プロセスの変化. 情報の科学と技術, Vol.63, No.12, pp. 486~491, 2013年12月1日.
深見嘉明. 共有プラットフォームとしてのソフトウェア標準: W3Cにおける実装主義設計プロセスが形成するエコシステム. 国際公共経済研究, Vol.23, pp. 102-112, 2012年9月.
深見嘉明. 図書館とメタデータの新たな関係性―ユーザのアクティビティをどう活かすのか. 現代の図書館, Vol.50, No.2, pp. 106--113, 2012年6月.
深見嘉明. 日常生活に浸透するメタデータ. 情報の科学と技術, Vol.60, No.12, pp.501--506, 2010年12月1日.
深見嘉明, 國領二郎. 意図せざる協働−ソーシャルブックマークにおけるボトムアップメタデータ生成による情報共有−. 情報社会学会誌, Vol. 2, No. 2, pp. 6--19, 2007年6月.
 
3: 国際学会発表
Y. Fukami & S. Takumi. Innovating through standardization : How Google Leverages the Value of Open Digital Platforms. In Proceedings of Twenty-Second Pacific Asia Conference on Information Systems, pp. 2273–2285. June 29, 2018.
Y. Fukami, M. Isshiki and J. Kokuryo. Effect of implementationalism: Changes in Standardizing Process and How Proposal Gathers Wider Support. In Proceedings of The 16th EURAS Annual Standardization Conference, pp.109~118, 2011.
Y. Fukami, H. Takeda, I. Ohmukai and J. Kokuryo. From Self-Interest to Commons: Distinct Aspects of Social Bookmarking Services. In Proceedings of 4th Mediterranean Conference on Information Systems, pp.1234~1240 2009.


学外での活動

2012年:  特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ 理事
2012年:  オープンデータ流通推進コンソーシアム 技術委員会 委員
2013年:  公共情報交換標準スキームに関する検討委員会
2014年:  共通語彙基盤ワーキンググループ委員
2014年:  一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構  技術委員会 委員
2017年:  経営情報学会理事/ 広報委員長
2017年:  官民データの相互運用性実現に向けた検討会 委員


研究テーマ

AIやIoTという言葉をよく見かけるようになりましたが、AIが学習するためのデータを作ったり、インターネットに接続されたセンサーが生成するデータを様々な用途で活用するためには統一の基準、つまり技術標準にのっとってデータが作られなければなりません。私の主たる研究テーマは、社会で活用される技術標準をどのようにして作っていくかという制度設計、また企業が標準技術を開発・活用するにあたっての戦略立案です。社会経済の基盤としてますます重要な役割を果たすようになったインターネットやウェブの設計書である標準技術仕様がどのように作られ、標準の中身が企業や国家の競争力にどのように影響するか。また産学官と非営利組織というマルチステークホルダーによって、公共財たる情報プラットフォームがどのようにして維持され、発展し続けているのかについて研究、検討しています。

講義・演習の方針

見ることも触ることもできない「情報」は、みなさんの生活に大きく影響しているにも関わらず、その特徴を理解することは難しいものです。また情報を取り扱う技術(IT)の進化は速く、技術進化に対応した上で経営資源として情報をどのように活用するかは非常に高度な問題です。
であるがために私の授業は、基本的な特性を理解することで情報を経営資源として活用するためのセンスを身につけることを目指して行います。すぐに陳腐化してしまうトレンドとなっている個別のサービスや技術を「知る」ことを目標にするのではなく、情報技術が進化する方向性を理解し、ビジネスモデルやイノベーションを実現するために演繹的にコンセプトを導き出し、周囲を巻き込んで形にしていくことのできる「スキルを身につける」ことを目指します。
日本でテレビ放送が始まって60年足らず、インターネットの商用利用が解禁されて30年足らず、スマートフォンが登場して10年ちょっと。このような短期間で社会経済は大きく変わってきました。これから先も情報技術の進化によって、社会が変化するペースは早くなる一方でしょう。私の授業を履修することによって、将来生じる変化を恐れるのではなく、自らイニシアティブをとって技術の進化を生かした社会経済の変革を実現する側に回れるように成長していただければと思います。

メッセージ

入学おめでとうございます。大学というのは、正しい知識を習得する場所ではありません。自ら問いを設定し、答えを導き出すという作業を通じて新たな価値を社会に提示するためのスキルを身につける場所です。情報技術は進化のまっただ中にあり、利活用において正解は刻一刻と変化していきます。情報技術活用という分野は、大学という場における営みとして正統的な領域といえるのではないでしょうか。一緒に楽しんでいきましょう。

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