教員紹介

遠藤 久夫教授

Hisao Endo

研究分野
医療経済学、医療政策論

メッセージ

学習院大学では1997年より教鞭をとっていますが、2017年4月~2020年3月まで国立社会保障・人口問題研究所所長を務め、4月より学習院大学に復帰しました。
経済の低成長の下、少子高齢化が進む日本における医療制度、介護制度の持続可能性について研究しています。具体的には医療サービスや介護サービスの提供体制のあるべき姿と医療保険、介護保険の財政問題について関心を持っています。最近は、医療・介護政策の効果について経済学の視点、すなわち効率性と公平性の視点から分析しています。また、以下に示すように医療や介護に関する様々な審議会の座長を務めており、現実の課題や政策にも詳しいと自負しており、学術研究と現実の政策との橋渡しができればと考えています。
(主な審議会等:2020年4月時点)
中央社会保険医療協議会:会長(2005/4- 2011/3) 
社会保障制度改革国民会議:会長代理(2012/12-2013/8)
社会保障推進改革会議:委員(2014/7-現在)
全世代型社会保障検討会議:委員(2019/10-現在)
社会保障審議会:会長(2019/1-現在)
社会保障審議会医療保険部会:部会長(2011/7-現在)
社会保障審議会介護保険部会:部会長(2016/2-現在)
医道審議会医師分科:委員(2018/9-現在)
医道審議会医師分科会医師専門研修部会:部会長(2018/10-現在)
医療・介護データ等の解析基盤に関する有識者会議:座長(2018/5-現在)
医療計画の見直し等に関する検討会:座長(2016/5-現在)
医師の働き方改革の推進に関する検討会:座長(2019/7-現在)
救急・災害医療提供体制等の在り方に関する検討会:座長(2018/4-現在)

最近の研究テーマ

2000年以降の医療政策、介護政策の効果分析

研究室

2019年度まで国立研究所に出向していたため現在院生はおりません。経済学の基礎を修得し、医療制度、介護制度にある程度詳しい方を歓迎します。