2021年夏秋(7月~12月)出発 渡航を伴う海外研修の取り扱いについて

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国際社会科学部では、2021年夏秋(2021年7月~12月)出発の海外研修を、
全学および学部の危機管理方針に基づき以下の
とおり取り扱うこととします。

渡航を伴う短期海外研修:
海外研修先および日本への入国後の隔離期間を考慮すると、限られた夏季休業期間内での計画・実施が極めて困難であることから、学部募集および自己手配ともに申請を受け付けない。代替措置として、オンラインによる短期海外研修を実施する。プログラム詳細は追って発表する。

渡航を伴う中⾧期海外研修(協定):
国際センターの判断に従うこと(原則として外務省発出の危険・感染症レベルが 1 以下の場合にのみ実施する)。参加する場合は、5 月頃に定める所定の期間に、学部への申請を行うこと。研修を実施し、予定どおり修了した場合は卒業要件を満たす海外研修として認める。

渡航を伴う中⾧期海外研修(協定外=私費):
卒業要件を満たすための学部への申請期間を 5 月頃に設けるが、渡航可否については、留学願の提出期限(出発日より 3 週間前)の時点で判断する。留学願の提出期限の時点で、渡航先の国・地域が危険・感染症レベル 2 以上であった場合は渡航を認めない。また、一度渡航が認められたとしても、出発までの間にレベル2以上に引き上げられた場合は渡航許可を取り消す。また、渡航中にレベル 2 以上に引き上げられた場合には、安全確保のうえ速やかに途中帰国をすること。また、以下の学部の考え方を熟読のうえ家族とよく相談し、保護者の同意を得た場合に限り申請を受け付ける。

<渡航を伴う海外研修についての学部の考え方>
今回、中⾧期海外研修の学部への申請期間を設けることとしましたが、このことは 2021年秋の海外渡航を勧めるものでは決してありません。本学部では、この発表を行うまで多くの議論を重ねてきましたが、海外大学への出願期間が出発のおよそ半年前と早く、それより前に渡航可否を一律で定めることはできないと判断したため、今回の対応を取ることを決めました。

2021 年 2 月時点で渡航可能である外務省危険・感染症レベル 1 の国・地域が世界に存在しないこと、一度は感染状況が落ち着いた国・地域においても再び感染者増加の傾向がみられることから、渡航を伴う海外研修の実施は、不確実性が極めて高いと判断せざるを得ません。デポジットなど金銭的負担のみが発生し渡航できない可能性や、途中帰国により卒業要件を満たせない可能性も十分にあると考えています。

また、本学部がリスクと捉えているのは、渡航先における感染可能性の高低のみではありません。
仮に外務省危険・感染症レベルが 1 以下になった国・地域であっても、母語ではない言語環境、そして国・地域をまたいだ移動が困難かつ医療状況が不確定な中で、ご家族と離れ 1 人でいること自体にリスクがあると考えています。このため、本学部としては、2021 年夏秋出発の渡航を伴う海外研修は延期や中止するか、オンライン短期海外研修に切り替えることを推奨します。
渡航を伴う海外研修の出願をするかどうかは、ご家族と相談の上、熟慮の上で決めるようにしてください。