科目概要

科目区分 使用言語 授業科目の名称 講義等の内容
必修科目 英語科目 100 English Communication Ⅰ この授業では、学生生活や社会科学に関連する内容を英語で理解し、考えを発信する練習から、英語を使ったコミュニケーション能力を向上させる。具体的には準備学習の内容をもとに、英語を使ったペア・アクティビティやグループ・ディスカッションを行い、英語のコミュニケーションの訓練を行う。また、スピーチやディスカッションのリーダー役を決め、事前準備が必要となるスピーキング課題にも取り組む。
Academic Skills Ⅰ この授業では、リーディングとライティングスキルを養成するために、学術的な語彙や表現を学ぶ。また、情報やアイデアを読み取り、収集し、整理をし、記述する様々な方法を学び、実践する。ライティングの課題を自分で修正し、クラスメートとの相互編集も行う。この授業の目的は、アカデミックな環境で英語をスムーズに使用することができるようになることにあり、学生たちは、修得したスキルを授業内外で練習することが求められる。
Presentation Ⅰ この授業では、学生は日本文化の様々な側面について調べ、検討し、議論し、英語で効果的にプレゼンテーションする為に必要なスキル、語彙、考え方を学ぶ。また、日本文化について英語で書かれ、議論されている話題を、インターネットを通して集め、日本に興味を持つ人々にとって付加価値のあるプレゼンテーションにまとめていくプロセスを学ぶ。
Self-Directed Learning Ⅰ この授業では、英語学習を効果的に自己管理する力を学び、また、目標を達成するためのリソースの入手手段を知る。修得したスキルを基に、学習計画の立案、ツール選択、達成度評価を行い、時間管理・適切な目標設定・進捗状況の報告・学習目標の調整などのスキルを養う。教員は、学生がいかに修得したスキルや原則を活用し、効率的に英語学習を進められるかを補助し、その活用の仕方を評価する。
English Communication Ⅱ この授業では、学生生活や社会科学に関連する、より複雑な内容を英語で理解し、考えを発信する練習から、更なる英語コミュニケーション能力の向上を目指す。具体的には、英語を使った授業や学術的な内容のリーディングをもとに、引き続きペア・アクティビティやグループ・ディスカッションを行い、高度な英語のコミュニケーションの訓練を行う。また、スピーチやディスカッションのリーダー役を決め、事前準備が必要となるスピーキング課題にも取り組む。
Academic Skills Ⅱ Academic SkillsⅠで修得した知識とスキルを土台に、より長く複雑な文章を、クリティカルシンキング・スキルを用いて読解し、ノート・テイキングを行うことを通じ、リーディング及びライティングスキルを更に養成する。Academic Word List(AWL)を基本とし、語彙の拡大も引き続き行う。加えて、複雑なリサーチスキルを扱い、要約・意訳(言い換え)スキルを向上させ、引用付のレポートを書くことを最終目標とする。
Presentation Ⅱ この授業では、学生は日本社会の様々な領域について調べ、検討し、議論し、英語で効果的にプレゼンテーションする為に必要なスキル、知識、考え方を学ぶ。また、日本社会について英語で書かれたり、議論されている話題を、インターネットを通して集め、日本社会に興味を持つ人々に向けて、付加価値のある学問的なプレゼンテーションにまとめていくプロセスを学ぶ。
Self-Directed Learning Ⅱ この授業では、Self-Directed LearningⅠで修得した知識・スキル・理解を応用し、学習をより効率的・自律的に進めるために必要な管理方法などの指導を行う。学生たちは、修得したスキルを英語学習の時間管理・適切な目標設定・パフォーマンスの評価・進捗状況の報告に応用し、個々のニーズに見合った学習計画を立案し、遂行する。また、振り返りの時間では、修得したスキルをどのように応用すれば、他授業でも広く応用し活用することができるのか理解を促し、教員はより効率的且つ自律的な学習ができるようにアシストする。
200 Economics in the World グローバル経済を概観し、世界経済を語る際に欠かせない基礎的な表現やコンセプトを学ぶ。具体的な例を使いながら、世界経済における諸問題について学び、自分の考えを発言もしくは文章として発信する。1年次に得たコミュニケーション及びアカデミックスキルを使い、さらに発展させる。
必修科目 英語科目 200 Issues in the World 国際開発と協力を概観し、国の開発を語る際に欠かせない基礎的な表現やコンセプトを学ぶ。具体的な例を使いながら、世界経済における諸問題について学び、自分の考えを発言もしくは文章として発信する。1年次に得たコミュニケーション及びアカデミックスキルを使い、さらに発展させる。
海外研修科目 100 海外研修Ⅰ 国際社会学部の学びの中で、卒業要件となっている海外研修の理解を深め、モチベーションを高めるとともに、自分にとって、どのような留学が適切であるかを考え、実行するための計画を立てる。また、基本的な留学への予備知識として、海外の大学の授業内容や形態、手続き、海外での生活様式への対応方法、危機管理、コミュニティー活動や課外活動の可能性等を学ぶ。自ら積極的に行動する態度を育成する為に、チームに分かれて、討論や発表を行う。
200 海外研修Ⅱ 海外研修を振り返り、その成果と研修プログラムを様々な視点から振り返り、客観的に評価をする。また、その経験と学びをこれからの社会研究及び将来のキャリアに結びつけて行く道筋を、各々の学生が考え、調べ、報告をすることで研修成果の価値を高める。海外研修報告レポートを作成するとともに、 チームに分かれて討論や発表を行うことにより、海外経験で身につけたチャレンジ精神、積極的な行動様式や態度の維持を図る。
専門科目 100 入門演習Ⅰ 社会科学の考え方やその分析に関する基礎的な方法論を少人数の演習形式で学習する。最初に社会科学とは何かについて議論する。次に、図書館やデータベースなどを使って資料をどのように集めたらよいかとどのように利用したらいいかを実際に資料を集めながら学ぶ。その後、具体的な国際社会の事例を取り上げてレポートの作成方法および論文等作成に関わる倫理を学ぶ。具体的には、①問題設定の方法、②論理的な議論の構築、③そのためのデータの収集と利用方法、④説得的な議論の展開方法について、実際にレポートを作成し、それについて発表しながら学習する。
入門演習Ⅱ 入門演習Ⅰで学習した基礎的な方法論を用いて、現実の課題について分析を行う。社会科学の方法を実践してみることを目的とし、少人数の演習形式で行う。入門演習では理論の応用としての本格的な分析ではなく、仮説を立て実証するという方法論を学ぶことを主眼とする。入門演習Ⅰで学んだことを深めていくことに加えて、入門演習Ⅱでは効果的なプレゼンテーション、ディスカッションについてプレゼンテーション・ソフト等を使用して修得する。
総合基礎科目 100 初等情報処理1 現代社会において、計算機の利用法は多岐にわたり、計算機を使いこなすことが現代人の必須条件となっている。たとえばレポート(一般社会では報告書)はワープロで書くことが普通になり、就職情報の取得や資料請求などでインターネットを利用することが多くなっている。この授業では、計算機を文房具代わりとして使いこなせるようになることを目的としている。情報処理に関する初心者を対象にするが、学生生活中必要な事項を学ぶので、できるだけ早い時期に履修することが望ましい。また、この授業では、世界各国に接続されたインターネットの使用法や、それを使用する際に起こり得るトラブルの回避法や情報倫理について学び、実用的文房具としてのワープロ、表計算ソフトの必要最小限の知識が得られるようにする。
選択必修科目 英語科目 200 Globalization and Business グローバル化の世界的な動きとビジネスへの影響を概観し、ビジネスのグローバル化を語る際に欠かせない基礎的な表現やコンセプトを学ぶ。具体的な例を使いながら、ビジネスとグローバル化の動きについて学び、分析し、自分の考えを発言もしくは文章として発信する。様々なグローバル化の形態とそれらの社会とローカル・ビジネスに対する影響を考える。1年次に得たコミュニケーション及びアカデミックスキルを使い、さらに発展させる。
Peace and Conflict 世界の解決、未解決の紛争を概観し、平和と紛争を語る際に欠かせない基礎的な表現やコンセプトを学ぶ。具体的な例を使いながら、平和と紛争について学び、分析し、自分の考えを発言もしくは文章として発信する。1年次に得たコミュニケーション及びアカデミックスキルを使い、さらに発展させる。
選択必修科目 英語科目 200 Advertising and the Media 広告とマスメディアを概観し、広告に関連する基礎的な表現やコンセプトを学ぶ。具体的な例を使いながら、広告がどのように機能するのか学び、分析し、自分の考えを発言もしくは文章として発信する。また、様々なマスメディアの種類や、それが持つ社会への影響を考察する。1年次に得たコミュニケーション及びアカデミックスキルを使い、さらに発展させる。
Social Diversity 多くの国や社会において高まっている多様性を概観し、社会におけるダイバーシティを語る際に欠かせない基礎的な表現やコンセプトを学ぶ。具体的な例を使いながら、多様化が社会的相互関係と社会の融合に影響を与えるかを、分析し、自分の考えを発言もしくは文章として発信する。1年次に得たコミュニケーション及びアカデミックスキルを使い、さらに発展させる。
Global Challenges 国際社会が抱える現実の問題とジレンマを概観し、国際開発を語る際に欠かせない基礎的な表現やコンセプトを学ぶ。具体的な例を使いながら、世界の国々の発展を、分析し、自分の考えを発言もしくは文章として発信する。1年次に得たコミュニケーション及びアカデミックスキルを使い、さらに発展させる。
専門科目 100 国際ビジネスのための法学 この授業では、国際的な企業活動に関わる法制度の内容を概説する。学生が将来国際ビジネスにおいて法律問題に直面した際に法律の専門家との間で有効なコミュニケーションを行うために最低限必要となる企業法務の知識・概念を修得することが目標となる。したがって、法制度の機能や仕組みの解説を中心とした授業内容とし、いわゆる法解釈論は講じない。また、この授業の内容は日本の法制度をベースとしたものとなるが、他の国・地域の法制度についても言及することがある。
開発と環境の地理学 地理学は各地域の風土や人々の暮らしを描写するだけでなく、人間と自然環境の関係を探究する学問分野である。対象とする「空間・場所」に存在するもの、そこで起こっている事象をすべて網羅し、その「空間・場所」を総合的に理解しようと試みる。このような視点に立つと、経済学に依拠した各国の政府や世界銀行等の援助機関主導で行なわれてきた発展途上国の開発について多様な見方が可能であることに気付く。開発、そして開発の一つの結果としての環境の変化に焦点を当てて、①都市空間、農村空間それぞれの文脈で開発及び環境問題を捉えること、②「空間・場所」を複数の異なる視点から考察することを中心テーマとする。
社会学 この授業では、社会学の基礎を学ぶことで、現代社会の分析の仕方を身につけることを目的とする。授業ではまず、社会学の理論・研究方法を概説したのち、家族・学校・仕事・国など我々の身近にある「社会」を社会学がどのように分析してきたかを解説していく。さらに、これらの社会学的なものの見方を用いて、日本を含む様々な国と社会で起きている諸現象を分析・考察する。この授業を通して、学生は、個人と社会の関係、社会の機能と変化など、社会学の基礎知識を学び、多様な社会の仕組みを自ら分析できるようになることを目指す。
中国経済論 過去三十年間に渡り、中国の経済は急成長を遂げ、今日では、「世界の工場」と呼ばれ世界第2位の経済力を持つまでに至っている。今後は、中国経済のさらなるグローバル化が世界経済へ及ぼす影響が大きく注目される。この授業では、中国経済の歴史的背景、仕組み、経済政策などを紹介した上で、中国経済がどのように発展してきたのか、なぜ中国は高い経済成長を遂げることができたのか、現在、中国経済がどのような問題を抱えているのか、などを論じ、中国経済の進む方向を考察していく。
選択必修科目 専門科目 100 アジア経済論 日本にとってアジアは、ますます重要な地域になっている。そこで、アジア(国際社会)を見ていく上で3つの開発指標(経済、社会、人間)があることを示し、次いで、アジア社会が単一な地域ではなく、人口規模、地理的条件、民族・言語、宗教面で多様な世界であることを理解する。その上で、アジアの経済成長、貧困と格差、人口転換、農業発展、工業発展、労働市場、教育制度、地球環境問題などを順次取り上げ、最後に、アジアと日本の関係の現状と今後、日本が取り組むべき課題が何かについて理解が進むように授業を行う。
国際開発論 この授業では開発途上国の様々な課題と国際協力について学ぶ。具体的には、貧困、食と栄養、保健/衛生、ジェンダー、教育、農業、経済、雇用、行政/政治、環境等における課題を学ぶ。そして二国間援助機関や多国間援助機関、NGO、企業がそれらの課題にどのように取り組んでいるかを知る。さらに、日本が国際社会においてどのような貢献をしているかについても学ぶ。授業ではそれぞれのテーマに関連する専門用語や簡単な統計を紹介する一方で、担当教員の国際機関やNGOでの経験をもとに、具体的な事例を画像や映像を交えて紹介しながら、それぞれの課題を説明する。
ミクロ経済学 国際標準的なミクロ経済学を授業。ミクロ経済学は、経済学の様々な分野の基礎となるものであるため、この授業は経済学を身につけようとする学生にとって重要な第一歩となる。授業では、合理的な経済主体の行動、それらが交わる市場、市場メカニズムによる社会の厚生最大化、市場メカニズムが上手く働かない状況、について学ぶ。更には、税制、生産要素市場(労働と資本)などについて学ぶ。
社会科学のためのデータ分析 社会科学の分析において、実際の社会事象に関連するデータを用い、各種の社会科学の理論を検証することが必須となっている。この検証における代表的な統計的手法は、回帰分析であり、この授業において、回帰分析の理論的背景を学んだ上で、エクセルを用いて実際の経済社会データを使用して回帰分析を適用する方法、その結果を解釈する能力を修得する。加えてデータの取得方法、レポートの書き方についても学ぶ。各自の関心をもつ経済社会活動についてのデータを取得し、その実証分析のレポートを作成することを最終目標とする。
マクロ経済学 この授業はマクロ経済学の入門コースである。この授業ではマクロ経済学の基本的な諸概念と理論を体系的に修得し、最近の日本経済および国際経済の動向をマクロ経済学的な視点から捉える能力を身につけることを目標とする。また、データを重視し、現実経済に対する問題意識を高めることに主眼を置く。取り扱うテーマは、国民所得統計、消費と投資、貨幣の需要と供給、IS-LM分析などである。授業は講義形式で行う。指定教科書に基づいて授業するが、適宜新聞記事や関連するトピックのデータを紹介する。
グローバル経済論 この授業ではグローバル経済について、実例を中心に解説するとともに、その学習を通じて国際経済学の考え方にも触れてもらう。具体的には、貿易や投資のメカニズム、為替レートの変動、企業の国際活動、通商交渉、地球環境問題、経常収支の動きなどについて言及する。日本経済の日々の動きがいかにグローバル経済とつながっているかについても論じてみたい。
マネジメント論 マネジメントとは何かということから始まり、マネジメントに関するこれまでの代表的な理論を概観する。そして、組織とそれを取り巻く環境、経営管理との関係を検討する。特に、この授業では、マネジメント論における(1)人間観の変遷、(2)ワーク・モチベーション、及び(3)国際マネジメントなどのテーマを中心に、基礎的な理論の説明とともに、さまざまな組織における実際の具体例を紹介する。
選択必修科目 専門科目 100 会計学 この授業では、会計学の基礎概念について学習する。会計の目的を理解し、その目的達成のために、会計制度がどのように設計されているのかを説明する。収支の期間配分、費用配分のバリエーション、利益の認識と測定、資産・負債の認識・測定や資本会計について学習し、会計の目的観からそれらの問題をどのように説明できるのかを理解する。また、企業のパフォーマンスを測る純利益の概念や、企業の財政状態を表す貸借対照表の構成要素についても学習する。適宜、多国籍企業のケースを取り上げながら、基本的な決算書分析についても理解する。
マーケティング 前半では、さまざまなグローバル企業の経営管理・経営戦略の概要を学ぶ。第1〜2回ではグローバル企業の経営において経営管理が果たす役割と経営戦略の基礎を理解する。第3〜5回ではグローバル企業の全社的戦略を学ぶ。第6~8回までは個別の事業戦略を学ぶ。後半では、グローバル企業の経営において重要な役割を果たすマーケティングの基礎を学ぶ。第9〜10回ではマーケティングとは何かについて理解する。第11〜12回では市場セグメンテーションとターゲティングについて学ぶ。第13回と第14回では、マーケティング実践の基本となるポジショニングと4Pのマネジメントを学ぶ。また各パートでは、さまざまなグローバル企業のケースを用いて討議を行う。
簿記 複式簿記は、企業の経済活動(取引)を二面からとらえて記録・計算することにより、企業の財政状態と経営成績を明らかにするしくみである。複式簿記は、今日では広く普及して世界中で用いられており、それに関する知識は、会計学関連科目の基礎となるばかりでなく、経営学や経済学の学習にとっても必要である。この授業では、複式簿記の基本的なしくみを、初心者を対象として段階的にわかりやすく説明する。
統計学 この授業では、初めて統計学を学ぶ学生を対象に、データ解析・統計学の考え方と実際について、その基本事項を解説する。対象は文理を問わない。専門課程で諸科学を学ぶ際に特に重要な役割を果たす、確率分布(=現象のモデル化)、独立同一分布性(=同一条件の下での繰り返し実験)、統計的推測(=データから母集団への推論)の考え方を理解することに焦点を当てる。
社会科学のための数学 この授業では、微分の基礎について学ぶ。(1)まずは、(ある程度)フォーマルに定義し、(2)その理解のために直感的な意味(たとえば幾何的な意味や解析的な意味)を与え、(3)経済学でそれに対応した概念を説明するという3つの手順で説明をする。その上で、計算演習に加え、簡単なモデルを設定し、経済学における応用の中で、実際の解き方を学ぶ。1変数関数の微分、高階の微分、多変数関数の全微分と偏微分、指数関数・対数関数の微分を扱う。
経営戦略 あらゆる組織において、経営戦略は将来の方向性や日々の働き方に大きな影響を与える"舵取り"の根幹をなすものである。この授業では、企業の経営戦略論を中心に、これまでに発展してきた学説の全体像を、初めて学ぶ人にも分かり易い形で説明して、ビジネスの基本となる思考法を身につけることを目指す。テキストを使って経営戦略の各論の基本をマスターすることに約半分の時間を費やすが、残り半分では、1)戦略理論の最新動向、2)国際ビジネス戦略の実際、3)仕事としての戦略分析等、応用編の話題にも理解し易い形で触れることにしたい。
世界の宗教文化 神話や宗教は、文化資源として絵画や音楽など人間の創造的な営みに大きな影響を及ぼしてきた。現代でも映画やマンガ、ゲームなどのなかにも、神話や宗教の影響を受けたものは多い。また、社会の多文化化がすすむなかで、日常生活のなかでも海外の宗教文化に触れたり、日本の宗教文化について考えたりする機会が増えてきている。この授業では、まず世界の主要な神話や宗教について基本的な知識を得る。その上でこれらの宗教文化の学びが国際社会で生かされる場面を考え、学んでいく。
選択必修科目 専門科目 200 国際企業法 会社という企業組織の形態は現代の経済活動にとって必要不可欠な仕組みである一方、その関係者間に利害対立をもたらす。経済学で「エイジェンシー問題」と呼ばれる問題である。会社法の目的は会社を取り巻く利害関係者間に生じるエイジェンシー問題を解決するための仕組みを提供することにあるが、その具体的な仕組みは各国・地域の会社法ごとに様々である。この授業では、比較法的・機能的な観点からこれらの仕組みの共通点と相違点を概説する。この授業の対象は日本の会社法に限られず、主要先進国の会社法を含むものとなる。
世界の貧困問題 「国連ミレニアム開発目標」を持ち出すまでもなく、貧困は21世紀に入ってもなお重要なグローバル・イシューとして存続している。発展途上国だけでなく、日本や他の先進国においてもワーキング・プアの増加など、貧困は身近な問題でもある。この授業では、ミクロな視点から見る貧困の実態とはやや距離を置き、社会科学が貧困問題をどのように捉えてきたか、そして問題解決に向けて社会科学に何ができるのかという点に焦点を当てる。グローバルな視点、普遍的・抽象的視点から貧困を見つめ直すことによって、個々人が関心を寄せている具体的な貧困問題や社会的弱者の問題に新たな視座を持ち込めるようにしたい。同時に、「貧困」というキーワードを通じて、社会科学全般への理解を深めることも目的としている。
計量社会学 この授業では、計量社会学における社会の捉え方と数字を使った分析方法について学ぶ。特に社会意識、階層、家族、健康など社会学的テーマ関心にそってどのように社会調査を設計し、計量分析を行なうことができるのか説明する。また、日本だけでなく海外での事例や実際の調査についてもふれる。具体的なトピックには以下のものが含まれる:仮説、測定と尺度、サンプリング、コーディング、基礎統計量、エラボレーション、検定、相関、回帰。
中国社会の経済分析 中国は世界第2位の経済大国になったものの、中国人口の13%に相当する1億7千万人は経済発展の恩恵を十分に享受できず、未だに世界銀行が定めた貧困ライン(一日当たり1.25ドル)以下の所得で生活している。急速に拡大した貧富の格差は経済的弱者の不満を招き政治社会の安定を脅す一方、国内需要や人的資本の蓄積に負の影響を与えている。この授業では、中国の貧困問題と格差問題に注目し、これらの問題の原因やその深刻な影響などを多面的・多角的に議論する。
地域研究の手法 地域研究(Area Studies)は、経済学、国際政治学、人類学といった独立したディシプリンではなく、「他者(外国や異文化社会)理解」のためのひとつの研究手法であり、同時に国際社会で活動するために不可欠の手法であることを説明する。その上で、地域研究がもつ特徴と意義を、モノ(輸入食品)、現場(職場や生活の場)、企業活動の3つに分けて具体的に紹介する。さらに、海外調査の実践的な側面(フィールドノートの取り方など)を伝授する。最後に、グローバル化やネット情報社会の普及のもとで、地域研究が直面する問題点にも触れる。
アフリカ経済論 この授業では、最初にアフリカの経済に影響を与えている歴史的、地理的背景を学び、次にアフリカ経済における課題について詳しく学んでいく。具体的なテーマとしてはアフリカの植民地制度や奴隷制度とそれらの現在までの影響、アフリカの地域別の特色、独立後の政治・政策と紛争の歴史、これまでのアフリカの経済成長の阻害要因、累積債務と構造調整政策、最近の経済成長と中国の影響、貿易と世界との関係、農業と土地保有、貧困と不平等、人的資本投資、インフォーマル経済等である。説明では経済理論や簡単な回帰分析結果なども活用する。
国際貿易論 国際標準的な国際貿易論を授業。国際貿易の歴史と現在の貿易構造を概観した後、貿易が社会にとってどうして役に立つのか、リカルドモデルやヘクシャーオーリンモデルといった基礎的な理論枠組みを通じて理解し、その後、新貿易理論や多国籍企業、生産工程の分業化などについて学ぶ。また、戦略的貿易政策や経済地理学についても授業する。
選択必修科目 専門科目 200 経済成長論 生産関数の基本を復習して、マクロ経済学における古典的なソロー型成長モデルを使用して成長理論の基本を学習する。その上で、成長の重要な要因となる生産性に関して、その計測方法,その決定要因を当該分野における代表的な文献を通じて学習する。生産性の決定要因に関する学習に際して、実証分析の結果を理解するために必要となる最低限の計量経済学の知識に関しても、授業で解説を行う。各国経済の実際のデータを使用した分析を紹介しながら、分析手法を修得する。また、課題分析に必要となるデータの入手方法についても解説する。
国際金融論 この授業は国際金融の基礎コースである。この授業では国際金融に関わる諸問題を理解するための基本的知識の修得を目指し、この授業の履修を通じて国際金融についての新聞記事等を主体的に読むことができるようになることを目標とする。授業では特に国際金融の仕組みと制度的枠組みに重点を置く。取り扱うテーマは、外国為替相場、外国為替市場、国際収支、国際通貨制度などである。授業は講義形式で行う。指定教科書に基づいて授業するが、適宜新聞記事や関連するトピックのデータを紹介する。
経済政策論 日本政府が現実に取り組んでいる政策を一つひとつ具体的に取り上げる。それによって経済政策の中身を知るだけでなく、日本経済やグローバル経済をより深く理解することになるだろう。取り上げる政策としては、財政・金融政策のようなマクロ経済政策、規制緩和や税制のようなミクロレベルでの政策、そして為替政策や通商政策のような国際経済関連の政策も取り上げる。
組織行動論 ミクロ(個人)の側面から、企業の「人」の問題へのアプローチである「組織行動論」は、実証的なアメリカの組織心理学、行動科学研究をベースとして発展し、組織の中での人間行動の解明を通して、組織全体の効率を向上させることを主な目的とする研究分野である。特に、この授業では、(1)パーソナリティと価値観、(2)個人と組織(組織社会化)、(3)チームと組織、及び(4)組織文化と国際比較などのテーマを中心に、基礎的な理論の説明とともに、さまざまな組織における実際の具体例を紹介する。
国際会計論 この授業では、国際財務報告基準IFRSに基づく財務会計について学習する。多国籍企業の実際の財務報告書について学ぶとともに、欧米及びアジア、日本におけるIFRSの現状を紹介し、日本の会計基準とIFRSがどのように異なるのか、それは両者が持つどのような考え方から生まれた違いなのかを学習する。IFRSにおける財務諸表の構成、資産・負債の認識と評価、収益認識、利益(純利益、包括利益及びその他の包括利益)の諸概念と認識・測定について、そうした考え方の違いがどのように影響を与えているのかを理解し、IFRSについて体系的な知識を身につける。
マーケティングと消費者行動 インターネット上で日常的に展開される消費者同士のコミュニケーションや、消費者による情報収集などが、今日のマーケティングに大きな影響を与えるようになっており、グローバル企業はさまざまなデジタル・マーケティングを研究しながら実践している。この授業では今日の消費者行動の基本を学んだ上で、特にインターネット上で活発に展開される消費者間のコミュニケーションや影響伝播の実態を理解する。その上で、このような今日の消費者行動を前提とした上で、グローバル企業や組織が実践するデジタル・マーケティングによる対応について、幅広い観点から議論を行う。
ゲーム理論 国際社会は複雑な人間関係からなっているとみなすこともできる。複雑な関係を理解する上で、欠かせないのが、必要最小限の要素に絞って、現実を客観的に分析することである。ゲーム理論はそのためのツールである。この授業では、ツールとしてゲーム理論を使えるように、その手法を学ぶ。基本的な概念や、分析方法を例を通して学ぶことで、ゲーム理論を使えるようにする。
選択必修科目 専門科目 200 Law and Economics 1960年代初めから経済学は法的ルールが人々の行動にもたらす影響を理解するための重要かつ国際的に共通する分析ツールとなってきた。この授業では、私法の基礎的な分野(物権法、不法行為法、契約法)について体系的な経済分析を行う。この授業は専門の如何を問わず学生一般を受講対象とし、この授業を受講するにあたって経済学の予備知識は必要としない。
Sustainable Development 持続可能な開発という考えは環境と開発に関する議論の根幹を成しており、持続可能な開発を目指すことが今や世界の多くの主要機関(国連、世界銀行等)の重要な政策目標となっている。入門編としてのこの授業は、この用語の起源と様々に変化してきた意味をたどること、及び持続可能な開発を目指す上でグローバル社会が直面している今日的課題を考えることに主眼を置く。また、この授業を通じて、(いわゆる外国人向けに書かれた英文テキストではなく)英語圏で使用されている学部レベルの社会科学の教科書に徐々に親しむことも期待される。
Sociology of Population この授業では人口社会学の概要を紹介する。具体的には、出生、死亡、移動、とこれらに関連した人口プロセスから、社会のあり方と変化について学ぶ。特にこの授業では、家族と出生、健康と死亡、都市化と移民、についてフォーカスする。また、ライフコース、社会化、近代化、ジェンダー、エイジングなど人口の社会学的分析視座についてもカバーする。さらに、人口の歴史的・国際的傾向についても言及する。
Modern Chinese Economy 社会主義経済から市場経済へ移行しつつある現代中国経済は多くのユニークな特徴を持つ。中国政府の標榜する「中国の特色を持つ社会主義市場経済」とは一体何なのか?中国はどうやって相反する二つの経済体制を両立できたのか?中国の改革は旧ソ連・東欧諸国の改革とどう違うのか?中国経済のグローバル化が世界や日本に与える影響は何なのか?躍進する中国をどう捉えるか?この授業では、社会主義と新古典経済学の経済理論を学びながら上述の問題を議論する。
Emerging Asian Economy and Society この授業の目的は、アジア経済論入門を前提としながら、新興アジア経済(中国、インドを含む)を、「生産するアジア」「消費するアジア」「老いてゆくアジア」「疲弊するアジア」という4つの切り口から把握する。そして、それぞれの切り口において、生産ネットワークの構築、都市中間層の台頭、少子高齢化社会の到来、経済的不平等の拡大とストレスの増加といった問題を理解すると同時に、こうした問題を日本の現状と比較しつつ、今後どのように対応していけばよいのか。そうした政策課題を英語によって議論する能力の向上を目指す。
Economic Development この授業は開発経済学の理論と実証についての導入的な授業である。具体的なテーマとしては、経済発展の理論、貧困と不平等、人口増加と経済成長、都市化と農村都市間の人口移動、人的資本(教育と保健)、農業改革と農村開発、環境と持続可能な発展、開発政策立案と市場・政府・市民社会の役割、国際貿易理論と開発戦略、海外の融資・投資・援助、財務政策と財政政策などについて説明する。欧米では一般的な教科書を使用するが、学生の英語力も考慮して、具体的な事例やグラフなどを活用しながらなるべく噛み砕いて説明する。
International Economics グローバル経済の概要と諸問題に関する英文教科書を理解する。学生は教科書に事前に目を通し、辞書などを利用して、最低限でも内容の6割を把握して授業に臨む。授業では、教科書の内容につき、担当教員がゆっくりと重要単語を繰り返しつつ解説する。授業計画・学習内容は学生の知識に応じて適宜変更する。
Productivity and Efficiency Analysis 全要素生産性の定義、生産性の計測方法を学習する。学習に際して必要となる生産関数等経済学の知識、実証分析において必要となる最低限の計量経済学の知識に関しても、授業で解説を行い、実際のデータも使用した分析も行いながら、分析手法を修得する。実際の計測方法を理解するために、エクセルおよび計量経済ソフトであるEviewsにより、日本の産業別データ(日本産業生産性(JIP)データベース)のデータを利用し、指数法による生産性の計算、生産関数の推計に基づく生産性の計測を学習する。この授業は国際間の経済成長の差異を理解する分析上の基礎を提供する。
選択必修科目 専門科目 200 International Finance: Theory 学部標準レベルの国際金融の基礎理論を授業する。この授業では国際金融の諸問題を分析するための理論的枠組みを修得することを目標とする。取り扱うテーマは、為替レートの決定理論、国際収支、購買力平価、マンデル=フレミング・モデルなどである。授業内容の性格上、一定程度の数学を用いることになるが、適宜授業で解説する。また、授業では理論だけでなく、関連するデータや経済記事等にも言及する。授業は基本的に講義形式で進めるが、問題演習を組み合わせて学生による発言や解答発表も重視する。
Japanese Economy 日本経済論全般について包括的な授業を行う。授業は日本語で行うが、英文での経済問題の文献を読む準備となるように、英語での経済用語を修得する機会ともしてもらう。日本経済の様々な側面について、マクロ経済問題から国際経済問題まで、エネルギー問題から規制緩和まで、マクロからミクロまで多様な問題を取り上げる予定である。授業は日本経済について解説するのが主たる目的であるが、同時にそれを通じて経済学的な考え方や分析手法にも触れる予定である。
Cross-Cultural Organizational Behavior 企業が国境をまたいで経営活動を行う、いわゆるグローバル時代の次世代経営者は組織行動論のような経営学分野における国際的な次元をよく理解する必要がある。この授業では、組織行動及び経営管理におけるより幅広い国際的な観点を提供する。具体的に、(1)組織と文化(コミュニケーションと動機づけ)、(2)グローバル・リーダーシップ、及び(3)多国籍企業におけるチームのダイバーシティなどのテーマを中心に、基礎的な理論の説明とともに、さまざまな組織における実際の具体例を紹介する。
Financial Accounting この授業では、ケーススタディーを通じて財務会計の基礎概念について学習する。財務諸表の全体的な紹介の後、資産や負債の測定問題について学習を進める。具体的には、ペプシコ、トヨタ、ケリング、ファーヴェイ、フォルクスワーゲン、モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン、アップル、アマゾン、H&M、ロシュ、楽天、アルセロール・ミッタル、ユニリーバ等のケーススタディーに基づき、各企業それぞれの財務諸表の特徴について勉強する。また、企業間比較や時系列データ等を使用し、財務諸表分析の基礎知識を実践的に学習する。
Marketing Strategy グローバル・マーケティング戦略の概要を学びつつ、各戦略ルールの基盤となっている諸理論についても理解を深める。市場セグメンテーションの軸となる各変数、プロダクトライフサイクルと採用者プロフィール、テクノロジー・ライフサイクル、B to Bマーケティング、ブランド・マネジメント、マーケティング・コミュニケーションとメディア対応、チャネル・マネジメントなどの領域において、理論と実践について理解することを目的とする。
300 Corporate Finance and Law コーポレートファイナンスの原則と概念は、現代の国際的な企業取引を理解し、特定のビジネス上の目的を達成する方法でそれらの取引を組成するために不可欠のものである。この授業では、コーポレートファイナンス取引の法的・経済的・政策的側面を検討する。この授業では、ビジネススクールのテキストを用い、簡単な数量的分析を行う。したがって、この授業の学生は数字への抵抗がないことが必要である。
Case Study Methods ケーススタディ(事例研究)は現実社会の多様な問題を分析する方法として多用されているが、研究方法として必ずしも正しく理解されてはいない。この授業では、研究方法としてケーススタディを用いる上での基本戦略を紹介する。ケーススタディを卒業論文に用いようと計画している、あるいは卒業後の様々な学術及び実務上の調査・研究に応用したいと考える学生を対象とする。授業の重要ポイントをより深く理解できるように、小演習を適宜組み入れ、また、ケーススタディを実際に用いた研究論文の考察も行なう。後半の授業では、学生のグループワークとして、実際にケーススタディを設計し、可能な範囲で実践する機会を設けたい。
選択必修科目 専門科目 300 International Migration この授業では、人の国際移動に関する歴史・理論・データ・政策など基礎知識を獲得することを目的とする。 第1-12週ではCastles et al. (2013)"The Age of Migration"をもとに、国際人口移動の理論、移民の社会的・政治的・経済的・文化的統合、トランスナショナリズム、各国の移民政策など社会学を中心とした移民研究から国際人口移動の現状とその帰結を学ぶ。第13-14週では、クラス・プロジェクトとして、学生が選んだ各国の移民政策とその課題を比較分析する。この授業を通して、国際人口移動が起きる理由、人の国際移動が社会にもたらす変化および各国の対応を理解することができる。
China's Economic Sustainability and Social Issues 金融危機に伴う世界経済の不況を背景に、中国経済は減速傾向が強まっている。中国政府は一連の景気刺激策を打ち出したが、これらの対策は中国経済が抱えている問題の根本的な解決に至らない。顕著化しつつある構造的な経済問題に加え、急速な経済成長による環境悪化、資源不足、社会保障政策の不備、社会格差、汚職腐敗問題など、様々な問題が中国経済の持続性に懸念をもたらしている。この授業では、中国経済が直面する深刻な経済・社会問題を詳細に議論しながら、中国経済の持続性を探求していく。
Politics and Economy in Southeast Asia 東南アジア諸国が多様性にみちた世界であることを伝えた上で、共通の要因として植民地経済体制、日本の占領と政治的独立、開発体制、民主化の動き、福祉国家の試みの5つを取り上げる。その上で、政治面ではタイ(王制と民主主義)、マレーシア(多民族国家の政治)、フィリピン(エリートと大衆の対立)の事例を、経済面ではタイ(NAIC型)、マレーシア(中所得の罠)、インドネシア(資源の呪い)を取り上げ、東アジアのフロンティアであるカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム(CLMV)と、2015年に発足するAECも取り上げる。
Education and Economic Development in Africa この授業では教育がアフリカの経済発展にどう影響するかを詳しく考える授業である。具体的には、アフリカの平均教育年数と教育への投資、識字教育の課題、初等中等教育拡大に影響を与える要因、高等教育とそれが経済発展に与える影響、所得・ジェンダー・人種・民族の違いによる教育格差、構造調整政策と教育財政、教育需要と教育の収益率、教育のコスト、教育の質における課題、教育の地方分権と学校選択制など、アフリカの教育政策における様々な課題を教育経済学的な観点から、具体的な事例も紹介しながら議論する。
Current Economic Issues in the Global Economy 世界貿易機関における紛争解決や近年日本でも注目を浴びている自由貿易協定、ユーロ問題などについて議論し、更には企業に着目した国際貿易論、サプライチェーンや付加価値貿易など、国際経済学における比較的最新のトピックについて授業・議論する。
Globalization Economic Growth and Income Distribution グローバル化と経済発展の関係について、主に全要素生産性に与える影響の観点から議論する。国際間での生産性の比較、企業の生産性のキャッチアップや国際間の技術移転のメカニズム、国際的な競争環境と資源配分の関係、ODAやインフラ投資が経済発展に与える影響とその資金調達方法、企業の国際化が労働市場に与える影響を出来るだけ最近出版された論文を利用して、先端的な分析方法等を学習し、その内容をクラス内で議論する。また、課題分析に必要となるデータの入手方法についても解説する。
International Finance: Policy この授業では「国際金融の理論」で修得した理論を用いて、国際金融に関わる政策や各論について議論する。この授業の履修を通じて、理論的な枠組みを用いて現実における国際金融の問題を分析できるようになることを目標とする。取り扱うテーマは、国際金融政策協調、為替相場制度、最適通貨圏、通貨危機などである。授業は教科書の内容の講義と英語で書かれた関連文献についての討論を組み合わせて進める。討論に関しては、学生に指定文献の事前の熟読と議論への積極的な参加を求める。
選択必修科目 専門科目 100 International Business この授業では、グローバル経済の中での企業活動の様々な側面を学ぶ。国際経済の中での企業活動の姿を学ぶことで、グローバル経済についてより深い理解を得ることを目的とする。具体的なトピックスとしては、企業の海外直接投資のメカニズム、海外展開を行っている日本企業の様々なケーススタディー、経済連携協定や税制が企業活動に影響を及ぼす様々な国際経済の展開、為替レート変動の影響とそれへの対応などが含まれる。授業の中では個別企業のケースを資料として利用することで、クラスディスカッションなども行う。
International Human Resource Management 企業のグローバル化が進む中で、企業が国境を越えて人的資源管理施策を実施する上で、国民文化は妨げの要因となることが多い。この授業では、文化の観点から、多国籍企業の人的資源管理のパターンに影響を与える国民文化の違いについて考察する。また、このような複雑さに対して多国籍企業が取り組んでいる戦略的人的資源管理施策について理解を深める。この授業では、(1)国民文化に関する理論、(2)人的資源管理の理論と施策における多様な観点の比較、(3)多国籍企業における労使関係及びグローバル人材などのテーマを中心に、基礎的な理論の説明とともに、さまざまな多国籍企業における実際の具体例を紹介する。
Cost Accounting この授業では、原価計算に関する基礎知識と技法について学習する。まず、原価計算の目的、および経営企画や経営管理において必要とされる情報内容について理解する。具体的には、固定費と変動費の相違を理解し、演習問題を通じて、損益分岐点を分析する技法や目標利益を達成する売上高を求める技法等を学習する。さらに、在庫の管理と評価の基礎知識を習得し、標準原価計算と間接費の配分、活動基準原価計算(ABC)、予算管理について学習を進める。また、カイゼンコスティングや原価企画等について学習し、日本的経営の特徴の一部を理解する。
Marketing Strategy and Consumer Research in International Markets 今日の国際マーケティングでは、各国の市場特性に基づく戦略の立案・実行が重要である。この授業では今日のマーケティング戦略の概要、リサーチとデータに基づく戦略立案の基礎を修得する。この手法の応用として、地域ごとの市場や消費者の特性を把握するためのリサーチの基礎、各国市場に関するリサーチ・デザインやデータ収集、これらを取り巻くバイアスなどの多国間リサーチにまつわる諸問題、グローバル市場における売上げ予測や消費者行動の比較などについて、データ分析と実践の両面から学ぶ。
Asian Business Law 物、サービスが国境を超え、人も移動している。国毎に法律があり、二国間及び多国間の条約も張り巡らされている。国毎に直面する課題やその優先順位は異なり、経済発展の段階も異なる。宗教その他の価値観はルールにも反映される。アジア地域においても、それぞれの国は、歴史、社会・経済制度、宗教、経済の発展段階が異なるが、他方で経済的な地域統合が進められている。企業の経済活動も各国内で完結することは非常に少なくなり、あらゆる局面でクロスボーダーの要素に直面している。そのような時代における、国としての法政策や、企業の視点からの法務戦略なども取り扱う予定である。
International Comparison of Law and Society 統治機構の権限を立法、行政(執行)、司法に分類しそれぞれの権能を異なる機関が担い、絶対的な権力機構とならないよう相互に監視・抑制することで権力相互の均衡を実現するという統治の形態は,近代社会の特徴である。歴史上、法は立法者の制定した規則ではなかった事例が多い。現在においても、立法者は立法過程を支配するとしても、法を支配しているとは言えない。法の進化に影響を与えるものに、法律家の教育および法モデルの流通がある。この問題を突き止めてから、世界の主な法モデルの特徴に触れて、若干の事例を比較法のもとで分析する。担当者は二人であるが、分担ではなく、共同授業の予定である。
選択必修科目 専門科目 300 International Trade Law 国際貿易に適用される法律 (近年では、transnational commercial lawと言われることが多い) のルールについて、ビジネスパーソンの視点を重視して解説する。具体的には、物品(商品)の売買、海上・航空運送、代金決済、現地販売店との契約、トラブルが発生した場合の紛争解決(仲裁、国際訴訟など)などに関する国際条約や国際的に使用されている契約条件を紹介する。国際条約や国際契約は英文で書かれているので、それらを参照し、授業も英語で行うが、日本人の学生のためには、日本語の解説書などを紹介する。
Game Theory and Negotiation 交渉力は国際社会で必要とされる最も重要な技能の一つである。この授業では、交渉の合理的な側面についてゲーム理論を応用して学ぶ。この授業を通して、学生は交渉を客観的に見ることそしてそれに準備を整えて臨むことができるようになることが期待されている。それぞれのトピックごとに、学生は交渉の練習を行い、どのような原理が交渉にはあるかを実際に学ぶ。
専門演習Ⅰ 社会科学分野の論文を作成するために必要な実践的な知識を獲得し、最終的には簡単なレポートを作成する。演習ごとに設定されたテーマに基づき、現実の課題について調べ、その課題に対する解決策を導き出す。分析にあたっては、社会科学の手法により、それぞれの演習の専門性によりふさわしいアプローチを用いる。それまでに学習した理論や制度に関する知識を現実に応用し、複雑な現実を解き明かす力を身につけることを目指す。
専門演習Ⅱ 社会科学分野の論文を作成するために必要な実践的な知識を獲得し、高い水準のレポートを作成する。作成したレポートは発表し、レポートの内容および発表の仕方について全体で討論し、そこでのコメントを反映してプレゼンテーションの力を養うとともに、高度な内容のレポートを作成する方法を学ぶ。
400 卒業論文・卒業演習 本学部で学習してきたことをベースに卒業論文を作成する。卒業論文は英語3000 語以上または日本語15000字以上に加え、英語によるAbstract(要点)作成が必要となる。また、英語によるプレゼンテーション資料を同時に作成する。優秀論文およびプレゼンテーションは担当教員から推薦され、最も優れた論文およびプレゼンテーションは学部全体で選考され表彰される。論文では、社会科学の手法によるデータや資料を使用した仮説の検証と、課題解決が求められる。
選択科目 英語科目 200 Theme-Based Discussions
: The Economy
経済に関する題材をトピックとしたディスカッションを通して、重要語句及びコンセプト、討論の主導方法を学ぶ。クリティカル・シンキング、意見の明確な表現、相手の意見に対する反応力を高める。スピーキングのみならず、リーディング、リスニング、ノート・テイキングスキルなど1年次に得たスキルを使い準備・参加することにより、ディスカッションの内容を深める。
Theme-Based Discussions
: Law and Society
法律と法律の社会における影響と役割に関する題材をトピックとしたディスカッションを通して、重要語句及びコンセプト、討論の主導方法を学ぶ。クリティカル・シンキング、意見の明確な表現、相手の意見に対する反応力を高める。スピーキングのみならず、リーディング、リスニング、ノート・テイキングスキルなど1年次に得たスキルを使い準備・参加することにより、ディスカッションの内容を深める。
Theme-Based Discussions
: Business
ビジネスに関する題材をトピックとしたディスカッションを通して、重要語句及びコンセプト、討論の主導方法を学ぶ。クリティカル・シンキング、意見の明確な表現、相手の意見に対する反応力を高める。スピーキングのみならず、リーディング、リスニング、ノート・テイキングスキルなど1年次に得たスキルを使い準備・参加することにより、ディスカッションの内容を深める。
Theme-Based Discussions
: International Relations
国際関係に関する題材をトピックとしたディスカッションを通して、重要語句及びコンセプト、討論の主導方法を学ぶ。クリティカル・シンキング、意見の明確な表現、相手の意見に対する反応力を高める。スピーキングのみならず、リーディング、リスニング、ノート・テイキングスキルなど1年次に得たスキルを使い準備・参加することにより、ディスカッションの内容を深める。
選択科目 英語科目 200 Group Project この授業では、社会科学における基礎的なアカデミックスキル、知識、語彙を使いながら社会科学手法の調査に取り組み、社会科学分野で使われる基礎的な英単語や表現を学ぶ。研究テーマは多様性、持続可能な開発、イノベーション、ITテクノロジーなど。主にアンケートやインタビューを使ったフィールドリサーチを行う。
Business Communication この授業では、ビジネスの現場で円滑なコミュニケションをとれるように、商用文・資料依頼書・プレゼンテーション・提案・報告などの様々なビジネスコミュニケーションの形式を学生に紹介する。また、英文履歴書を書く練習や、ロールプレイ・シミュレーション・ケーススタディーを通して英語面接の準備なども行う。この授業では、ペアやグループ学習を通じて1年次の基礎科目で養成した英語学習の4技能の更なる向上を図る。
Critical Reading 社会科学研究を行っていく上で不可欠な世界共通の知的ツールとして、クリティカル・リーディングのための知識とスキルを学ぶ。特に、この授業では、文献を批判的に読むために必要な考え方と視点を学び、それを使って様々な教材(文献、録音された講義、プレゼンテーションのビデオなど)を分析する。多角的に、批判的な視点から、社会及び経済活動がどのような影響をもたらすかを理解し、社会科学の理論と実践を議論するための語彙と方略を身につける。
Advanced Academic Writing この授業では、クリティカル・シンキングと高度なライティングのスキルを養成し、社会科学に関連する、論文を英語で作成することを目的とする。具体的には、基礎科目で培ったリサーチスキルを活用し、トピックの選択・ノート取り・分析・作文を行う。リサーチと作文の過程では、ペアやグループで、ブレインストーミング・概要文の作成・クラスメートと相互編集等を行い、論文を仕上げる。
Oral Fluency 1年次に履修のEnglish CommunicationⅠand Ⅱで修得したコミュニケーションスキルを洗練させる。より多くのオーセンティックな専門科目と関連のある教材と協同学習を通し、さらに高い難度の内容に取り組むことにより4技能を連動させて使い、語彙のさらなる拡大を狙う。協同的なコミュニケーションタスクによって、Fluency(流暢さ)を養成する。
300 Area Studies この授業は、他の選択授業で修得した英語力と知識を土台とし、特定地域の民族・歴史・社会・文化を経済・ビジネス・法律・政治などの分野から学際的にアプローチして学ぶことを通じ、英語運用力の強化を図る。また、国際社会の中で、民族や文化を「他者」として学ぶことに付随する課題について理解する。更に、今後の研究・学習に必要な地域の理解と英語運用力を身につける。学期末には、報告書やプレゼンテーションなど、学習成果のまとめを完成させる。
Independent Studies この授業は、他の授業で優れた成果を挙げた学生や、国際社会学や語学に精通した学生のための授業である。授業では、経済・ビジネス・法律・政治分野に関する、グローバル化・多様性・流動性・サステイナビリティ・メディアなどのテーマに焦点を当て学習計画を立案し、提案を教師に報告する。また、学習計画には、プロジェクトにとっての英語の必要性を明記する。計画が承認されれば、学生はプロジェクトの実行、分析、評価を行う。学期末には、報告書やプレゼンテーションなど、研究成果のまとめを完成させる。