2017.08.16 Wed
8月4日(金)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士の金井宣茂氏が、学習院大学理学部渡邉 匡人研究室を見学しました。

(左:渡邉匡人教授 右:金井宣茂氏)
渡邉 匡人教授を含む研究チームは、平成24年度の国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の研究公募の一般区分に「静電浮遊法を用いた鉄鋼精錬プロセスの基礎研究 ~高温融体の熱物性と界面現象~-(http://iss.jaxa.jp/kiboexp/participation/application/app_fy24general_selection.html)」というテーマで選定され、現在、「きぼう」に設置された静電浮遊炉での実験に向けて準備が進められています。
金井宇宙飛行士は、2017年12月頃から国際宇宙ステーション(ISS)第54次/55次長期滞在クルーとして長期滞在予定で、今回、宇宙実験の実験計画を提案した研究者の研究現場を直にみて、宇宙実験作業をより効果的に行うことを目的として、渡邉研究室を訪問されました。

渡邉先生と渡邉研究室の学生たちにより、研究の概要や地上で行っている実験についてレクチャーを行い、金井宇宙飛行士は「先生がどういう考えで研究を行っているのか、作業のコツやアドバイスを受けることで宇宙での実験の質を上げることができるのではと考えています。研究の現場の情熱を肌で感じることで自らのモチベーションも高まりました。」とコメント。
また、学習院大学生へ「ステージが進んでステップを上ると新しい可能性が見えてきました。学生の未来は無限大でどんなこともできると思います。今、勉強していることを突き詰めて深いところまで勉強すれば、将来さらにもっと面白いこと、思ってもみなかったようなあたらしい活躍の場が見えてくると思います。頑張ってください。」とメッセージをいただきました。
