【授業紹介】経営学科「演習(3年生)」(青木幸弘教授)

経済学部経営学科の選択必修科目B群の「演習(3年生)」より、青木幸弘教授の「消費者行動分析とマーケティング戦略」をテーマとしたゼミの様子をご紹介します。

取材した7月12日は、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン様と今年4月より進めてきたコラボレーション研究の最終報告会。都会にも存在する店舗空白地帯に住む人たちの生活課題・買物課題を解決するための事業提案が行われました。具体的には、学習院大学からも近い「新宿区下落合2丁目」を対象フィールドに、現地調査や住民インタビューに基づき検討された事業案が発表されました。この日は、学習院大学経済学部卒業生で株式会社セブン&アイ・ホールディングス 経営推進本部 常務取締役執行役員でいらっしゃる伊藤順朗 様、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 企業行動推進室室長 執行役員 杉山純子 様をはじめ本社スタッフの方々をお迎えし、プレゼンテーションへの評価とご講評を頂きました。

(写真手前から:伊藤順朗 様、杉山純子 様)

青木幸弘教授のゼミでは、実地のフィールド調査や消費者調査を重視しており、それらに基づき新製品や新規事業のコンセプト・メーキングを行っています。今回のコラボ研究でも、学生たちはA~Eまでの5班(1班あたり6~7名)に別れ、数度にわたるフィールド調査や地域住民へインタビューを行い、ファクトやエビデンスを揃えつつ、提案する事業内容を詰めていきました。

(A班の発表)

フィールド調査や人口統計分析、インタビューによって明らかになる地域の特徴や課題を踏まえ、さらにインタビューでは浮かび上がってこない潜在的ニーズなども検討した上で、課題解決のための事業案を発表しました。

各班から提案された事業のコンセプトは以下のとおり、
A班:コネクトセブン(学生を活用した買物でつながるサイクルの構築)
B班:シェアセブン (高齢者のシェアリングエコノミー参加支援事業)
C班:ウチなかコミュニティ(ネット掲示板を活用した地域密着コミュニティ形成事業)
D班:Communication Space Village(新たな地域交流スペース事業)
E班:セブンすっきり配達便(配送+資源ごみ回収の静脈系事業)
各々に、独自の視点・切り口での課題解決を考え、パワーポイントを駆使したプレゼンテーションは、どの班もみごとでした。

(伊藤様より総評)

各班による提案発表後、伊藤様より「知識や業態は常に新しいものが出て、やがては陳腐化してしまう。これに対して、フィールドワークやデータ分析など必要な調査を行い、ロジックやプロセスを踏んで考えていくこと、それをどうやって人に伝えるかという方法論を身につけることの大切さは、時間が経っても変わることがない。それをこの授業で学んでいることを知って欲しい。」と総評とアドバイスをいただきました。

最終報告会は、各班が提案した事業案に順位をつけるコンペ形式になっており、まずはセブン・イレブン様が、実現性や継続性・規模などの項目で評価され、これに学生同士の相互評価を加えて、今回はE班が優勝、A班が準優勝という結果に終わりました。

このように、経営学科では、企業とのコラボ研究や自治体との地域活性化研究など、授業やゼミの中で産学連携、地域連携などが盛んに行われています。