愛媛県立松山東高等学校との高大連携事業に関する協定書の締結

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3月11日(月)、愛媛県立松山東高等学校と本学の高大連携事業に関する協定書の締結式が行われました。

(左から 学習院大学 眞野 泰 副学長、井上 寿一 学長、松山東高等学校 村上 敏之 校長、豊島 吉博 同窓会会長 場所:愛媛県立松山東高等学校)

松山東高等学校は、本学初代学長(18代院長)である安倍能成の出身校であり、校内には本学より寄贈した安倍能成の胸像が設置されています。
※同じものが目白キャンパス(百周年記念会館)にも設置されています。

締結式後、校内にある明教館と史料館を見学させていただきました。
明教館は松山藩の藩校の講堂で、昭和12(1937)年、旧松山中学校(現松山東高等学校)の敷地の一画に移築され、今日に至っています。

今年度、旧制松山中学から数えて創立140周年を迎える松山東高等学校からは、これまで大江健三郎や正岡子規など多くの著名人を輩出しており、明教館の中には肖像画が掲げられています。
※安倍能成の肖像画は、左から3つ目。
また、夏目漱石が愛媛県尋常中学校時代に1年間教鞭をとっており、この体験を元に小説『坊っちゃん』が執筆されたことも有名です。

その後、井上学長による「安倍能成と戦後日本」というテーマでの講演会も行われました。
安倍能成の生い立ちから知識人としての活躍や学習院大学長としての取り組みなど、エピソードを交えながら講演しました。

今後は協定に基づく連携・協力として、高校への教員等の派遣や生徒の課題探究に係る指導・助言などを通し、高校における教育内容の充実・発展を図るとともに、将来の有為な人材の育成に協力していきます。