現役大学生による政策提言発表会(日本アカデメイア主催)において、本学の学生を含むグループが大賞を受賞しました

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大賞(ジュニア・アカデメイア賞)を受賞したグループの表彰式
右側 細田 勇気さん(学習院大学 法学部政治学科)

2019年3月19日 私たちが担う「ポスト平成」と題し、第4期「ジュニア・アカデメイア」の参加学生による政策提言発表会が行われました。

2015年10月に設立されたジュニア・アカデメイアは、次の時代を担う学生が主体となって、日本が直面する解決困難な課題について学び、考えることを主眼としています。また、人材育成の新しい仕組み作りや、「中核層」の育成を目指しています。
第4期では、慶應義塾大学、上智大学、東京大学、一橋大学などを始めとして9つの大学から41名の学生が参加しました。そのうち学習院大学からは4名の学生が参加しました。

左側 南咲 希さん(学習院大学 法学部政治学科)
テーマ「誰もがイノベーション人材になれる社会」
教育政策に関する提言発表を行う南さん

中根 優里さん(学習院大学 法学部政治学科)
テーマ「EBPMの新地平~統計問題から考える日本の未来~」

ジュニア・アカデメイアではおおよそ半年間にわたる全6回の集中講義に加え、同じ大学で固まらないことだけを条件に、学生の自主的な研究グループを編成し、研究テーマはもとより、研究方法、発表内容にいたるまで学生が自ら考え、グループ内で議論を重ね、指導教授によるアドバイスを得て、試行錯誤の末に今日の発表の場に挑みました。

発表を行う細田さん
テーマ「四輪駆動が開くフロンティア~イノベーションの活力は『地方』にあり~」

産・官・学・民を四輪駆動に例えた政策提言
4者の連携と、地方行政に焦点を当てた発表を行った

発表会では、各グループに20分の時間があてられており
前半10分が政策提言発表、後半の10分が校長や指導教授らとの質疑応答になっています。
提言の根拠となるデータや事例は十分なものであったかなど、自分たちのテーマについてさらに切り込んだ視点から質問が行われます。

質問に回答していくグループメンバー

地方行政の規模や、地域と住民の結びつきに着目し、行政のイノベーションを提言していったグループでしたが、質疑応答では少し“変化球の”質問も飛び出し、慎重に回答していきます。

本学の参加学生からは「大学のゼミよりも、はるかに大変だったが、よい経験になった」「(3年生なので)就職活動との両立に苦労した」などの率直な感想も聞かれ、参加学生が並々ならない労力を費やし、決意や熱意を持って取り組んでいる様子は清清しいまでに感じられました。

表彰式の様子

大賞に続き、各特別賞(茂木賞、佐々木賞、指導教授賞)も発表されました。

併せて佐々木賞を受賞した細田さんグループ
元東京大学総長の佐々木 毅 日本アカデメイア常任塾頭より

・W受賞を果たした細田さんのコメント
ジュニア・アカデメイアに参加するにあたり、自身の見聞を広げたり、また、ゼミの先輩が入っていたからこそ頑張ってみようという気になれました。
困難に感じたことは、班のテーマを決めるときの定義付けや、それに伴う政策提言の弊害。また、自分達が知らないことが多かったために、調査期間が長引いてしまったことです。

またグループディスカッションの難しさ、グループ研究を行う上で必要なことも学べることから、得るものが多かったと信じています。
ジュニア・アカデメイアに参加し、世の中では様々な問題があり、それらをどのような角度から解決していくのか、様々な観点からとらえられることを改めて勉強させられました。参加してこそいろいろな知見が得られると思います。

そうした自身の知らないことが様々あることを改めて実感し、これから先の人生、常に勉強し続け、新しいことを吸収していくことが、どのような時勢においても柔軟で必要な人材となりうると思いますし、そのような人間になっていきたいと考えています。