2020.12.16 Wed
2020年12月13日(日)、Zoom(ウェビナー)を用いて、理学部生命科学科、国際センターの共催による第8回学習院大学ブランディング・シンポジウムを開催しました。新型コロナウィルスの影響により初めてオンラインでの開催となった本シンポジウムは、『超高齢社会への新たなチャレンジ―文理連携型〈生命社会学〉によるアプローチ―』と題するブランディング事業を、本学独自で継続して迎えた5年目の成果と位置づけられます。視聴者は10代から80代までと幅広く、「生命社会学」として履修している42名の受講生を含む、115名の参加がありました。
本学文学部哲学科の小島和男教授の司会の下、プログラム前半では、アルツハイマー病治療薬開発の現状(高島明彦教授・本学理学部)や再生医療の最新動向(阿形清和所長・基礎生物学研究所)が紹介され、また新型コロナウィルス感染症の特徴が病態生化学の観点から解説されました(柳茂教授・本学理学部)。プログラム後半では、メタ倫理学(佐藤岳詩准教授・専修大学文学部哲学科)、医療倫理学(山本圭一郎室長・国立国際医療研究センター)の視点から、生命科学の発展に伴い急務となっている生命倫理的な課題についてご講演いただきました。最後の総合討論では、視聴者の質疑に各講師が文理それぞれの視点から応答するなど活発な議論が交わされました。
シンポジウム終了後に行われたwebアンケートによれば、87名の回答者のうち、82名(94.3%)が「満足」あるいは「どちらかと言えば満足」と回答し、例年を上回る盛況に終わりました。"分かりやすく楽しく受講できた""今後もよりいっそうの文理連携の取り組みを期待したい"という声も多く寄せられました。遠く岡山からの激励もあり、オンライン開催のメリットが十分に感じられるシンポジウムとなりました。
参考サイト
- 学習院大学ブランディング事業特設サイト
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