教授 
牧田 りえ

これから社会で皆さんを待っているのは、答えが見つかっていない問題ばかりです。与えられた情報を鵜呑みにせず、「なぜ、このようなことが起こるのか」と考える習慣をつけてほしいです。そして、少し勇気を出して、先生やクラスメイトたちにその問いを発信してみてください。共に考えていきましょう。

担当科目一覧

入門演習 Ⅰ
入門演習 Ⅱ
開発と環境の地理学
世界の貧困問題
Sustainable Development
Case Study Methods
専門演習 Ⅰ
専門演習 Ⅱ
卒業論文・卒業演習

授業(講義)

全科目を通じて、特に発展途上国が直面している問題に焦点を当てます。「開発と環境の地理学」(1年次)では「地理=暗記科目」というイメージを払拭し、空間・場所を統合的に考察するための地理的思考法を養い、「Sustainable Development」(2年次)ではこの言葉の持つ概念を具体的に理解し、「世界の貧困問題」(2年次)ではこの地球的規模の課題に対する社会科学の代表的なアプローチを学びます。研究方法論として「Case Study Methods」(3年次)を習得する機会も用意しています。

授業(演習)

異なるタイプのリサーチ・クエスチョン(研究課題)、各タイプに合わせた研究方法の選択、及び議論のつくり方について、入門演習から専門演習、卒論までの間に基本を繰り返しながら少しずつ習得していきます。卒業論文を完成する頃には、単なる事実の報告ではなく、因果関係を分析し、自分なりの議論を展開できるようになることを目標としています。専門演習では、発展途上国の貧困削減、環境保全に関心を持つ学生を歓迎します。

専門領域

  • 開発地理学
  • ポリティカル・エコロジー
  • 持続可能な生計
  • 農村社会変容

連絡先

  • E-mail :
  • 研究室 :南2-304

経歴

  • 2016年
    学習院大学国際社会科学部 教授
  • 2011年
    立教大学21世紀社会デザイン研究科 准教授
  • 2008年
    東京大学サステイナビリティ学連携研究機構 特任研究員 (インドThe Energy and Resources Instituteへ派遣)
  • 2007年
    ウーロンゴン大学(豪州)Centre for Asia Pacific Social Transformation Studies ポスドク研究員
  • 2006年
    オーストラリア国立大学 博士号(地理学)取得
  • 1998年
    (財)国際開発センター 研究員及び主任研究員
  • 1995年
    コーネル大学(米国) 修士号(国際農業・農村開発)取得後、海外経済協力基金(現JICA円借款部門)勤務
  • 1993年
    アジア経済研究所 開発スクール 修了

研究

発展途上国の、とりわけ貧困層が多く暮らしている村落部で人々の生計を豊かにし、かつ環境資源を保全していくための方法を探究しています。途上国の人々の視点から農業やその他の産業・生業を分析するだけでなく、先進国の消費者がフェアトレード運動や有機運動への参加を通じて途上国の人々の生計向上や環境保全に関与していく可能性も研究の対象としています。近年は、主に南アジアでフィールドワークを行なっています。

主要業績

  • Makita, R. (2016). A role of Fair Trade certification for environmental sustainability. Journal of Agricultural and Environmental Ethics 29(2), pp. 185-201. DOI: 10.1007/s10806-016-9604-0
  • Makita, R. (2016). Livelihood diversification with certification-supported farming: The case of land reform beneficiaries in the Philippines. Asia Pacific Viewpoint 57(1), pp.44-59. DOI: 10.1111/apv.12106
  • Makita, R. (2015). Fair trade and plantation workers in Asia. In L. Raynolds & E. Bennett (Eds.), Handbook of Research on Fair Trade (pp. 491-508). Cheltenham, UK: Edward Elgar Publishing.DOI: 10.4337/9781783474622.00039M
  • Makita, R. (2012). Fair Trade and organic initiatives confronted with Bt cotton in Andhra Pradesh, India: A paradox. Geoforum 43(6), pp. 1232-1241.DOI:10.1016/j.geoforum.2012.03.009
  • Makita, R. (2012). Fair Trade certification: the case of tea plantation workers in India. Development Policy Review 30(1), pp. 87-107.DOI: 10.1111/j.1467-7679.2012.00561.x
  • Makita, R. (2011). A confluence of Fair Trade and organic agriculture in southern India. Development in Practice 21(2), pp. 205-217.DOI:10.1080/09614524.2011.543277
  • Makita, R. (2009). New NGO‒elite relations in business development for the poor in rural Bangladesh. Voluntas: International Journal of Voluntary and Nonprofit 20(1), pp. 50-70.DOI:10.1007/s11266-008-9077-5
  • Makita, R. (2009). The visibility of women’s work for poverty reduction: Implications from non-crop agricultural income-generating programs in Bangladesh. Agriculture and Human Values 26(4), pp. 379-390.DOI:10.1007/s10460-008-9167-4
  • Makita, R. (2007). Livelihood Diversification and Landlessness in Rural Bangladesh. Dhaka, Bangladesh: University Press Ltd.(第12回国際開発研究・大来賞受賞)
    http://www.uplbooks.com/book/livelihood-diversification-and-landlessness-rural-bangladesh
  • Makita, R. (2007). Changing patron-client relations favourable to new opportunities for landless labourers in Rural Bangladesh. Journal of South Asian Development 2(2), pp. 255-277.DOI:10.1177/097317410700200204

その他

<科研費採択実績>

  • 薬草のコンテクストにおける貧困削減と環境保全の両立の探究、基盤研究C(代表)(2015年度-2018年度(予定))
  • 発展途上国の農村開発研究への地理学的アプローチ:貧困削減と環境保全の両立に向けて、基盤研究C(代表)(2012年度-2014年度)
  • グローバル・マーケティングを利用した貧困削減と環境保全の理論構築、研究活動スタート支援(代表)(2010年8月-2012年3月)