2015.05.29 Fri

応援団

ほとんどが初心者から〜強い信頼関係・最高のチーム〜 應援團チアリーダー部インタビュー

ほとんどが初心者から〜強い信頼関係・最高のチーム〜 應援團チアリーダー部インタビュー

学習院女子大学 国際文化交流学部国際コミュニケーション学科4年 チアリーダー部部長 阿部 沙織さん

華やかで、時にアクロバティックな技が光るパフォーマンス。経験が問われるイメージが強いチアリーディングですが、学習院大学のチアリーダー部では初心者も大歓迎なのだそうです。活動内容やふだんの様子について、部長の阿部沙織さんにお話をうかがいました。

Q1.入部のきっかけは?

阿部 沙織さん

高校でチアリーダー部に所属していましたが、大学では別の活動をしたいと思っていました。しかし入学後の新入生歓迎会のステージで、先輩方が生き生きと踊っている姿や、観ている人たちが「すごい!」と感動しているのを目にして、改めてチアリーディングの魅力に気づいたんです。私もステージに立って誰かに感動を与えたい、そんな思いがあふれてきて、入部を決めました。

Q2.普段の活動について教えてください。

イベント風景

練習は体育館で週に5日。月曜日と金曜日がお休みです。土日はイベントに出演したり応援に行ったりと、應援團でしか出来ない充実した日々を過ごしています。多く感じるかもしれませんが、みんな時間をやりくりして学業とうまく両立しており、アルバイトをしている部員も多いんです。現在、部員は25名。その8~9割は大学からチアリーダーを始めた初心者で、専属コーチの指導のもと、大会前は特に集中して練習に取り組んでいます。

Q3.学習院大学チアリーダー部の強みや特色を教えてください。

阿部 沙織さん

チアリーディングには、技やダンスを織り交ぜたパフォーマンスをする「競技」と、運動部の応援をする「応援」のふたつがあります。それぞれ独立した部が設けられるケースが多いなか、学習院大学チアリーダー部では、ひとつの部でその両方に取り組むことができます。また初心者が多いため、自分たちができる技をいかにきれいに、完成度高く仕上げるかということを追求しています。

Q4.主な発表の場は?

演技風景

年に4回、国立代々木競技場で大会があります。8月に開催される「JAPAN CUP」は、6月の地方大会で勝ち上がったチームだけが出場できる全国大会であり、1年のなかで一番大きな大会です。昨年のJAPAN CUPでは5年ぶりに決勝進出を果たし、応援団部門で準優勝することができました。そのほか、チアリーダー部、リーダー部、吹奏楽部の三部で構成されている「応援団」で行う運動部の試合の応援も主な発表の場となっています。

Q5.チアリーディングの魅力はなんですか?

演技風景

ひとつの目標に向かって、信頼関係を築きながらみんなで頑張れるところです。チアリーディングは、誰か一人でも欠けてしまったら成り立たない競技。時には悔しい思いをすることもありますが、みんなで乗り越えて演技をつくり上げ、観てくれた人から「感動したよ」「元気をもらった」と言ってもらえたときの喜びは何にも代えがたいものです。観客が笑顔になってくれることが、私たちの一番の原動力であり、自信につながります。

Q6.どんなところにやりがいを感じますか?

演技風景

チームの絆が感じられることです。誰かがスランプに陥ったときは、みんなで解決策を模索。普段の練習ではもちろん、ステージでも名前を呼び合ったりアイコンタクトをしたりして、常にコミュニケーションを大切にしています。チアリーディングには、他のメンバーの体を持ち上げたり、メンバーに体を預けたりと、信頼関係が築けていないとできないアクロバティックな技が多くあります。仲間を信じて技が決まると、本当に嬉しいんです。

Q7.メンバーの雰囲気を教えてください。

メンバー

練習には真剣に取り組み、部活動が終わるとみんなでおしゃべりをして大笑い。オンとオフの切り替えがしっかりとできるチームです。練習後にごはんを食べに行ったり、大会前に「頑張ろう会」、大会後に打ち上げをしたりとプライベートでも仲がよく、長期のオフにはメンバーと旅行に行くこともあります。大会でステージに立つことができる16名は全学年から公平に選抜されるので全員がライバル同士。部活動の場では、先輩、後輩にかかわらず指導し合い、切磋琢磨しています。

Q8.笑顔の秘訣は?

演技風景

演技風景

笑顔で観客を引き込む「表現力」は、採点基準のひとつになっているほどチアリーディングでは重要な要素。練習やステージで笑顔が足りていないと感じたら、「笑顔、笑顔!」と声を掛け合います。チアリーディングを続けてきたことで、人前に立つと自然と笑顔が出るようになりました。

Q9.今後の目標は?

演技風景

大会で200点以上を獲得することです。昨年の最高点は198点。200点の壁は、わずかなようでとても高いんです。2点の差を埋めるために、これまでの「美しさ」はもちろん、演技に迫力を出していきたいと考えています。表現力を磨いたり、より積極的に声を出したりと、ひとりひとりができることに全力で取り組む。そうすれば、おのずと結果に現れてくると信じています。

Q10.新入生へのメッセージ

阿部 沙織さん

チアリーディングの経験がない人も、「体が硬いから不安」という人も、いちから丁寧に指導するので心配はいりません! やる気さえあれば、上達することができます。ここには、小さな悩みでも親身になって相談に乗ってくれ、支えてくれるたくさんの仲間がいます。最高のチームで、好きなことに夢中になってみませんか?