2016.12.02 Fri

第67回 四大学運動競技大会 総合優勝奪還! ~ 終盤で見せた学習院大学の"力" ~

第67回 四大学運動競技大会 総合優勝奪還! ~ 終盤で見せた学習院大学の

平成28年10月21日(金)より10月23日(日)の3日間、今年で67回目となる四大学運動競技大会の本大会が武蔵大学を当番校として開催された。

開会式

昨年度、第66回大会では平成15年以来、12年ぶりに総合優勝を逃し、成蹊大学にその座を明け渡すこととなった。運動部会同士で競われる正式種目はもちろん連覇を果たしたが、一般種目においては成蹊大学に22.5点差を付けられ、総合優勝を逃したのだ。

カッコの大会

過去、本学が総合優勝を2年連続で逃したことは3度ある。
第11回(昭和35年)と第12回(昭和36年)に成城大学と成蹊大学に総合優勝の座を奪われ、第18回(昭和42年)と第19回(昭和43年)、そして、第22回(昭和46年)と第23回(昭和47年)に成蹊大学に連覇を許した。しかし、昭和48年より総合優勝を2年連続で逃すことはなかった。

昨年度の大会終了後、本学運動部常任委員会では総合優勝奪還をするべく、正式種目、一般種目ともに強化案を打ち出し、今年10月の大会に備え、着々と準備を進めてきた。 そして迎えた今年度、第67回大会の初日、暫定の得点は学習院大学66.5点、成蹊大学61.5点、成城大学44.0点、武蔵大学37.5点。この時点での得点は正式種目の得点であり、2位の成蹊大学との差はわずかに5点、今年度は正式種目で思惑通りの得点差をつけられずにいた。

大会1日目(10月21日)

大会初日、武蔵大学の大講堂で開会式が行われた後、正式種目はバドミントン、卓球、陸上競技の試合が行われ、一般種目は8競技が武蔵大学の江古田キャンパスと朝霞グラウンドにて行われた。

バトミントン

卓球

テニス

ソフト

1日目の一般種目は江古田キャンパスでバスケットボール、バレーボール、ソフトテニス、朝霞グラウンドでテニス、サッカー、フットサル、ソフトボール、軟式野球が行われ、昨年度、早々に敗退をしてしまった種目も善戦し、2日目、3日目へと勝ち進むチームが多かった。
朝霞グラウンドで16:30よりキックオフとなったサッカー、学習院A対成蹊Bの試合、両者一歩も譲らず激しい戦いとなり、勝負はPK戦までもつれ、学習院Aが見事勝利、2日目の決勝戦へと駒を進めた。また、試合終了後、本学運動部常任委員会へ上袖木公園陸上競技場で行われていた陸上競技部より、見事優勝をしたとの連絡が入り、勝利への気持ちは高まった。

サッカー

サッカー

サッカー

サッカー

大会2日目(10月22日)

大会2日目、暫定の得点は学習院大学85.5点、成蹊大学81.0点、成城大学50.0点、武蔵大学48.0点。じわりじわりと成蹊大学にその差を縮められる。大会2日目は正式種目はバドミントン、洋弓(女子)、水泳の試合が行われ、一般種目は8競技が行われた。江古田キャンパスで行われたバスケットボール(男子)は学習院大学が優勝し、朝霞グラウンドで行われた軟式野球も学習院大学が優勝した。しかし、バレーボール(男子)は残念ながら3日目へと駒を進めることが出来ず、一進一退は続く。

アーチェリー

バスケ

バスケ

野球

大会3日目(10月23日)

大会最終日、暫定の得点は学習院大学125.0点、成蹊大学124.0点、武蔵大学85.25点、成城大学79.25点。2位の成蹊大学とはその差1点、また、武蔵大学が成城大学を抜き、3位へと順位変動があった。大会3日目、正式種目は駅伝(男子・女子)と柔道、洋弓(男子)の試合が行われ、一般種目は4競技が行われた。 武蔵大学の正門を入ると正面にある3号館には四大戦の得点板が出され、暫定得点は参加学生も教職員も全員が見れる状況にあった。学習院大学の学生、教職員にとってはその僅差に厳しさを感じていた。
しかし、この大会最終日、学習院大学の"力"が発揮される。一般種目、バスケットボール(女子)は惜しくも敗れるも、ソフトテニス(女子)・バドミントン(女子ダブルス)が2位、バドミントン(男子ダブルス)が3位と得点を積み上げる。正式種目、柔道は惜しくも敗れるも、武蔵大学の朝霞グラウンドで行われていた正式種目、洋弓(男子)が見事1位。

そして、各大学の応援団が集結し、本大会で一番の盛り上がりを見せる正式種目の駅伝、10:00に女子が出走した。激しい競り合い、激走を続け、1位を勝ち取る。直後の11:00に男子が出走。序盤、大きく出遅れ、かなりの差をつけられるも、学習院大学はあきらめない、立ち止まらない。追い上げ、大差を縮め、逆転。見事に1位となる。学習院大学学生も教職員も感動し、喜びを爆発させた。

駅伝

駅伝

駅伝

駅伝

応援団

チアリーディング

最終日、勝ち取り、得点を伸ばした感覚はあるものの、他大学も着実に得点を伸ばしていることを感じていた。正直、達成感はあるものの優勝は確信できなかった。

迎えた閉会式。得点発表の時。

「第4位 成城大学 93.25点」

「第3位 武蔵大学 108.25点」

「第2位 成蹊大学 143点」

「総合優勝 学習院大学 144点」

表彰

67回と長い歴史を持つ四大学運動競技大会においても、名勝負となる大会であったことは間違いない。今年、見事、学習院大学が総合優勝を奪還した。