2019.11.12 Tue

ラケットボール同好会

全国チャンピオンも輩出! 未経験から始める「ラケットボール」の魅力 ~ラケットボール同好会インタビュー

全国チャンピオンも輩出! 未経験から始める「ラケットボール」の魅力 ~ラケットボール同好会インタビュー

三列目 右端:長坂康汰さん(2017 年度 主将)経済学部経営学科 4年
三列目 左から3 番目:広瀬一樹さん(2018 年度 主将) 理学部数学科 3年
前列 左端:荒井美樹さん(2018 年度 主務)文学部心理学科 3年

"室内テニス"ともいわれ、前後左右の4 面の壁と天井を使いながら、専用のラケットでゴムボールを打つスポーツ「ラケットボール」。部員のほぼ全員が未経験者からのスタートにも関わらず、全国チャンピオンも輩出しているという学習院大学ラケットボール同好会は、「大学でなにか新しいことを始めたい」と考える人にぴったりだ。

全員が初心者スタート。ラケットボールは"勝ちに行ける"スポーツ

このサークルに入ったきっかけを教えてください。

練習風景

練習風景

広瀬:中・高と他のスポーツを経験してきたのですが、大学では何か別の新しいことに挑戦したいと思っていました。そこでラケットボール同好会の試打会に参加したところ、とても楽しくて。それに、ラケットボールは全員が初心者からのスタートなので、"練習次第で誰でも勝てる"というところに魅力を感じました。やるからには勝ちたい、と思っていたので、自分に合っているんじゃないかと思ったんです。
 
荒井:私も、何か新しいスポーツを始めたくて試打会に参加しました。テニス経験者だったこともあって初日からラケットにボールを当てることができて、先輩も褒めてくださり、すごく楽しかったんです。先輩方の仲の良さも魅力的で、すぐに入部を決めました。他のサークルは全く見に行かなかったくらいです。
 
長坂:僕は大学に入学するにあたって、"何かで一番になる"という目標を立てていました。いずれ卒業して社会に出て行くにあたって、「大学でコレをやりました」と胸を張れるものが欲しくて。スポーツは幼稚園時代からずっとサッカーを続けてきていたんですが、全員が初心者という同じスタートラインに立って始められるラケットボールを知って、これなら一番になれるかもしれないと思って、入部しました。

ラケットボールの魅力って、どんなところにありますか?

練習風景

広瀬:やはり、ほぼ全員が未経験者なので、誰でもうまくなれるし、勝ちに行ける、というところです。とくに1年生のうちは、練習量がものをいいますから、練習すればするほどうまくなれます。ルールもそれほど難しくなく、基本的には「来たボールを前の壁に打ち返す」というシンプルなものなので、とても始めやすいスポーツなんです。
 
荒井:ラケットの面も大きいしゴムボールもよく弾むので、球技の経験がなくても、必ずラケットにボールを当てられると思います。
 
長坂:そして、めちゃくちゃ動きます! 運動量はテニスの2倍ともいわれているんです。すばやく動くボールを常に目で追っているので、動体視力も鍛えられるんじゃないでしょうか。
 
荒井:ずっと走っているから、試合が長引いたときは汗がとまらないほどです。それに私はスポーツはやりたいけれど日焼けは避けたいなと思っていたので、ラケットボールはその点でもぴったりでした。

練習風景

学内はもちろん、学外にも広げられる交友関係が自慢

普段のサークル活動について教えて下さい。

練習風景

広瀬:練習は週1 回、大泉学園のティップネスのコートを使用して行っています。基本的なラリーの練習をした後は、試合形式の練習をすることが多いです。それでは足りないという人は、個人的にジムに入会して練習しています。僕もその一人で、土曜日の夜と、ほかの空いた時間にジムに通っています。逆に、週1回がちょうどいいペースだという人もいますし、複数のサークルをかけもちすることも可能です。大会への出場も基本的には任意なので、出る人は年間を通じてフルで出ますが、そうでない人もいます。

サークル内の雰囲気や、先輩・後輩との仲の良さはいかがですか?

練習風景

練習風景

荒井: 各学年15 人前後は部員が在籍しているので、必ず同じ学部学科の先輩・後輩につながりが持てます。もちろん横のつながりも強くて、みんな仲がいいです。
 
広瀬:同じ学部学科の先輩がいれば、テストの過去問題を教えていただいたり、勉強法のアドバイスをもらったりすることもできます。みんな仲がいいサークルなので、練習の後に飲みに行ったりすることもよくありますよ。
 
長坂:他の大学の友達もたくさんできます! ラケットボールサークルのある大学自体は多くないのですが、自然と知り合いが増えます。僕は今年、複数の他大学の友人と旅行にも行ってきました。
 
荒井:他大学の人とペアを組むというルールがある大会もありますし、大会で顔を合わせるうちに仲良くなったり、通っているジムを通じて友人ができたり、学生だけでなく社会人の方からもアドバイスをいただける関係になったり......。交友関係は本当に広がりますね。
 
長坂:部員はスケジュール管理が得意な人が多いんじゃないかと思います。活動は週に1回しかありませんし、特殊なコートを使うのでいつでもどこでも練習できるわけじゃない。個人でジムに通っていれば特に、自分でお金を払っているという事実は大きくて、この曜日は必ず練習へ行こう!という気持ちが働くんですよね。もし学内にコートがあって自由に使えるような環境だったら、モチベーションの持ち方が違っていたかもしれません。

大会への出場を経験して、成長を実感

学習院大学ラケットボール同好会は、全国大会での優勝者も輩出しているとか。

表彰

長坂:個人としての大きな大会は、5 月に開催される学生オープン大会です。僕はそこで2017 年・2018 年と2連覇させてもらいました。さらにそこで優勝すると、11 月に開催される社会人大会にも予選なしで出場することができるので、今はそれに向けて練習をしているところです。2学年上にも、個人で2 連覇されていた先輩がいらっしゃいました。
 
広瀬:団体戦では、2018 年夏の大会で女子が3位入賞、男子がベスト6 に進出しました。過去には優勝も経験しているので、団体でももっと良い成績を出せるように頑張っているところです。ちなみに毎年、夏の大会は、1年生が初めて出場する大会でもあります。

大会への出場は、貴重な経験になりそうですね。

部員

部員

広瀬:はい、僕自身、毎年2月に開催される、フレッシュマンズカップという1年生だけが出られる大会での経験が印象に残っています。やるからには勝ちたい、という思いで、ジムに入会したのも早かったですし、かなり身を入れて練習していましたね。結果は3位に入ることができ、その後の練習の励みになりました。
 
荒井:私も1 年生のときのフレッシュマンズカップ出場はターニングポイントになりました。私は3位だったのですが、準決勝で同期の女子に負けてしまったことがとても悔しくて。普段、練習内容も練習量もほぼ同じだと思っていたのですが、負けてしまって、自分には何が足りなかったのかと、本気で考えました。その試合の後は、友人がジムに行かないときでも自分は行って練習したり、先輩や社会人の知人からアドバイスをもらったりするようになり、ラケットボールをもっと頑張ろうと思うきっかけになりました。
 
長坂:僕は2 年生の5 月までは、練習試合も含めて、負け知らずでした。フレッシュマンズカップでも優勝して、正直天狗になっていたところもあったんですが、2 年生の5 月の全国学生オープン大会で初めて同期に負けたんです。そこで伸びた鼻をぽっきりと折られ......。
そのタイミングで目にしたのは、2学年上の全国チャンピオンの先輩の、謙虚な姿勢でした。試合中でも相手に敬意をもっておられたし、まったく驕ることがなくて。強いだけじゃだめなんだと、謙虚な気持ちでいることの大切さを学びましたね。

気の合う仲間と、一生ものの自信を手に入れよう

最後に、受験生や新入生へメッセージをお願いします。

集合写真

長坂:僕の場合はラケットボールでしたが、何でもいいので、とにかく"一番"になってほしいですね。きっと自分の自信になり、将来の就職活動のときや、社会人生活においても役に立つと思います。
 
広瀬:サークルに入ることで、仲間ができる。コミュニティに所属するっていうのはとても大きな意味があると思うんです。ぜひ気の合う仲間と出会って、いろんな経験を共にしてほしいです。