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学科・専攻紹介

生命科学科・専攻が目指すもの

世界中の研究者により、次々と謎が解明されている
最先端の学問領域が、生命科学

生物を観察することが主だった生物学は、DNA、タンパク質など分子レベルの研究が進んだことで、従来の化学、物理学の一部を取り込み、生命科学という新しい学問領域としてめざましく発展しています。
ながらく現象的に捉えられてきた生命の姿が、その分子的実体が明らかになるにつれ、世界中でその研究に注目が集まっています。これまで謎だったことが解明されるに従って、新たな謎が次々と生まれている、最先端の学問領域といえます。

社会的な注目度も高く、医療、薬品などの分野、難病の治療などについての成果が期待されています。



分子レベルで生命現象を明らかにすることで、人類の未来を拓く可能性も

チンパンジーと人類の遺伝子を比べると、異なる部分は数パーセントといわれています。モデル生物であるラット、ショウジョウバエ、線虫でも、生命体としての基本的な活動、細胞の作りなどはヒトと殆ど同じなのです。僅かな違いが人間と動物との差になっています。モデル生物の遺伝子や細胞を研究することで、人間の生命活動と共通する部分がわかれば、病気の治療や、より健康で長生きすることに活かすことができます。ガンは細胞分裂が制御できない状態で増殖し続け、人を死に至らしめますが、ガン細胞と正常細胞の違いも僅かです。分子レベルでその違いを解明できれば、地球上からガンをなくすことも可能になるのです。



トップレベルの教授陣、最新の研究施設により、問題解決のための基礎研究を推進

基礎研究の発見が、社会に大きな影響力をもつのが生命科学分野の特徴です。植物には二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出す働きのあることは知られていますが、その仕組みが明らかになれば地球温暖化など環境問題の解決の糸口が見つかるかもしれません。
学習院大学理学部生命科学科には、トップレベルの研究者が集まっており、少人数の環境、最先端の研究機器や施設で学ぶことができます。学部生、大学院生でも世界的な発見をする環境が整っているといえるでしょう。

生命への好奇心、チャレンジする心をもった学生の参加を期待しています。

沿革



1991年4月 生命分子科学研究所開設
2008年4月 生命分子科学専攻開設
2009年4月 生命科学科開設
2009年12月 南7号館竣工

南7号館

生命分子科学研究所

平成3年に設立以来、生命分子の構造と機能、生成機構の研究における最先端の設備を導入し、タンパク質の生命への関わりの解明を目指して、ポストゲノム時代の最先端に挑んでいる「生命分子科学研究所」。
生命科学専攻が発足した平成20年以降は、自然科学研究科・生命科学専攻の教員が、この研究所を兼務しています。
生命系の学生は、4年生になるとこの研究所で日夜、実験と研究に没入します。また、これらの研究を、社会に開かれた形で行うために、企業からの派遣研究者の受け入れなども積極的に行ないます。

関連リンク

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