経済学科カリキュラム

Curriculum
学習院大学の経済学科では「経済学」という大きな学問体系を、一編の物語の1ページ目から順序立てて読み進めていくように、基礎から応用まで丁寧に知見を積み重ねていきます。

1. 経済学における基礎的な思考力を育てる「専門基礎科目」

経済学では、最初に理解するべき"型"がいくつか存在します。ミクロ経済・マクロ経済の基礎理論、統計学や経済数学などは、すべての課題分析のベースになる大事な知識です。これらの多彩な専門教育を1年次から時間をかけて習得し、経済学の全体像を把握するとともに、応用に向けた思考力を鍛えていきます。さらに、初年次教育として、少人数制のゼミ形式による入門演習では、専門科目の勉強を効果的に行う手法を学びます。2年次からは財政学、金融論、国際経済学などの応用分野における基礎を学び、自分の学びたい専攻を選んでいきます。また、英語で学ぶ専門教育も充実しています。1年次から外国書講読や英語で学ぶ経済学などを開講し、さまざまな経済問題を英語で議論します。
【専門基礎科目:必修科目】
基礎ミクロ経済学、基礎マクロ経済学、統計学入門、経済情報入門
【専門基礎科目:選択必修科目】
入門演習、一般経済史、経済数学、経済政策、国際金融論、社会保障論、英語で学ぶ経済学、外国書購読など

2. 興味・関心に沿って、それぞれの個性と実践力を伸ばす「専門応用科目」

経済学の基礎的な理論を習得した後は、自らの興味・関心に沿って「どんな領域の課題解決について考えるか」を定め、応用分野をより深く、選択的に学んでいきます。実務に携わっている講師による科目、多様な学生ニーズを反映した特殊講義、3年次以降の少人数教育による上級科目など、基礎から実践へと、実社会に生かす力を身につけます。さらに、2年次から4年次まで自らの専攻する演習(ゼミ)に所属し、研究テーマの設定など主体的な学びを通して、より現実に即した課題解決力、そして、いつの時代にも必要な、考える力、表現する力、相手に働きかける力を磨いてきます。
【専門応用科目:選択科目】
演習、会計総論、経済学特殊講義、経済発展論、地方財政論、証券市場論、専門の上級科目(学部・大学院共通科目)など

3. 幅広い教養を培い、視野を広げることで多様な社会問題の理解を深める「自由科目」

経済学科では、経済学の原理を体系的に修めることを重要視する一方で、経営学や法学・政治学などの経済学と近しい学問領域に触れる機会を、関連科目として幅広く用意しています。また、一般教養を学び、現代社会のさまざまな問題への理解と自らのキャリアを考えるため、基礎教養科目、外国語科目、情報科目、スポーツ・健康科学を1年次より柔軟に履修できるカリキュラム体制をとっています。自由科目で学べる内容には、簿記論、商法や労働法、または金融リテラシーとライフデザインなど社会に出た時にそのまま職能として生かせる科目も多く、卒業後の進路を見据えて着実に実力を蓄えることができます。
【関連科目:自由科目】
経営学総論、簿記入門、財務会計、プロダクト・マネジメント、民法、経済法、社会心理学など
【総合基礎科目:自由科目】
各種外国語科目、キャリア・デザイン、インターンシップと仕事経験、エコロジー、金融リテラシーとライフデザイン、海外フィールド研修など
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