Information特別総合科目Ⅰ(外交官)にて外務省の近藤庸史氏による特別講義が行われました。

7月15日(水)の特別総合科目Ⅰ(外交官)(担当教員:原田武夫非常勤講師)の授業にて、外務省大臣官房人事課課長補佐の近藤庸史様に特別講義を行って頂きました。
本授業は株式会社原田武夫国際戦略情報研究所代表取締役CEOであり、元外交官でもある原田武夫非常勤講師が担当する科目です。原田講師は本校において2022年4月より非常勤講師を務めており、「外交官論」及び「国際儀礼」の授業では外交・国際関係の第一線で活躍する外部講師を招聘し、学生が国際社会の実務をより身近に感じられる授業を展開しています。今回の招聘授業では外務省大臣官房人事課課長補佐の近藤庸史様を講師としてお迎えし、「外務省専門職の業務」をテーマに御講義いただきました。
講義では、はじめに外務省の任務や組織、外務本省と世界各地の在外公館との役割分担について説明がありました。その上で外務省専門職員に求められる高度な語学力や、特定の国・地域、国際法、安全保障、軍縮・不拡散、経済、広報文化などに関する専門的な知見について具体的に御紹介いただきました。
また、外務省専門職員の採用試験制度や入省後の実務研修・語学研修、海外での在外研修、在外公館勤務を経て外交の専門家として成長していくキャリアパスについても詳しい説明がなされました。専門職員が40を超える研修言語を通じて各国・地域への理解を深め、外交の第一線で活躍していることも紹介されました。近藤様からは御自身が外務省専門職員として入省された経緯に加え、ウルグアイ及びボリビアの在外公館における勤務経験、国連政策、平和構築、軍縮・不拡散、中南米外交など、本省及び海外で携わってこられた多様な業務について実際の写真や具体的なエピソードを交えながらお話しいただきました。
さらに、政府要人の通訳や訪問の調整、相手国の政治情勢に関する情報収集、日本文化を紹介する行事の企画・運営、日本企業の海外活動支援など、外交官の仕事が政策立案や交渉だけにとどまらず極めて幅広い実務によって成り立っていることが示されました。講義後の質疑応答では多くの質問が寄せられ、近藤様より一つひとつの質問に御自身の経験を踏まえて丁寧にお答えいただき、学生にとって外交の仕事や国際社会に関わるキャリアを具体的に考える貴重な機会となりました。

本授業を通じて学生は外交官及び外務省専門職員の役割について理解を深めるとともに、語学や専門知識を生かして我が国と国際社会をつなぐ仕事の意義について学びました。近藤庸史様をはじめ、本招聘授業の実施に御協力いただきました外務省大臣官房人事課の皆様に心より御礼申し上げます。
国際文化交流学部非常勤講師 原田武夫