教授野崎 与志子
学生参加型の授業方法、「アクティブ・ラーニング・メソード」を用います。一人ひとりの学生が、積極的に授業や課題に取り組み、学ぶことを期待します。
担当科目一覧
- 海外研修Ⅰ・II
- Social Diversity
- Theme-based-discussions: Gender and Development
- CLIL Seminar: Human Rights and Economic Development I & II
学生参加型の授業方法、「アクティブ・ラーニング・メソード」を用います。例えば、私がよく用いる方法には、ショウ・アンド・テル、シンク・ペア・シェア、グループ・ディスカッション、チーム・ディベート、ロール・プレイ、リーダーズ・シアター(「朗読劇場」)、モック・コンファレンス、ゲーム、チーム・プロジェクト等があります。一人ひとりの学生が、積極的に授業や課題に取り組み、学ぶことを期待します。 授業内容としては、一つの文化や社会における多様性を理解することを目指します。特に、日本社会や国際社会を、女性、民族的マイノリティー、その他の社会・経済・文化といった面で不利な立場に置かれている人々(子どもや若者も含める)の視点から理解し考察することを目指します。学生が、人種、階級、男女、国民国家、といった政治社会学的な概念を日本語でも英語でも使いこなせるようになって欲しいです。
経歴
2016年 | 学習院大学国際社会科学部 教授 |
2014年 | 早稲田大学 留学センター 教授(~2016年) |
2013年 | 大学基準協会 研究員(~2014年) |
2012年 | ニューヨーク州立大学バッファロー校 名誉准教授(~現在) |
2002年 | ニューヨーク州立大学バッファロー校 教育リーダーシップ及び教育研究学科 助教授・准教授(tenured)(~2012年) |
2000年 | ニュージーランド(国立) マッシー大学 教育社会政策研究学科 専任講師(tenured)(~2001年) |
研究領域
歴史社会学社会調査法日本研究米国研究ジェンダー高等教育研究内容
私は自分を「歴史社会学」という分野における研究者であると位置づけています。主なフィールドは日本とアメリカ社会です。研究の手法としては、社会科学の手法で集められたデータや様々な資料を細かく検討し、過去から現在にかけての社会変化への理解を深めることに興味を持っています。特に、近年は人口統計データや質的・民族誌的なインタビュー調査データを多く用いています。また、政治・経済・教育的葛藤の問題、ジェンダー、人種や民族、階級といった社会の力関係、包摂と排除の実態、特別な形態のアイデンティティーの構築、国家権力の影響、市民や市民グループの役割といった問題の探求にも取り組んでいます。
主要業績
- 野崎与志子. (2013). ジェンダー・ダイナミックスとアメリカ社会の変化:女性の労働参加とグラス・シーリング [Gender dynamics and shifting American society: Women’s labor participation and glass ceiling]. アジア太平洋研究, 38, 39-51.
- 野崎与志子. (2013). 高等教育と逆ジェンダーギャップ:アメリカ合衆国の事例から(研究ノート) [Reverse gender gap and higher education: Views from United States(a research note)]. 大学評価研究 12、141-158.
- 野崎与志子. (2012). 高等教育と逆ジェンダーギャップ:モンゴルの事例から [Reverse gender gap and higher education: Views from Mongolia]. アジア太平洋研究, 37, 103-114.
- 野崎与志子. (2020). アメリカ合衆国における高等教育と連邦政府:間接的関与の在り方 [Higher education and the role of federal government in the United States:The ways of indirect involvement]. アメリカ教育研究, 30, 112-126.
- 野崎与志子. (2017). オーストラリア高等教育の国際化と質保証 [Internationalization of Australian higher education and its quality assurance]. In 高等教育のあり方研究会/国際的質保証に関する調査研究部会(編)、高等教育の国際的質保証に関する調査研究報告書 (pp. 27-49). 東京: 公益財団法人大学基準協会.
その他
大学基準協会 「国際的質保証に関する調査研究部会」部会員
連絡先
研究室 : 南2-302