海外研修レポート(短期・イギリス・SOAS, University of London)
- 研修期間:Short-term(6週間)/2016年7月31日~9月11日
- 研修種類:Language study
- 留学先国名:イギリス
- 留学先:ロンドン大学SOAS(東洋アフリカ研究学院)
英語漬けの毎日。その分、英語力が鍛えられる!
吉野和希くんは、この夏に唯一国際社会科学部からロンドン大学SOASに参加した学生です。家族と海外で生活した経験はありますが、1人で海外に滞在するのは初めての経験だし、留学条件のスコアを満たしていて、自分に不足しているアカデミック英語を強化したいと参加したそうです。帰国した吉野くんにインタビューしました。
Q.研修先はどのような大学ですか。
A.SOAS(東洋アフリカ研究学院)は、ロンドン中心部に位置するロンドン大学の1つです。SOASが実施するサマープログラムは、アジア、アフリカ地域だけでなく、北米やヨーロッパからも多くの学生が参加しています。参加するためには、IELTSのスコアが必要で、一定の英語力を有した学生で構成されています。
【写真】SOASのメインビル
Q.SOASではどんな勉強をしていますか。
A.私が参加したSOASのサマープログラムのコースの一つである"Intermediate Reading & Writing Course"は、アカデミック英語の読解力と書く力を主に強化するプログラムになっており、英語力を測定するためのテストの一つであるIELTSを受験して5.0点以上の点数を取得した学生が参加しました。このコースには、わたしを含む日本人のみならず、中国や韓国、そして台湾からの学生も参加しました。期間は6週間で、全出席日数(計30日間)のうち80%以上の出席を必要としています。基礎から徐々にアカデミックスキルを向上していくため、アカデミック英語を向上したい学生に最適なコースだと思いました。
【写真】SOAS作成のテキストによる授業
Q.日常はどのように過ごしていますか。
A.授業は平日の10時から15時まであり、SOASの学生寮に滞在しています。毎朝8時半頃には大学に到着し、規則正しい生活を続けています。寮は徒歩30分ほどのところにあり、歩いて通学しています。また、SOASでできた友人と昼休みに大学近くのレストランに食事に行くこともあります。
【写真】吉野くんとSOAS
Q.どのような経験をしましたか。
A.まず驚いたことですが、渡英する前に現地の留学サポートに加入してその日本人スタッフに空港から寮まで車で送ってもらったのですが、途中トンネル内で突然車が故障し、1時間ほど立ち往生しました。また市内を散策していると、突然不審者に声かけられて現金を要求されましたが、とっさの判断で英語ができないかのようにごまかしたことで、何とか難も逃れました。反対に楽しかったことは、SOASでできた友人とともに、市内のレストランや観光地に足を運んだことです。特に印象的だった場所は、グリニッジにある旧王立天文台の展望台から眺めるロンドン市です。そこから眺める絶景は、圧巻の一言でした
【写真】グリニッジからロンドンを一望
Q.留学を終えてみて学んだことはありますか。
A.私は幼いころ、家族で海外に住んでいた経験があります。帰国後も家族と海外旅行に何回か行きましたが、その反面、一人で海外に行くということはありませんでした。今回は私にとって初めての留学であったことに加え、一人で初めて海外に行くということでもありましたので、最初は不安が大きかったです。しかし、時が経つにつれ、それまで日本で体験できなかったことがたくさんあったことに対し、すこしずつ、「このようなことは、また海外に行かない限り体験できないのではないか」と前向きにとらえるようになりました。6週間という長いようで短かった期間の中で、私は様々な体験をしてきましたが、私を大きくしてくれた、貴重な財産です。皆さんにも、留学を通して様々な物事に触れて、世界観を広げてくれたらと思います。
【写真】6週間お世話になったSOASのスタッフと