金 素延准教授のゼミが国際合同発表会を開催しました

金 素延准教授のゼミが国際合同発表会を開催しました
2025.02.252024年12月15日、金 素延 准教授の金ゼミは、シンガポール経営大学(SMU)のホー・ジャック・ヨン(Jack Young Ho)先生のゼミの学生を迎え、「職場における多様性、文化、そしてジェンダー」をテーマに合同発表会を開催しました。
合同発表会では、金ゼミから5チーム、SMUから5チームの計10チームが参加し、テーマに関する実証的研究の成果を発表しました。
文化的背景やジェンダー、年齢、国籍などの多様性が組織にもたらす影響に加え、多様性に対する社会的な認識、固定観念、さらに多様性を尊重し、活用するための組織や社会の役割に関する研究が発表され、多様性について様々な観点から考察する場となりました。各チームが発表したトピックは、以下の通りです。
学習院大学
1. 日本におけるダイバーシティマネジメントに求められるリーダーシップスタイル
2. リーダー層のダイバーシティ&インクルージョン推進行動が部下のモチベーションにどのような影響を与えるか
3. ダイバーシティ経営とウェルビーイングの関係性
4. 企業におけるジェンダーダイバーシティ施策と従業員満足度の関係
5. 年齢多様性は組織に所属する労働者の勤務態度に影響を与えるか
シンガポール経営大学
1.家族計画と仕事・生活のバランスの関係性:組織方針と実務への示唆
2. 伝統的ジェンダー規範による職業のジェンダー化:日本とシンガポールの労
働市場の比較分析
3. 大学学部生のジェンダー認識とキャリア志向の関係
4. 大学のサークル活動におけるジェンダー・国籍がリーダーシップの形成に及ぼす影響と多国籍職場における異文化コミュニケーションへ影響
5.日本におけるジェンダー平等の認識に対する環境要因の影響:制度的規範が個人の意識に与える影響
発表当日は、NTTデータ経営研究所の方々や明治大学のマーリ クエク(Mary Quek)先生が参加し、質疑応答を通じて意見交流や議論が活発に行われました。
両大学の参加学生たちは、研究の過程で、アンケートやインタビュー調査用の設問項目の通訳やアンケートの配布などを協力しながら進め、発表に向けて準備を進めました。この準備の過程や交流会、そして合同発表会を通して、多くの知的な刺激を受け、大きく成長する機会を得ました。また、国際的な交流を経験することで、情緒的な面でも成長する貴重な機会となりました。
今後も、学習院大学とシンガポール経営大学が、学術的かつグローバルな視点での連携をさらに深め、相互の発展に努めていくことを期待しています。