海外研修

海外研修レポート(オーストラリア・The University of New South Wales)

海外研修レポート(オーストラリア・The University of New South Wales)
小栗 弥一郎さん
  • 研修期間:中期(1学期間)/2018年2月15日~7月27日
  • 研修種類:学部授業履修
  • 留学先国名:オーストラリア
  • 留学先:The University of New South Wales

Q.研修先はどのような大学でしたか。

世界トップレベルの教育水準の大学で、特に興味のある会計学を含む経営分野に強い学校であることから研修先に選びました。キャンパスはビーチまで15分の立地にあり、広大な敷地に教室はもちろんのこと、12階建ての図書館や映画館、パーティ会場などを擁する大規模な大学でした。アジア人の学生が多く在籍していて、様々な国籍の学生と交流できるのも魅力でした。

そっぽを向くコアラ

Q. どのような授業を履修しましたか。

会計学を中心に、マネジメントなどの経営分野の授業を履修しました。大人数の講義形式だけでなく、少人数のセミナー形式の授業もあり、議論や演習を通して疑問を解消しながら、講義内容の理解を深めていくことができるカリキュラムになっていました。勉強量の多さは渡航前から覚悟していましたが、学期末レポート5,000word(日本語で10,000字)など、予想以上の多さでした。課題の量は多かったですが、国際社会科学部での授業のおかげで、理解に苦しむことはほとんどありませんでした。
また、金曜日は授業を入れず、国際的な財務コンサルティング企業でのインターンシップを行いました。

時間
9:00- 管理会計
(セミナー)
  人的資源管理論
(セミナー)
国際財務会計論
(セミナー)
財務コンサルティング企業でのインターンシップ
10:00-      
11:00-     財務会計論
(講義)
 
12:00-   国際財務会計論
(講義)
  財務会計論
(セミナー)
13:00- 人的資本管理論
(講義)
   
14:00-   会計監査論
(セミナー)
 
15:00-      
16:00-        
17:00- 日本語初級
(アシスタント)
    管理会計
(講義)
18:00-    

Q. 学生生活はいかがでしたか。

勉強に専念できるように、滞在先はホームステイを選びました。大学から少し距離がありましたが、ホストファミリーは優しく、快適に過ごすことができました。授業の間は自習の時間にしていましたが、机に向かう時間が長いので大学内のジムにもよく通っていました。ジムの中には50mプールもあり、日本の大学にはない規模の大きさに驚きました。大学では喫茶部に所属していたので、週末は友人とアフタヌーンティーを楽しんだり、ホストファミリーと観光にも行きました。

ホストファミリーとの食事

Q. 海外研修にあたり利用した制度などはありますか。

文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」プログラムに合格し、事前準備金や月々の生活支援金を受け取ることができました。金銭的な負担が軽減されるのはもちろんのこと、本プログラムを協働する企業の方とワークショップするなど勉強になることも多く、就職活動にも役立つ内容になっていますので、これから海外研修に行く方にはぜひチャレンジしてほしい制度です。他には、国際社会科学部生だけが対象の援助金にも採択され、学習院大学から55万円の受給を受けることができました。

Q. 海外研修を通して学んだことを教えてください。

会計知識を学び、国際会計基準の研究を行うという目標を立てて海外研修に参加しました。現地での勉強はとても大変でしたが、教授の指導を受けながら論文を書き上げることができたのは、自分の中で大きな自信になっています。また、コンサルティング企業でインターンシップは自分のキャリアを考える上で、とても良い経験になりました。今は米国公認会計士の資格取得を目指して勉強していますので、業種は違いますが、世界の人々と働くことを経験できたのは大変意義のあるものになったと思います。