海外研修

海外研修レポート(ノルウェー・University of Oslo)

海外研修レポート(ノルウェー・University of Oslo)
友田 輝美さん
  • 研修期間:長期(2学期間)/2021年8月1日~2022年6月30日
  • 研修種類:学部授業履修
  • 留学先国名:ノルウェー
  • 留学先:University of Oslo

Q.研修先はどのような大学でしたか。

ノルウェーの首都のオスロにある大学です。ノルウェーの中で1番大きな大学でキャンパスも複数あります。敷地はかなり広く、最寄り駅もいくつかあるので、目的地に合わせて交通手段を選び、降りる駅を変えていました。キャンパス内に病院・薬局・本屋・カフェテリア・コンビニ・バーなどもあり、日本ではあまり見かけない設備が整っているのが印象的でした。特に図書館はグループ学習ができる部屋が用意されていたり、様々な形の椅子があったりと自由なスタイルで勉強できる環境が整っていました。

【写真】大学図書館の入口

Q.なぜノルウェーを海外研修先に選んだのですか。

私の留学の目的の1つに自分とは異なるバックグラウンドを持った人達とできるだけ多く関わりたいという思いがありました。留学先のオスロ大学は世界各国から留学生を受け入れており、7人に1人が留学生です。この環境であれば、様々なバックグラウンドを持った人と触れ合えると思い、ノルウェーに決めました。さらにノルウェーは公用語がノルウェー語にも関わらず、英語を話せる人が非常に多いと聞いていたので、ここであれば英語力も伸ばせると感じました。また、北欧の福祉制度やジェンダー平等にも興味があったので、英語でこれらの授業を履修できる点にも魅力を感じ、以上の理由からオスロ大学を選びました。

【写真】ルームメイトとオスロのスケートリンクにて

Q.どのような授業を履修しましたか。

基本的に自分の興味のある分野の授業を広く学び、北欧の福祉制度やジェンダー平等に関する授業を中心に履修しました。現地では1セメスターで3つの授業を履修するのが一般的です。1つの授業あたり10単位分あり、日本の大学の授業に比べて課題が多く苦労しました。授業はLectureとSeminarの2つの形式があり、Lectureは講義形式の授業で、日本の大学の一般的な授業と同様です。Seminarは授業にもよりますが、10人~15人の少人数で、Lectureの内容を基に教授に与えられた問題を学生でディスカッションするような授業です。自分の意見を述べたり、直接質問できたりするのでスピーキング力が鍛えられたと思います。(以下は後期の時間割です)

  Mon Tue Wed Thu Fri
8:15-10:00   Lecture:
Social
Cognition
and emotion
Seminar:
Social
Cognition
and emotion
Lecture:
Economic
globalization
and regional
development
 
10:15-12:00        Seminar:
Economic
globalization
and regional
development
    
14:15-16:00   Family
gender
equality and
the welfare
state
     

Q.学生生活はいかがでしたか。

授業時間は限られていたので、自由時間が多く自分でどのように時間を使うかが重要でした。ノルウェー北部に旅行をしてオーロラを見たり、冬には凍った湖の上でアイススケートをしたりして、ノルウェーの自然を満喫していました。また主にヨーロッパから来た留学生たちとバスルームとキッチンを共有する寮に住んでおり、初めは掃除やキッチンの使い方でとまどいもありましたが、最終的には一緒にストックホルムに旅行したりするまでに仲良くなりました。

【写真】ルームメイトとの食事

Q.海外研修を通して学んだことを教えてください。

どんなことにでも挑戦してみることです。振り返れば、コロナ禍での渡航やオスロ大学への1期生で何も情報がないところから留学手続きを進め、不安なことも非常に多かったと感じています。現地に渡航してからも、ルームメイトが全員ベジタリアンだったのでベジタリアン生活に挑戦してみたり、学生バーのボランティアをしたりと新しいことに取り組みました。今まで経験したことのないことに挑戦することは不安なことも多いと思いますが、乗り越えた際には自分の自信になり知見を広げることに繋がったと思います。