主に、会社の決算書が正しく作成されているか、独立な立場からチェックする監査業務を行っております。プライベートでは、2度の産休・育休でのブランクや、時短勤務といった制限のある時期を経て、現在は通常勤務形態にて勤務しています。
公認会計士の仕事は、単に数字をチェックするだけではなく、会社の取り巻く経済環境を理解して、会社に効率的かつ健全に運営するための仕組みがあるかどうかなども確かめます。また、会社の経営者・従業員の方や監査チーム内でコミュニケーションする機会が多く、伝える力、聞く力が重要となります。
大学では、会計、経営を中心に授業を受講。また、大学で開講されていた日商簿記の講座を通して、まずは簿記検定3級、そして2級を目指しました。
高校生の時から漠然と公認会計士資格にチャレンジしたいと考えておりましたが、会計、簿記、財務諸表の面白さ・魅力をしっかりと感じることができ、チャレンジを後押しするきっかけになりました。大学2年生から始めた資格試験対策との両立は大変ではありましたが、会計のゼミに所属し、試験勉強とは異なるアプローチでの学びを深めました。
ゼミでの演習は、どのような疑問を持つのか、どうやったらその疑問が解決できるのかを仲間とともに深く考えました。また、プレゼンテーションの機会が多く、相手の伝えたいことは何か、自分の意見を相手にどうやったら上手に伝えられるのかなど、能動的な学びであったと思います。
ゼミのOB・OG会が定期的に開催され、現在も交流があります。授業内でのキャリア説明会、希望するゼミ生に向けての公認会計士試験についての質問会などでの交流もあります。自己の振り返りのきっかけにもなるため、このような機会を頂くことに、いつも感謝しております。
学習院大学は、ワンキャンパスで、アットホームな雰囲気があり、先生と学生との距離が近いため、在籍中はもちろん、卒業後も相談にのっていただくことがあります。
大学という自由な環境で、どのように活動していったらいいのか、迷うこともあるかと思います。様々な授業で知識を吸収するとともに、自分自身の興味・関心を広げ、他者の意見を聞く、他者へ自分の意見を伝える、という経験を、少しでも多く積んでほしいと思います。
ゼミへの参加は、意見を聞く、自分の意見を伝える絶好のチャンスとなりますので、興味があるゼミがあれば積極的に参加していただくことをおすすめします。
※ 本メッセージは、2023年9月に寄稿いただきました。