井関 紗代(イセキ サヨ)准教授

井関 紗代 准教授

井関 紗代(イセキ サヨ)准教授
経営学科:消費者行動、消費者心理学、認知心理学

略歴

  • 2015年−2017年 名古屋大学大学院環境学研究科博士前期課程 修士(心理学)
  • 2017年−2020年 名古屋大学大学院情報学研究科博士後期課程 博士(学術)
  • 2018年−2020年 日本学術振興会特別研究員(DC2)
  • 2020年−2023年 中京大学経営学部 助教
  • 2023年−2025年 中京大学経営学部 専任講師
  • 2025年−2026年 中京大学経営学部 准教授
  • 2026年−現在  学習院大学経済学部経営学科 准教授

連絡先

E-mail:add_sayo_iseki.png

研究分野

消費者行動,消費者心理学,認知心理学

主要業績

【主要査読付き論文】

  • Iseki, S., Mase,T., & Kitagami, S. (2025). Perception of luxury and product quality in package design: Examining the effects of white space, typeface, and visual texture. Journal of Sensory Studies, 40,e70026.
  • Motoki, K., Iseki, S., & Pathak, A. (2025). Sounds cute: Exploring the role of sound reduplication in brand names. International Journal of Research in Marketing, 42, 4, 1305-1322.
  • Motoki, K., S.Iseki, and A.Pathak. (2026). Sounds Sweet: Sound Reduplication in Brand Names Enhances Sweet Taste Expectations. Psychology & Marketing, e70110.
  • Iseki, S., Sasaki, K., & Kitagami, S. (2022). Development of a Japanese version of the Psychological Ownership Scale. PeerJ,10,e13063.
  • Iseki, S., Motoki, K., Sakata, R., & Kitagami, S. (2021). How semantically labeled scent-gender associations influence the evaluations of scent and texture. Frontiers in Psychology, 12, 713329
  • Motoki K, & Iseki S. (2024). Diversity in gender and age, but not in race, enhances food purchase intentions in Japan. Food Quality and Preference, 121, 105263.
  • Motoki K, & Iseki S. (2022). Evaluating replicability of ten influential research on sensory marketing. Frontiers in Communication, 7, 1048896.
  • 井関紗代・北神慎司 (2023). コントロール感の操作に基づくコントロール欲求が心理的所有感に与える影響の検討 消費者行動研究, 29, 27-38.
  • 井関紗代・北神慎司 (2019). コントロール欲求の個人差がカスタマイズ商品に対する支払意思額に及ぼす影響   基礎心理学研究, 38, 56-62.

学外での活動

日本消費者行動研究学会、日本認知心理学会、日本心理学会、日本感性工学会、日本マーケティング学会、日本商業学会、日本広告学会

講義・演習の方針

  1. 【学部生を対象とした講義】
    私たちは、毎日のように商品やサービスを金銭と交換するという行動を行っています。また、その行動に至るまでには、膨大な情報を処理し、記憶したり、推論したりしながら、意思決定を行っています。つまり、消費者行動を捉えるためには、私たち人間の心のしくみを理解することが必要不可欠です。「消費者行動」の講義では、具体例を交えながら、心理学や消費者行動研究で明らかになっている知見を多く取り上げていきます。普段の自分の行動や企業のマーケティング活動に当てはめながら分析し、考察することで、消費者行動の本質を理解できるよう心がけています。消費者の選好や意思決定の背後にある心理プロセスを学ぶことは、あらためて自分自身を知るきっかけになるだけでなく、みなさんがビジネスパーソンとして活躍していくために極めて重要であると考えます。

  2. 【演習】
    演習におけるメインのプロジェクトは、消費者心理学や消費者行動に関する実証研究を行うことです。そのために、まずは基礎を固めていきます。論文の輪読、先行研究の追試実験、データの統計解析、結果の解釈というプロセスを経て、少しずつ知識と経験を積み上げていきます。そして、自分たちで考えた研究テーマについて、実証研究を1年かけて行います。得られた研究成果は、日本マーケティング学会や日本認知心理学会、日本感性工学会などから自分たちで参加学会を決定し、そこで発表を行います。加えて、消費者心理学を専攻する他大学(早稲田大学・慶應義塾大学など)のゼミと合同で「消費者心理インゼミ研究報告会」を開催し、大学の垣根を超えて学術的交流を深めます。これらの研究プロジェクトは、一見地味で難しそうに感じるかもしれませんが、自分たちの仮説通りに結果が出たときの興奮、試行錯誤を重ねてなんとかロジカルに組み立てたプレゼンテーションで自分たちの研究の面白さを伝えることができた喜びは、なかなか他では得られないエキサイティングな経験になることでしょう。

研究テーマ

さまざまな消費者行動の背景にある心理プロセスを明らかにしようとしています。特に、関心のある研究領域は、感覚マーケティング、パッケージデザイン、消費者の動機づけです。これまでに、消費者がモノやサービスに対して心理的所有感を抱く要因やプロセスについて明らかにしてきました。また、触り心地や余白サイズ、かわいさといったデザイン要素が、消費者反応に及ぼす影響について、心理学的な視点から検討しています。最近は、ツーリズムに関する研究も行っています。

メッセージ

私は、経済学部を卒業後、実務経験を経て大学院に進学しました。その理由は、小売業に従事するなかで「自分には心理学の知識があまりにも足りない」と思ったからです。その後、心理学をベースとした消費者行動研究の面白さにはまってしまい、大学教員という研究と教育が両立できる道に進みました。
今は、授業やゼミ活動を通して、みなさんに消費者心理学の面白さを知ってもらい、それが大学での学びを深めるきっかけになればと考えています。大学とは、どんなに些細なことでも「深めたい」と思えば、とことん追求できる時間と環境が用意されている場所です。「自分はこれを大学で掘り下げた」と自負できる学びを得て、社会へと羽ばたいていってほしいと思っています。
この仕事をしていて最も幸せな時間は、卒業生たちが連絡をくれて他愛ない話で笑いあったり、学生時代を懐かしんでいたりするのを、同じ空間で目の当たりにするときです。私自身も、大学時代に共に過ごした仲間との思い出はかけがえのないもので、今でも会えば一瞬であの時の感覚に戻ることができます。卒業生たちにも、そんな仲間が出来たのだなと実感できるのがとにかく嬉しいです。みなさんも、大学生活を通して一生ものの仲間と青春を謳歌してほしいと思っています。

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