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人文科学研究科

人文科学研究科 

人文科学諸分野の研究内容を理解し、研究方法を取得した学生自らが人文科学研究の創造を行います。各専攻で文化創造の経験をすることによって、社会の一員として、社会全体の文化を考え、文化を支え、文化を創造する担い手を養成します。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
教員組織の編制方針

人文科学研究科では、学習院大学としての教員組織の編制方針を前提とし、以下のとおり教員組織を編制します。

  1. 専門分野、教員配置
    大学院設置基準等の関連法令に基づき、大学院教育課程との整合性を踏まえて、各専攻の専門領域における優れた研究業績と深い人文科学の素養を兼ね備えた教員を任用し、配置する。人文科学研究科教員に求められるのは、哲学専攻においては哲学・思想史、美術史学専攻においては美術史学・芸術学、史学専攻においては歴史・社会・文化、日本語日本文学専攻・英語英米文学専攻・ドイツ語ドイツ文学専攻・フランス文学専攻においては言語・言語教育・文学・文化、心理学専攻においては心理学、臨床心理学専攻においては臨床心理学、教育学専攻においては教育学・教育実践、アーカイブズ学専攻においては記録・アーカイブズ管理、身体表象文化学専攻においては舞台芸術・映像芸術・マンガ・アニメーションといった各専門領域における確かな専門的知識と、これらの諸領域にわたる広い学問的関心と知識である。
  2. 教育課程や学部運営における教員の役割分担
    専門的研究領域と教育実績に基づいて教育課程の責務を分担する。また、専門知識及び専攻・研究科運営の経験と実績に応じて研究科運営の役割を分担する。
  3. 教員構成
    教育研究や大学運営における適切な教員の役割分担を可能にするため、広く国内外に人材を求める。また、同様の理由から、年齢・性別構成が偏ることのないよう配慮する。
  4. 教員人事
    教員の募集、任用、昇任等は、大学・研究科の諸規則及び方針に基づき、公正かつ適切に行う。
  5. 教員の資質向上
    学生への教育及び研究指導の能力について、研究科・専攻及び学部・学科におけるFD活動に参加し教員の資質向上を図る。

哲学専攻

哲学専攻では、西洋および日本の哲学・思想史に関して、専門的な研究と教育を行っています。原典を忠実かつ精確に読む基本的作業を重視し、その上で各人が独自の観点から堅実で刺激的な研究成果を生み出すことを私たちは求めます。これは学習院大学の哲学専攻の伝統であり、これこそが創造的な哲学研究を可能にすると考えます。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準

人文科学研究科では、学位審査にあたり、そのプロセスと審査に必要な要件を定めているほか、以下の審査基準を総合的に評価した上で、本研究科及び各専攻の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、学位授与を決定しています。

観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 研究課題の学術的な意義が明確であり、それに関わる先行研究が適切に提示され、精確な読解や的確な評価が行われていること。 研究課題の学術的な意義が明確であり、それに関わる先行研究が適切に提示され、精確な読解や的確な評価が行われていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 研究課題において、結論を導くために適切な方法が用いられていること。とりわけ、哲学思想史研究として必要な文献の読解・精査が行われていること。 研究課題において、結論を導くために適切な方法が用いられていること。とりわけ、哲学思想史研究として必要な文献の読解・精査が行われていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 研究において採用された方法、特に文献の読解・精査から結論へ至る過程が妥当であること。 研究において採用された方法、特に文献の読解・精査から結論へ至る過程が妥当であること。
4.結論の妥当性 研究課題の目的と、研究・調査の方法によって導き出された結論に、論理的な整合性があること。 設定された研究課題の目的と、研究・調査の方法によって導き出された結論に、論理的な整合性がとれ、学術的意義が示されていること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 哲学思想史の研究発展に対して、独自の視点から積極的な貢献を試みていること。 哲学思想史の研究において、独自の視点を確立し、研究史発展への貢献がなされていること。
6.その他 的確な語句の使い方や文章表現、引用や出典の明確さなど、学位論文としての体裁が整っていること。また、研究倫理が遵守されていること。 的確な語句の使い方や文章表現、引用や出典の明確さなど、学位論文としての体裁が整っていること。また、研究倫理が遵守されていること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

美術史学専攻

本専攻では、日本東洋美術および西洋美術を対象とする美術史学を専攻領域として、専門的な研究と教育を行い、「専門的知識・見識を生かして美術(史)と人々を仲介する人材」の養成をめざしています。学生は学部レベルで培った知識や関心を土台として、教授陣の細やかな指導のもとに、さらに自身の研究を深めることができ、同時に、専攻内の多様な研究活動に接して、広い視野を養うことができます。特に日本東洋美術史の領域では、自国におけるこの分野のエキスパートをめざす諸外国の留学生も学んでおり、国際性に富む環境となっています。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準

人文科学研究科では、学位審査にあたり、そのプロセスと審査に必要な要件を定めているほか、以下の審査基準を総合的に評価した上で、本研究科及び各専攻の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、学位授与を決定しています。

観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 研究課題の学術的な意義が明確であり、それに関わる先行研究が適切に提示され、精確な読解や的確な評価が行われていること。 研究課題の学術的な意義が明確であり、それに関わる先行研究が適切に提示され、精確な読解や的確な評価が行われていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 研究課題において、結論を導くために適切な方法が用いられていること。とりわけ、美術史学研究として必要な作品や文献の調査・考究が行われていること。 研究課題において、結論を導くために適切な方法が用いられていること。とりわけ、美術史学研究として必要な作品や文献の調査・考究が行われていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 研究において採用された方法、とりわけ作品や文献の調査・考究から結論へ至る過程が妥当であること。 研究において採用された方法、とりわけ作品や文献の調査・考究から結論へ至る過程が妥当であること。
4.結論の妥当性 研究課題の目的と、研究・調査の方法によって導き出された結論に、論理的な整合性があること。 設定された研究課題の目的と、研究・調査の方法によって導き出された結論に、論理的な整合性がとれ、学術的意義が示されていること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 美術史学の研究発展に対して、独自の視点から積極的な貢献を試みていること。 美術史学の研究において、独自の視点を確立し、研究史発展への貢献がなされていること。
6.その他 的確な語句の使い方や文章表現、引用や出典の明確さなど、学位論文としての体裁が整っていること。また、研究倫理が遵守されていること。 的確な語句の使い方や文章表現、引用や出典の明確さなど、学位論文としての体裁が整っていること。また、研究倫理が遵守されていること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

史学専攻

史学専攻では、日本史・東洋史・西洋史の各分野における各自の専門について、専門にあった指導教員のもとで、学部卒業段階よりも一層進んだ専門的な歴史研究の手法を身に着けていくための教育を行っています。ここでは史料を深く読み込むトレーニング、歴史的見地を広げるための学び、個人研究の発表に関する討議などが各演習や特殊研究といった授業で繰り広げられています。日本史・東洋史・西洋史が同居する環境で、院生たちは他分野の教員や院生たちと議論する刺激的な機会を楽しみながら、切磋琢磨して研究活動に従事しています。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 的確な課題設定と、それに関係する先行研究を網羅的に検討していること。 研究史を網羅的に検討し、評価すべき点と自身の問題設定との関係を明確化していること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 一面的な見方に基づくことのない方法で史資料の詳細な検討に基づいていること。 多角的に多様な資料を詳細に検討していること。また、方法論的に新たな手法を用いていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 外国語や古語の読解能力を高め、史資料を的確に解釈できること。 広範囲に多くの史資料を収集し、多角的かつ深淵まで史資料を検討していること。
4.結論の妥当性 課題設定に対して論理的に整合性をもって的確な結論を導けていること。また、広い視野に基づき結論を導けていること。 課題設定に対して論理的に整合性をもって広い視野に基づいた的確な結論を導き、研究史に画期を与える論文となっていること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 使用する史資料に関する解釈の独創性があり、従来の研究史に新たな視点を提供する水準であること。 豊富な史資料に関し、その分析視角や解釈の独創性が高く、研究史上重要視される論文となっていること。
6.その他 論文作成を通じて、修了後社会に貢献できるような発想法・調査方法・読解能力を習得していること。 完成後、研究者として自立できるような水準に達していること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

日本語日本文学専攻

古代から現代に至る長い歴史を持った日本の言語・文学・文化、および日本語教育に関する高度な研究を行ないます。いずれの分野も、前期課程では各自がそれぞれの関心を専門的に深めて修士号を取得することを目標とし、後期課程では、学外の公的学会での発表や論文掲載を行ない、博士号を取得することを目標としています。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 明確で適切な研究課題が設定され、先行研究へも過不足なく目配りが効いていること。 明確で適切な研究課題が設定され、先行研究へも十分に目配りが効いていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 先行研究を理解し、既成の研究水準に対して新見を提示する姿勢が適切に示されていること。 先行研究を理解し、既成の研究水準に対して新見を提示する姿勢が十分に示されていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 研究課題と当該研究領域に求められる研究方法を採用し、資料の収集とその分析が適切になされていること。 研究課題と当該研究領域に求められる研究方法を採用し、資料の収集とその分析が十分になされていること。
4.結論の妥当性 記述が明確で、論理構成も整い、結論が首肯されるものになっていること。 記述が明確で、論理構成も整い、結論が十分に首肯されるものになっていること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 研究内容に独創性が認められ、学外の公的学会で発表する水準に達している内容が含まれていること。 研究内容に独創性が認められ、論文全体が公刊されるのに耐えうる内容であること。
6.その他 協調性を持ちつつも独立した専門家としての豊かな学識を有し、研究倫理もきちんと理解していること。 協調性を持ちつつも独立した専門家としての豊かな学識を有し、研究倫理もきちんと理解し、国際的な発信力があること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

英語英米文学専攻

本専攻が目指すものは新たな「英語英米文学」の創造です。本専攻は「イギリス文学」「アメリカ文学」「英語学」という伝統的な英文学の研究分野はもちろんのこと、アイルランド文学や社会史としての英米文学、アメリカ都市論や女性史、理論言語学、認知言語学、外国語としての英語教育など、従来の枠組みから外れる研究対象にも果敢に取り組んでいます。英語あるいは英語圏の文学を学部教育よりも深く研究してみたいと思う方であれば、本専攻はすべて受け入れ可能です。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 研究対象分野における過去の研究史を理解し、これを踏まえた上で発見された研究課題であること。また、テーマ設定が明確であること。 研究対象分野における過去の研究史を理解し、これを踏まえた上で発見された研究課題であること。また、テーマ設定が明確であること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 問題意識をはっきりとさせた上で、先行研究が十分に検討・吟味されていること。 問題意識をはっきりとさせた上で、先行研究が網羅的に検討・吟味されていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 自己の研究に関わる重要な文献を参照した上で、必要な引用をし、その出典記載が適切になされていること。また、学習院大学における人を対象とする研究の倫理審査規程を遵守すること。 自己の研究に関わる重要な文献をすべて参照した上で、必要な引用をし、その出典記載が適切になされていること。また、学習院大学における人を対象とする研究の倫理審査規程を遵守すること。
4.結論の妥当性 研究史に鑑み、自分の研究がどういった位置にあるかを明確に示した上で、独自の結論を導き出していること。 研究史に鑑み、自分の研究がどういった位置にあるかを明確に示した上で、独自の結論を導き出していること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 英語圏の文化・文学研究への何らかの積極的な貢献を果たす意義を持っていること。 従来の研究にない独自の貢献を付け加える意義を持っていること。
6.その他 言語表現が的確であり、形式と体裁に関する規定が守られていること。 言語表現が的確であり、形式と体裁に関する規定が守られていること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

ドイツ語ドイツ文学専攻

最新の研究動向を積極的に取り入れ、ドイツ語圏の文学・言語学研究はもちろん、文学や言語をさらに大きな視点から一つの文化現象として捉えた「文化研究」を行う場を提供しています。文学・文化研究では、狭い意味での文学テクストにとどまらず、さまざまな文化現象を社会文化史、メディア論、ジェンダー論、近年の文化理論などの観点から研究することが可能です。言語学の分野では、歴史言語学、統語論、造語論、意味論などはもちろん、語用論、テクスト言語学、認知言語学、社会言語学、メディア言語学といった領域に対しても、幅広く研究できる指導体制が整っています。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 明確で適切な問題意識のもとに、ドイツ語学・ドイツ文学・ドイツ文化学の研究分野の先行研究を踏まえた上で学術的及び社会的意義が認められる研究課題が設定されていること。 申請された学位に妥当であると同時に明確で適切な問題意識のもとに、ドイツ語学・ドイツ文学・ドイツ文化学の研究分野の先行研究を踏まえた上で学術的及び社会的意義が認められる研究課題が設定されていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 先行研究、とりわけドイツ語で書かれた研究文献を十分検討・吟味した上で、研究分野で求められる適切な方法論を採用していること。 先行研究、とりわけドイツ語で書かれた研究文献を深く網羅的に検討・吟味した上で、研究分野で求められる適切な方法論を採用していること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 ドイツ語学・ドイツ文学・ドイツ文化学の研究分野で求められる研究方法及び調査方法を採用し、情報や資料の収集、調査、結果の処理や分析が適切かつ十分に実施されていること。 ドイツ語学・ドイツ文学・ドイツ文化学の研究分野で求められる研究方法及び調査方法を採用し、情報や資料の収集、調査、結果の処理や分析が適切かつ十分に実施されていること。
4.結論の妥当性 修士論文の構成が的確で、論理展開と結論に整合性と一貫性があること。 博士論文の構成が的確で、論理展開と結論に整合性と一貫性があること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 研究に独創性が認められ、ドイツ語学・ドイツ文学・ドイツ文化学の研究分野に関して一定の貢献をなし得ること。 ドイツ語学・ドイツ文学・ドイツ文化学の研究分野における独創的かつ先端的な研究であり、当該分野に関して多大な貢献をする可能性がある優れた成果を提供していること。
6.その他 修士論文の本文又は要約で研究成果を明確なドイツ語で執筆できること。 博士論文の本文又は要約で研究成果を明確かつ学問的に高い水準にあるドイツ語で執筆できること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

フランス文学専攻

1957年の創設以来、本専攻では伝統的に、現在の「フランス語圏文化学科」と同様、フランス語圏の多岐にわたる文化的事象(文学、思想、言語、演劇等)を研究対象とすることが可能である。また、本専攻には約8万冊の蔵書、4000本以上の映像資料がある他、フランスの主要新聞および40種類以上のフランスの雑誌(研究誌、時事・社会的雑誌)を定期購読しており、内外の過去から現在にいたるまでの研究動向を常に意識したきめ細かい指導がなされている。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 研究課題が明確に設定されており、かつフランス語文献をはじめ国内外の先行研究が正確に理解され、適切に参照、引用されていること。 研究課題が明確に設定されており、かつフランス語文献をはじめ国内外の先行研究が包括的に把握され、適切に参照、引用されていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 研究分野に関する専門知識に基づき、研究課題に対応した方法論が適切に採用、実施されていること。 研究分野に関する包括的な専門知識に基づき、研究課題に対応した方法論が十分批判的に検討され、適切に採用、実施されていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 研究分野と研究課題に求められる適切な研究方法及び調査方法が採用され、フランス語文献をはじめ国内外の資料収集、読解、分析のプロセスが妥当であること。 研究分野と研究課題に求められる適切な研究方法及び調査方法が採用され、フランス語文献をはじめ国内外の資料収集、読解、分析のプロセスが妥当かつ、国際的水準に合致していること。
4.結論の妥当性 修士論文の構成、論述が的確で、説得力のある結論が実証的かつ整合的に導き出されていること。 博士論文の構成、論述が緻密かつ明晰で、説得力のある結論が実証的かつ整合的に導き出されていること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 研究の内容が先行研究との比較の上で十分独創的であり、研究分野の発展に貢献しうること。 研究の内容が国際的水準に照らして独創的かつ先端的であり、研究分野の専門研究者として社会的に貢献しうるものであること。
6.その他 なし。 なし。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

心理学専攻

心理学専攻では、各自の研究関心とテーマを尊重しながら、研究の実施と論文執筆の能力・スキルを習得することを目標とします。認知心理学、社 会心理学、発達心理学および教育心理学を専門とする教員がおり、研究指導は複数の教員による委員会体制でなされています。後期課程に進学し博 士号を取得して研究者を志す人への指導はもちろんのこと、前期課程を修了して企業や公共機関で心理学の知見を社会に還元するために必要な指導 を行っています。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 先行研究が明らかにした当該領域の研究知見を十分に理解し、検討した上で、研究テーマが明確に設定されていること。 先行研究が明らかにした当該領域の研究知見を十分に理解し、検討した上で、人間理解と社会問題の解決に資する研究テーマが明確に設定されていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 研究参加者の権利と研究者の社会的責任を十分に考慮し、研究の倫理に関して適切に判断していること。 研究参加者の権利と研究者の社会的責任を十分に考慮し、研究の倫理に関して適切に判断していること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 研究テーマに関連した心理現象や社会現象を客観的にとらえることができる研究方法・測定方法・データ解析法を選択し、実施していること。 研究テーマに関連した心理現象や社会現象を客観的にとらえることができる研究方法・測定方法・データ解析法を選択し、実施していること。
4.結論の妥当性 実証的なデータに基づき、論理的な議論を通じて、説得力をもった一貫性のある主張を構築できていること。 実証的なデータに基づき、論理的な議論を通じて、説得力をもった一貫性のある主張を構築できていること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 新しい問題の発見や新しい方法の開発を通して、当該研究領域に貢献しうる知見を明らかにしていること。 新しい問題の発見や新しい方法の開発を通して、当該研究領域及び社会に還元、貢献しうる知見を明らかにしていること。
6.その他 なし。 自らの関心や問題意識をさらに掘り下げて、一貫した研究テーマの下で研究を自律的かつ継続的に進めることができる能力を有していると判断できること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

臨床心理学専攻

臨床心理士養成を軸とし公認心理師受験資格に対応した充実のカリキュラムにより、確かな心理臨床力を、多様な社会の現場において活用できる主体性を持つ心理専門職の育成を目指します。心理臨床家としてのスタートを手厚い個人スーパーヴィジョンにより支えるとともに、教員全員が参加するグループスーパーヴィジョンとして機能するケースカンファレンスは、院生一人一人の臨床の知を広げ、深める刺激に満ちたものになっています。博士前期課程における心理臨床技能の習得と心理臨床学研究を深化する場として博士後期課程での指導体制も充実しています。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 問題設定の意図・意義が明確であり、先行研究の検討及び吟味が十分になされていること。 その分野に新しい貢献がなされるような問題設定がなされており、その意図・意義が明確であり、先行研究の体系的な検討及び吟味が十分になされていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 研究課題に求められている研究方法を採用し、資料の収集、分類、分析に関する方法に十分な適切性を有していること。 研究課題に求められている研究方法の選択や内容に習熟しており、それを資料の収集、分類、分析に適切性をもって用いることができていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 研究課題に沿った資料を収集する際の方法論、また、それら資料に対する分析のための方法論に妥当性を有していること。 研究課題に沿った資料を収集する際の方法論、また、それら資料に対する分析のための方法論に高い精度での妥当性を有していること。
4.結論の妥当性 結論に至る、資料の分析の論理展開に十分な妥当性、説得力があること。 結論に至る、資料の分析の論理展開に十分な妥当性、説得力があること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 研究内容に独創性が認められ、新たな知見をその研究テーマに関する分野にもたらしていること。 研究内容、あるいは問題設定の視点、資料の収集方法、その分析や結論に至る論理展開に独創性が認められ、新たな知見をその研究テーマに関する分野にもたらしていること。
6.その他 なし。 執筆者が自立的な研究者として、さらなる研究を遂行していく能力を有していることを証している研究であること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

教育学専攻

本専攻は、博士前期課程において、高度な専門性を備えた初等・中等学校の教員の養成、および現職教育を目的とし、博士後期課程では、大学において教員教育を担う研究者、および教育行政において教員政策と学校政策を担う高度な専門家を養成することを目的としています。そのため、本専攻の講義は、第一線で活躍する教授と講師陣が行い、教育研究、教科教育、環境教育、ボランティア教育の最先端の知識と見識を身に付けることができます。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 広い視野に立って現代の教育課題と向き合い、先行研究の十分な検討を踏まえつつ、明確に研究課題が設定されていること。 広い視野に立って現代の教育課題と向き合い、先行研究の十分な検討を踏まえつつ、明確に研究課題が設定されていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 研究対象の特性に即した研究及び調査の方法を採ったものであること。 研究対象の特性に即した研究及び調査の方法を採ったものであること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 人間の営みを研究対象とすることを踏まえ、しかるべき倫理的配慮が行われていること。 人間の営みを研究対象とすることを踏まえ、しかるべき倫理的配慮が行われていること。
4.結論の妥当性 文献及び資料・データの分析・考察を踏まえ、研究の経過と成果を的確に表現できていること。 文献及び資料・データの分析・考察を踏まえ、研究の経過と成果を的確に表現できていること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 教育学研究の推進及び教育実践の改善に結びつくものであること。 教育学研究の推進及び教育実践の改善に向け、従来の研究的成果の再構築をもたらす独創性を有するものであること。
6.その他 教育の実践の分野において自ら創造的な活動をしていく意欲が読み取れるものであること。 教育の研究と実践の分野において自ら創造的な活動をしていく意欲が読み取れるものであること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

アーカイブズ学専攻

「アーカイブズ学」の研究教育を行う日本で初めての大学院課程として2008年に開設。記録/アーカイブズへの最大限のアクセスを保証する専門職・アーキビスト、ないし、アーカイブズ学研究教育者の育成を目指す。社会人に配慮した夜間・土曜日中心の授業を開講。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 先行研究を検討することを通して、研究課題が明確なものとなり、論理的に追求できるものとなっていること。 先行研究を網羅的に把握・分析することを通して、研究課題が明確なものとなり、科学的に追求できるものとなっていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 記録・アーカイブズに関する研究作業を通して、研究課題と研究素材を限定的に位置づけ、それを実証的に解明及び解決する方法が検討されていること。 記録・アーカイブズに関する研究作業を通して、研究課題と研究素材を総合的に位置づけ、それを実証的に解明及び解決する方法が多角的に検討されていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 研究課題に相応しい研究方法及び調査方法を適切に選定し、組み合わせていること。また、その際に典拠文献の記載や引用を適切に行っていること。 様々な研究方法及び調査方法を検討し、最もふさわしいものを適切に選定し、組み合わせていること。また、必要な資料の発見・使用、図・表等による提示、引用、典拠文献の記載を適切に行うことにより、実証の精度や論理性を高めていること。
4.結論の妥当性 研究課題、先行研究、研究素材、研究方法及び調査方法から結論が順当に導かれ、一貫したものとなっていること。 上記の研究課題、先行研究、研究素材、研究方法及び調査方法から結論が順当に導かれ、科学研究の成果として整合的で一貫したものとなっていること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 アーカイブズ学の知識・技術及び考え方に関し、新領域の発見又は新しい視角・方法による実験・開発を含み、学会等において研究報告できる水準であること。 アーカイブズ学における新領域の発見又は新しい視角・方法による実験・開発を一体系として含んでいること。また、アーカイブズ学研究及びアーキビスト養成において活用できるものであること。
6.その他 なし。 アーカイブズ学の国際的な水準において、研究者・教育者としての豊かな学識が認められるとともに、アーキビストの倫理を理解し、社会に対する責任を果たすことができるものであること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

身体表象文化学専攻

全国の各大学大学院にはさまざまな専攻課程があります。しかし、20世紀後半から、従来の個別化した専攻では十分に扱いきれない学問の領域が明らかになってきました。それを私たちは「身体表象文化」と名づけ、2008年度より舞台芸術、マンガ・アニメーション芸術、映像芸術、ジェンダー研究、表象文化史を横断的に研究する専攻課程を開設しました。すでに10年以上経過していますが、なお新たな領域を開拓しています。

3つのポリシー(卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針)
カリキュラムマップ
学位論文審査基準
観点 修士論文の審査基準 博士論文の審査基準
1.研究課題の明確性及び先行研究を踏まえての的確性 研究課題を明確に示し、国内外の先行研究を広範に踏まえて論じていること。 研究課題を明確に示し、国内外の先行研究を網羅的に踏まえて論じていること。
2.課題を追求する上での方法論の適切性 課題を追及する上で方法論を適切に行っていること。 課題を追及する上で方法論を具体的かつ明示的に行っていること。
3.研究方法及び調査方法の妥当性 研究方法を具体的に示し、調査と検証を適切に行っていること。 研究方法を具体的に示し、調査と検証を緻密に行っていること。
4.結論の妥当性 論点を明確に示した上で、結論を論理的に導き出していること。 論点を明確に示した上で、結論を論理的に導き出していること。
5.研究の独創性と研究分野への貢献 独創的な研究を行い、研究分野に貢献を果たしていること。 独創的な研究を行い、研究分野に高度な貢献を果たしていること。
6.その他 論文全体の構成を適切に行い、明快な議論を展開していること。 論文全体の構成を適切に行い、明快な議論を展開していること。

※観点1~5は学習院大学学位規程第10条第2項、第19条及び第33条、観点6は同規程第10条第4項に基づく。

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