学びのハブ 東1号館
2023年4月、新たな学びのハブとなる新東1号館が誕生。2階から11階まで全てが大学図書館となり、膨大な蔵書を備えています。また、グループ学習室や個人学習室、アクティブラーニングエリアなどを備え、多様な学びのスタイルをサポート。学生同士が交流し、学び合える“居場所”を創出しています。
充実した教育環境
学習院大学では5学部17学科、そして大学院の学生が目白のキャンパスで学びます。
本学を含む学習院女子大学・日本女子大学・立教大学・早稲田大学の近隣5大学の講義の中から興味ある科目を履修できる東日本最大級の単位互換制度(f-Campus)を活用することで、大学の垣根を超えた学生との交流が実現。立地のよさを活かし、広い視野で学びを深める環境がここにあります。
紡がれる理想
初代学長安倍能成は、大学の特色として「国際的な知識の養成、外国語の練熟と共に世界と国内との生きた現実の理解、更に進んでは文化国家としての日本の偉大な理想たる東西文化の融合」を掲げ、新制学習院大学の土台を築きました。その思いは脈々と受け継がれ、大学のポリシーとして本学の教育に活かされています。
少人数教育が育む主体性
本学では授業科目のうち約7割を30名以下の少人数形式で実施しています。学生と教員との距離が近く、アットホームで相談がしやすい環境を作ることで、学びをさらに深いものに。また、一人ひとりが主体的、能動的に授業に参加する姿勢も養われています。
文理融合の学び
本学はこれまで人文・社会・自然科学分野で基礎から応用に至るまでの研究を積み重ねてきました。それらを連携・融合した知による教育研究活動として、2023年度より全学部生対象の「宇宙利用論」を開講しています。宇宙利用論は、地球を含むすべての天体・宇宙空間の開発及び利用を研究対象とした、学習院大学が提唱する新学術研究です。文系・理系の分野の枠を超えた総合的な学びと実践の場を提供し、未来の社会で活躍するリーダーを育成します。
データサイエンスの素養を育む環境・カリキュラム
2023年度よりデータサイエンス副専攻プログラムをスタート。情報リテラシー科目群、情報教養科目群、データサイエンス専門科目群、3つの科目群に分けられた豊富な講義の中から一人ひとりのバックグランドやキャリア志向に合わせて自由に履修科目を組み合わせることが可能です。幅広いビジネスの場面で活用されているデータサイエンスやAIを第二の専門領域として学ぶことで、多種多様な業界で活躍できる人材を目指すことができます。
新進気鋭の研究が、
今日も生まれる。
各分野の最前線で活躍する教授陣のもと、
知的好奇心の赴くままに自らの研究に
没頭できる環境と充実した施設が整っています。
新たな学際領域生命社会学
本学では、超高齢社会に対応するべく、文理連携による統合的議論を深める新たな学際領域「生命社会学」を創成。全学部ワンキャパス集結という本学ならではの特性を活かし、健康科学、法的支援、哲学・生命倫理、心理学、経済・経営学の複合的な観点から認知症・がん・老化・再生医療分野での研究を牽引し、健康寿命の延伸を図ります。
科研費の新規採択率
全国私大1位
令和5年度科学研究費助成事業(科研費)において、本学の新規課題の採択率は44.2%で、大学を含む全研究機関中2位、私立大学では3年連続1位となりました。人文・社会・自然科学分野の学部を持つ総合大学としても3年連続1位というこの成果は、本学が層の厚い、強い研究力を持っていることの証といえます。
※令和5年12月27日文部科学省公表
充実の附置研究施設
本学の各附置研究施設では、国内外の研究者との交流や共同研究プロジェクト等が実施されており、より高い水準で研究ができる環境を整えています。
地域とつながるボランティア活動
豊島区との連携事業として、2000年より毎年、学習院大学馬術部が地域の子どもたちを対象に「馬とふれあう会」を開催しています。馬術部OB、OGの会である桜鞍(おうあん)会会員と現役の馬術部員が中心となって実施しており、馬とのふれあいを通じて、心身のリラックス効果を体感してもらうことを目的としています。学生たちにとって、心のふれあいや地域貢献の大切さを学ぶ貴重な機会として受け継がれています。
生涯学習の場を提供
本学の史料館では、総計14万点余りの史資料を収蔵し、これらを一般の方々にも公開しています。展覧会や講座では毎回、歴史・美術・文学など様々なテーマを設定し、学習院とゆかりの深い皇族華族に関する歴史や文化、150年近くにわたり育まれて来た学習院の姿などを、最新の学術成果をもとに紐解いていきます。令和6年度には、霞会館記念学習院ミュージアムとしてリニューアル予定です。
豊島区との連携
本学では豊島区と連携して「学習院大学わくわくとしま日本語教室」を開講。豊島区在住の外国人の方々に、日常会話や日本文化などを学ぶ機会を提供しています。本プログラムで先生役を担当するのは、日本語の教え方を学んでいる日本語日本文学専攻の院生たち。学生が実践経験を積む貴重な場にもなっています。今後も、地域コミュニティの拠点として活動を続ける予定です。
変わらない想い、
深化する学び
1949年の開学以来、
時代の変化とともに進化してきた学習院大学。
これからも築き上げた伝統を礎に、
“こころある革新”を続けます。
キャンパス内に7つの国登録有形文化財
明治41年、学習院は四谷区尾張町から目白に移転。以来、現在に至るまで目白キャンパスに残された7つの建物「東別館」「北別館」「正門」「厩舎」「乃木館」「南1号館」「西1号館」が、平成21年3月に国の登録有形文化財に指定されました。大学の伝統と歴史がキャンパス内に息づいています。
学習院グランドデザイン2039によるさらなる進化
世界や社会が大きく変化した今、本学が創設以来掲げてきた理念をどのように実現していくか、その道標となる「学習院大学グランドデザイン 2039」を策定しました。「ひろい視野 たくましい創造力 ゆたかな感受性」という教育目標のもと、「教育」「研究」「社会連携・社会貢献」「⼤学運営」の4つの項目における具体的な重点施策を示し、その実現に向けて着実に歩みを進めていきます。
学びを深める高大連携
本学では、高校における教育の充実・発展、将来の有為な人材の育成に寄与することを目的に、大学の研究開発力・人材などを活用して高校の教育研究に連携・協力を行っています。その一環で毎年、大学及び協定を結んでいる高校の関係者を対象に、時流に沿ったテーマのもと研修会・情報交換等の活動を行っています。今後も協定校との連携を強化し、教育の充実・発展を図るとために、様々な取り組みを実施する予定です。
「専門的な学び」と「文理融合の学び」でT型人材育成
各学科では、第一線で活躍する教授陣が多彩な授業を展開。教員の真摯かつ丁寧な指導を受けながら専門分野を追究し、先進的な知識や技術を修得することが可能です。さらに、学部・学科の垣根を越えて展開する「全学共通科目」では、幅広い教養を身につけることができます。「専門的な学び」と「分野を超えた学び」が有機的につながる本学の教育システムにより、ゆるぎない専門性としなやかな学際性を備えた“T型人材”を育成します。
文理融合による新たなアプローチを模索する「全学共通科目」
自身の専門だけでなく、興味・関心に応じて自由に選択して学ぶことができる「全学共通科目」。「基礎教養科目」「情報科目」「外国語科目」「スポーツ・健康科学科目」から成る豊富な科目を用意しています。分野を横断した学際的な学びは、総合的な能力および幅広く深い教養を培い、人生を通じて活き続ける力を養います。
自らの強みを伸ばす「副専攻制度」
本学では「データサイエンス」「日本語教師養成プログラム(副専攻)」「ジェンダー・スタディーズ」の3つの分野において「副専攻制度」を用意しています。自身の学部の学びに加えて興味に応じて特定のテーマを追究することで、主専攻の内容を別の視点から掘り下げたり、修了認定をキャリア形成へ活用したりすることが可能です。