社会とつながる在学生Contribution

地域とつながる多文化交流活動―学生ボランティアSEMの取り組み
SEMとは、「Students Embracing Multiculture」の略で、『文化を尊重し合える地域を作る原点となる!』という理念のもと、多文化・国際交流のイベントを企画し、活動している国際センターの学生ボランティア団体です。
豊島区民社会福祉協議会CSW(Community Social Worker)や、区民ひろばの方々の協力を得て、地域の多文化理解につながるイベントを、年間を通して複数回、実施しています。
イベントでは、豊島区に住む地域住民、日本語を学んでいる外国人、学習院大学の学生・留学生など、老若男女、多国籍の方々が参加し、レクリエーションや会話を通して交流を深めています。
今後も、豊島区の多文化共生に貢献できる活動を企画していきます。
豊島区との連携事業「としま地域未来塾 水曜教室」を本学教室にて開始
令和6年度から、本学キャンパス設備を利用した新たな形の「としま地域未来塾水曜教室」を開始しました。本学公認団体である社会福祉研究会の学生たちの「豊島区の子どもたちへ学習支援を行いたい」という想いと、豊島区の「としま地域未来塾をもっと広く利用してもらいたい」という考えが合致し、実現した事業です。
「としま地域未来塾」では、豊島区立中学校の1年生から3年生を対象に、支援員のサポートの下、自学自習を通して学力の定着と向上を図り、希望する進学を実現することを目標としています。さらに、本学で開催する水曜教室では、社会福祉研究会の学生が支援員となり学習をサポートすること、中学生ではあまり経験することのない大学キャンパスでの学習機会によりさらなる学習意欲の向上につながること、大学生とのコミュニケーションを通して日常の不安や悩みを解消することに繋がっています。
20年以上にわたり豊島区との連携事業「馬とふれあう会」を実施
学習院大学馬術部では、2000年より毎年、豊島区との連携事業として地域の子どもたちを対象に「馬とふれあう会」を開催しています。馬術部OB、OGの会である桜鞍(おうあん)会会員と現役の馬術部員が中心となって運営しており、馬とのふれあいを通じて、癒し効果と心身のリラックス効果を体感してもらうことを目的としています。新型コロナウイルス感染症の影響により、開催を一時中止していましたが、2022年5月30日、約2年ぶりに開催することができました。学生たちにとって、心のふれあいや地域貢献の大切さを学ぶ貴重な機会として受け継がれています。
自治体主催のボランティア活動への参加 豊島区「ごみゼロデー」
豊島区内で集中的に街の美化活動を行う「ごみゼロデー」では、年に一度、約20名の本学の学生が目白駅周辺および大学周辺のゴミ拾いをして豊島区の美化活動に協力しています。
教職インターンシップで児童・生徒への学習指導補助などを実施
新宿区、中野区、板橋区の教育委員会と連携協定
学習院大学では、令和3年度から新宿区教育委員会と、令和7年度から中野区教育委員会、板橋区教育委員会と学生の地域活動に関する連携協定を結んでおり、教職課程を履修する学生の教員免許状取得のための介護等体験のほか、学校現場での教職インターンシップの機会を提供しています。
教職インターンシップは、教員を目指す学生が学校現場での体験を通じて、授業担当の先生方と連携しながら通常授業や放課後の学習指導補助を行う、いわゆる就業体験です。「教育実習はハードルが高い」と感じている学生でも、教職インターンシップを前もって経験しておくことで、スムーズに教育実習に取り組めるというメリットがあります。また、学校現場での実地体験は、学生たちが教育の最新状況を把握し、教員としての自身の適性を確認する場にもなっています。
学生の学校現場への派遣は、学生への機会提供であるとともに、大学にとって様々な教育課題を抱える地域の学校に対する人的支援として、地域との連携強化と教育活動の充実に貢献できる大きな機会にもなっています。
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社会連携・地域貢献