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緑をつなぐ東1号館

2024.10.09

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 学習院大学のキャンパスは、JR山手線目白駅から徒歩30秒という抜群の立地にありながら、敷地は東京ドーム約4個分の広さで、公園のような緑豊かな環境が広がります。そんな都心の喧騒を忘れさせる落ち着いた雰囲気は学習院大学の特徴の一つです。四季折々の景観が美しい緑豊かな「目白の杜」と呼ばれるキャンパスに、20234月に東1号館がオープンしました。東1号館のコンセプトのひとつが「緑をつなぐ」。東1号館の誕生により、目白の杜に新しい魅力が増えました。

東1号館とは

 学習院大学の東1号館は、1階に国際センター、タリーズコーヒーの店舗と飲食スペースが設けられ、2階から11階は大学図書館エリアとなっています。図書館内にはラーニング・サポートセンター、グループ学習室やアクティブラーニングエリアが設置され、学生のグループ討議やプレゼンテーションを支援する設備が充実しています。このように異なる用途のスペースが一体となって機能する東1号館は、学生たちにとって学びや交流の中心となる場所です。 

メモリーアートプロジェクト詳細

Grove Lounge

 1階エントランスは、国際センター、カフェ、イベントスペースなど様々な用途をもつ空間です。窓の向こうに外の緑が見えるように設計されており、自然光を最大限に取り入れ、常に緑を感じながら活動できる環境が整っています。この空間は学生たちの交流の場としても機能しており、新しい知識や学友と出会うコミュニケーションの場となっています。

緑を感じる大学図書館

 2階から11階までを占める大学図書館エリアも、豊かな緑を感じられる空間となっています。図書館の窓からは、キャンパスの樹木が見えるようになっており、学生たちは本を探しながら、読書をしながら、友人と話しながら、常に緑を感じることができます。建物は自然と調和するデザインが採用されているため、外と内が視覚的に一体となっています。

旧大学図書館の思想を受け継ぐ

 旧大学図書館は、キャンパス内に広がる樹木を取り入れて景観と一体化した図書館として設計されました。多くの樹木に囲まれた閑静で景観の良いエリアに位置し、館内の窓から樹木の景色を感じながら学習や読書に取り組むことができました。この思想は、学習や読書の疲れを癒し、自然との調和を感じさせるものでした。新たに東1号館に誕生した大学図書館は、こうした旧大学図書館の設計思想を引き継いでいます。

 東1号館の配置計画には、学生が自然に回遊するような工夫が凝らされています。東1号館の近くの中庭には新たにベンチが設けられました。中庭は学生同士のコミュニケーションを促進する場として機能し、友人とリラックスした時間を過ごすことができます。

目白キャンパス中庭

図書館の活用方法

 大学図書館は、24階が「学習会話OK」エリア、5階から上は「静粛」エリアと目的別にゾーニングされています。友人とプレゼンの準備などをするなら4階のアクティブラーニングエリアへ。可動式の机や椅子を自由に組み替えて自分たちに合ったスタイルで話し合いができます。一人で読書し思索にふけるなら5階の一人用ソファ席もおすすめです。各フロアに目的に合った家具を配置していますので、その日の目的に合わせて席を選んでみてください。

自然と調和したデザインのコミュニケーション・ゾーン 

Grove Lounge

 大学図書館の2階は、外と内の境界線が溶け合う設計の象徴であるコミュニケーション・ゾーンとなっています。このゾーンには自習室とGrove Loungeがあります。  気軽に読むことのできる雑誌が並ぶGrove Loungeは開放的な吹き抜けにソファ席があり、まるで公園の木陰で読書しているような気分を味わうことができます。

緑の中に浮かぶ自習室

 大学図書館には自習スペースが充実しています。中でも大学図書館への入り口となる大階段の頭上に位置する回廊状の自習室は、学生たちがより緑を近く感じながら学習できるよう設計されています。回廊の中央には、学習する学生の目線の高さに合うようモミジが配置されています。これにより、学生たちは自然に囲まれた中で集中して勉強することができます。この設計は、外と内の視線のつながりを創ることで、学生たちに常に自然を感じさせるものとなっています。

東1号館自習室

東1号館7階自習室

 7階にある個人学習室は、少し広めの空間に、オフィスタイプのチェアがあります。仕切りのある空間はミニ研究室のように使えるので、勉強に集中するにはぴったり。上層階の庇は日射を遮蔽する役割を果たしながら、建物内部に自然の光を取り込むことができるデザインとなっているため、キャンパス全体の緑を眺めることができます。

図書館のオアシス

 大学図書館内には多くの緑のスポットがあり、学生たちにとっての癒しの空間を提供しています。例えば、各階西側の窓からは、キャンパスの中庭に広がる緑豊かな風景を楽しむことができます。中でも図書館スタッフおすすめの緑のスポットは、5階閲覧席の真ん中にあるオアシスのような樹木です。ここにはアマゾンオリーブ、シェフレラ・コンパクタ、ツピタンサスといった本物の木々が植えられており、円形テーブルの配置により、好きな木を眺めながら座ることができます。テーブルを一周すると木々の見え方も変わるので、自分のお気に入り席を見つけられます。 

図書館のオアシス

自然光を感じる中庭

 13階の研究室エリアの中心には吹き抜けの中庭があり、その周囲に自習スペースが配置されています。中庭と廊下との間仕切り壁はガラスとなっているため、自然光を感じることができます。 

東1号館13階

四季を感じる

目白キャンパス中庭

 東1号館の周囲には、常緑樹と落葉樹がバランス良く配置され、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪化粧など四季の変化を楽しむことができます。北側にはムクノキやケヤキ、東側にはシラカシやヤマボウシ、南側にはサルスベリ、西側にはモミジやキンモクセイが植えられ、四方で異なる表情を楽しめるようになっています。これにより、学生は季節ごとに自然の美しさを感じることができます。

 東1号館は学習院大学の緑豊かなキャンパスを活かして、建築を囲む木々を視覚的につなぎ、四季を感じられる設計になっています。豊かな感性を育む都心とは思えないほど広大な自然を感じることができることは、学習院大学のキャンパスライフの特徴のひとつです。

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