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入試情報【トピックス】2021年度 理学部長表彰を行いました
2022.02.21
学部・大学院
（2022年2月21日 受賞者コメントを追記しました）
理学部で今年度の学部長表彰式が行われ、学会等で研究成果を高く評価された大学院生6名に対し、その研究活動と業績を称え、岩田耕一理学部長より副賞と共に表彰状が贈られました。
受賞者・受賞事由は以下のとおり。（専攻順・氏名五十音順）
自然科学研究科 化学専攻 博士後期課程 一年 櫻井 尚基
「ピコ秒時間分解けい光分光法による塩化コリン系深共融溶媒の局所的粘度の観測」
指導教員 岩田 耕一 教授 分光物理化学
自然科学研究科 化学専攻 博士前期課程 二年 横山 晶
「冥王代ジルコン中の微量元素から読み取る初期地殻生成過程の変遷」
指導教員 大野 剛 教授 環境地球化学・分析化学
自然科学研究科 生命科学専攻 博士前期課程 一年 島田 遼
「紫外線による損傷量に応じた損傷応答経路について」
指導教員 菱田 卓 教授 分子生物学
自然科学研究科 生命科学専攻 博士前期課程 二年 中川 莉杏
「逆相タンパクアレイ技術基盤の最適化」
指導教員 増田万里 無期非常勤講師（国立がん研究センター研究所 主任研究員）
自然科学研究科 生命科学専攻 博士後期課程 一年 野田 俊輔
「ＤＮＡ組換え修復におけるＲｅｃＮ各ドメイン領域の役割」
指導教員 菱田 卓 教授 分子生物学
自然科学研究科 生命科学専攻 博士前期課程 一年 真家 悠輔
「シンジュサンとエリサンの交雑を利用した青色幼虫体色の原因遺伝子の解明」
指導教員 嶋田 透 教授 生物遺伝資源学
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岩田研究室 櫻井尚基さんに理学部長表彰受賞および研究についてのコメントをいただきました。
「今まで先輩や友人が理学部長表彰を受賞している姿を羨ましく思っていいたので、自身が受賞できたことをとても嬉しく思っております。私が受賞できたのは、研究活動への指導や助言をして頂いた先生方や研究室の仲間達のおかげです。皆様にこの場を借りて感謝いたします。ありがとうございます。
受賞理由となった私の研究成果は『ピコ秒時間分解けい光分光法による塩化コリン系深共融溶媒の局所的粘度の観測』です。深共融溶媒とは常温で液体となる混合物のことで、複数種類の常温固体の物質を混ぜ合わせるだけで化学反応なしに液体となる等のユニークな性質を持っています。私の研究では、プローブ分子を溶かした深共融溶媒にパルスレーザーを照射し、けい光スペクトルを発生させました。このスペクトルを、ピコ秒という分子が動く程度のとても短い時間間隔で観測することで、プローブ分子周辺の深共融溶媒の物性を分析しました。」
