秋山隆彦教授(理学部化学科)が台湾の国際会議ICCEOCA-17で研究成果を発表しました
2025.01.29
研究
秋山隆彦教授(理学部化学科)が台湾の国際会議ICCEOCA-17で研究成果を発表しました
秋山教授は2024年12月2日に台湾で行われた国際会議ICCEOCA-17に出席し、研究成果「Chiral Phosphoric Acid−Palladium(II) Complex Catalyzed Asymmetric Desymmetrization of Biaryl Compounds by C(sp3)−H Activation」を発表しました。
ICCEOCA-17は,台湾,香港,韓国,中国,タイ,シンガポール,日本等のアジアの国の有機化学の研究者が集い,研究発表と交流することを目指して,アジアの国内で開催されている国際会議です。アジアで活躍している有機化学の研究者と交流を深め,情報交換等を行うことを目的として参加しました。
今回の研究成果発表はGakushuin U.Grand Design 2039(大学中期計画)より渡航費用を助成しています。
理学部秋山隆彦教授のコメント
アジアの有機化学の研究者と密に交流することができた。特に,香港,シンガポールの研究者の活性の高さを感じた。学会によっては,パラレルセッション形式で,複数の会場で並行して講演がなされている場合が多いが,本学会は,単一の会場で講演が行われているので,最新の研究成果を発表した全ての講演を聞くことができ,また,ポスター発表もあるため,多くの研究発表を聞くことができ,現在の有機化学の潮流を知ることができ,さらに多くの情報交換ができた。また,旧知の研究者のみならず,新たなネットワークも築くことができ,大変有意義のある学会であった。
これまで長年行なってきた不斉触媒を用いた反応の開発研究について,さらに光化学反応と組み合わせた研究も含めて強力に推進していきたい。関連した研究を行なっている多くの若手の研究者とも交流し,情報交換することができたので,今後も密に交流を行なっていく予定である。