
丸山 美季
マルヤマ ミキ
史料館
学芸員
コメント
近世・近代を通じて材木や林産物は、建築、日用品、燃料など日常不可欠なものとして、現代と比較にならない程人々の暮らしにとって大きな位置を占めていました。しかし、材木が市場にどのように導入され取引されていたのか意外とわかっていないことが多いのです。大都市江戸・東京の生活を支えた西川林業地帯(現埼玉県飯能市)を対象として、担い手である材木商人に着目し、西川材の輸送・販売過程の歴史的変遷について研究しています。