【開催報告】ベトナム海外インターンシップ研修報告会
2022.12.20
グローバル
12月7日、学習院大学キャリアセンターの主催による「ベトナム海外インターンシップ研修報告会」が開催されました。
2019年の第2回から、3年ぶりの開催となったインターンシップ研修には、11名の学生が参加しました。
今年の研修報告会は、初のオンライン開催となりました。
オンライン報告会には研修で訪問させていただいた現地企業や企業人事の方、ベトナム拠点がある企業の方、面接対策セミナー(メンタイ)に協力いただいている卒業生など、外部の方々も多く参加いただきました。
また研修の際にお世話になったベトナム桜友会や関係者も駆けつけ、配信中も和やかな雰囲気に包まれていました。
このベトナムインターンシップ研修は、「インターンシップ」を様々な社会との接点機会と捉えて実施しています。
また「ベトナム」の要素(歴史・風土・人物・ビジネス・現地学生との接点)を題材として、グループ行動を通じてその体験から学んでいくことを目的として行われました。
参加学生は、各自が訪問企業や現地の情報を予習調査するなど入念な事前準備学習を経て研修に臨みました。
この研修は、以下の「4つのMISSION」によりプログラムが構成されています。
①大都市(ホーチミン)でのインターンシップ。②地方都市(ブンタオ)でのインターンシップ。
③在越ビジネスマン・卒業生桜友会とのダイアローグ。
④ベトナム大学生と参加学生との交流。
※残念ながら、④は今回コロナ禍の影響で中止となりました。
研修の日程は8月26日から9月3日までの6泊8日にわたり、バス移動中や、滞在先など、感染症対策を万全にして行われました。
今回の研修参加報告会では、引率責任者を務めたキャリアセンターの淡野健から研修目的や内容についての説明の後、参加した学生の内9名が一人ずつプレゼンを行いました。
各自3分という限られた時間の中、参加した動機、インターンシップを通して気づいたこと、得た学びなど項目立てし発表しました。
ベトナムと日本の習慣を比較し、日本を客観視できたという声も多く、他方でベトナムの中でも職業や生活様式の多様性を感じたという意見も挙がりました。
市場の特性についても、現地の工場などを見学する中で、生産労働人口の多さや成長率など日本より優れた点に着目した意見も見受けられました。
ベトナムに支社を構える日本企業を訪問し、相互協力の姿勢からビジネスモデルを学んだという意見や、卒論のテーマとしてベトナムを取り入れようと、発展的な学びを得た学生も少なくありませんでした。
日常生活において参加学生達は、コロナ禍の影響を受け行動範囲や対面でのコミュニケーションを制限せざるをえないという経験は共通してあり、今回のインターンシップに参加することが大きな決断と捉え、能動的に行動することの重要性、実際に現地を訪れることを通して得られたものの価値を実感し、視野が広がったと感じていることが印象的でした。
次に、この研修で特にお世話になったベトナム桜友会の松尾氏からは研修総括とベトナムの現状についてお話いただきました。
その後、キャリア担当 副学長 乾友彦より主体的に行動することの大切さや、今後もこういった活動を個人でも続けて欲しいという言葉が述べられました。
最後にキャリアセンターの淡野健が、このインターンシップを経て、参加者各自が自分のステージにおいて『ファーストペンギン』になって欲しいと、激励の言葉を述べました。
インターンシップ中のアクシデントなども振り返りながら、予想しない出来事に対して乗り越えた経験も、自信や成長に繋がっていくと締めくくりました。
今後もキャリアセンターでは、卒業生とも連携を取りながら、学生の成長を促し社会との接点をつくっていくような講座を数多く予定しています。