金 素延 准教授(国際社会科学部)がエディスコーワン大学のサステナビリティ・ガバナンス研究センターを訪問し、研究成果を発表しました
2025.04.09
研究
金 素延 准教授(国際社会科学部)が
エディスコーワン大学のサステナビリティ・ガバナンス研究センターを訪問し、
研究成果を発表しました
金 素延 准教授(国際社会科学部)が2025/3/18から3/20にかけてオーストラリア・パースにあるエディスコーワン大学のサステナビリティ・ガバナンス研究センター[1]を訪問し、研究成果を発表しました。
今回の出張は、エディスコーワン大学(ECU)を訪問し、研究成果の発表を行うとともに、研究および教育分野における相互協力の強化を目的とした協議を行うために実施されました。ECUは、オーストラリアのパースに位置する公立の研究大学であり、2023年に学習院大学と正式に協定留学プログラムを開始した提携校です。
同大学は、西オーストリア州で2番目の規模を有し、在籍学生数は、3万人を超えています。また、オーストラリア初の女性国会議員となったエディス・コーワンの名前を冠したオーストラリア唯一の大学です。
図1 ジョーンダルップ・キャンパスにあるエディス・コーワンの家 |
図2 ジョーンダルップ・キャンパスのサイエンス棟に設置された世界最大の元素周期表 |
訪問期間中、ビジネス・法学部のサステナビリティ・ガバナンス研究センターにおいて研究セミナーが開催されました。このセミナーに国際的な研究パートナーとして招待を受け、「障壁を超えて: 女性の両利きのリーダーシップ、組織イノベーション、および文化的文脈」と題する研究発表を行い、日本と韓国のビジネス環境における女性リーダーシップに関する知見を共有しました。
セミナーは、研究に対する理解を深め、今後の研究発展に向けた有意義な議論の場となりました。さらに、具体的な研究手法をはじめ、現在進行中および今後の共同研究プロジェクト、両大学間の協力体制、ならびに研究資金に関する情報共有を通じて、研究と教育分野におけるアイデアの交換が活発に行われました。
図3 ジョーンダルップ・キャンパスにあるビジネス・法学部 |
図4 サステナビリティ・ガバナンス研究センターでの研究セミナー終了後の様子 |
今回の訪問は、両大学間の学術連携の可能性を探る上で非常に有意義な機会となりました。サステナビリティ・ガバナンス研究センター長のガブリエル・エウェジェ教授[2]は、「学習院大学の教育・研究環境に非常によい印象を持ちました。特にISSの学生たちの意欲的で熱心な姿には、深く感激を受けました。ECUおよび当研究センターは、学習院大学との協力を通じて、学生たちが視野を広げ、グローバルな課題解決に取り組むことに支援できると幸いです。研究と教育の分野でのさらなる協力の関係を築いていきたいと思います」と述べています。
図5 マウント・ローリー・キャンパスの図書館 |
図6 国際女性デーを記念して開催されたエディス・コーワン記念講演 |
金 素延(キム・ソヨン)准教授からのコメント
このたびの国際学術交流を通じて、協定校を訪問し、その研究および教育環境について直接学ぶ貴重な機会を得ることができました。整った施設と、現地でお会いした皆様の温かいおもてなしに深く感動しました。今後もECUのチームとの有意義な連携をさらに深め、共同研究の発展に努めてまいりたいと考えています。共同研究の進捗状況や成果については、次回の機会に報告する予定です。
今回の訪問は、「国際学術交流リブースト助成プログラム」より渡航費用が助成されました。この貴重な機会を提供いただいた学習院大学、および円滑なサポートをいただいた研究支援センターに感謝します。
参考情報
[1]ビジネス法学部のサステイナビリティ・ガバナンス研究センターは、サステイナビリティ、倫理、ガバナンスを推進するために設立された一流の研究センターです。その使命は、インパクトのある研究と、産業、政府、地域社会を超えたコラボレーションを通じて、最も差し迫ったグローバルな課題に取り組むことです。
[2]ガブリエル・エウェジェ教授
https://www.ecu.edu.au/schools/business-and-law/faculty/profiles/professor/professor-gabriel-eweje