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白田由香利教授(経済学部経済学科)がインド工科大学ハイデラバード校で講演を行いました。

2025.09.17

研究

白田由香利教授(経済学部経済学科)が

インド工科大学ハイデラバード校で講演を行いました。

 白田由香利教授(経済学部経済学科)がインド工科大学ハイデラバード校(以下,IITH)で講演を行いました。今回の海外渡航は、Gakushuin U.Grand Design 2039(中期計画)国際術交流Reboost助成事業による助成を行いました。白田教授によるレポートをご覧ください。

(白田教授レポート)

出張先

インド工科大学ハイデラバード校

出張期間

2025年98日~2025911

出張目的

 白田,橋本隆子教授,バサビ・チャクラボルティ教授で渡航.3人で行っているMaruti Suzuki India(インド最大の自動車製造業社)の研究の成果をインド工科大学の学生及び先生方の前で講演した.その内容についてディスカッション.

(活動内容)

 9月9

 IITH Murty学長と会見し,Marutiの研究成果及び計画しているWorkshopについて協力を要請した.Murty学長からは、IITHがインドにおける日印学術交流のハブとなるべく積極的に活動しているとの説明があった。2025年11月にはインドの主要23大学の学長が日本の大学のカウンターパートと会合するイベントを開催予定であること、またIITHでは日本語教育にも力を入れており、日本センターの設立を進めていることが紹介された。2026年3月に千葉商科大で行うWSのパイロットセッションに来ていただくIITHの大学院生の人選を依頼した.WSパイロットセッションの日程は2026年3月上旬で,場所は橋本先生の千葉商科大学.

 同席してくれたInternational Relations 所長 Prof Pandasに学習院大のパンフレットも渡し説明してきた.コンピュータサイエンス学部学部長Prof Flanklinとランチをしながら、STEM教育とIITH大学院での対応についてディスカッション。午後、片岡教授とMarutiのアフリカへの進出、地元サプライヤーの成長などについてディスカッション。また、STEM教育の利害得失についてディスカッションをし、IITH片岡式教育モデルによって、STEM教育の問題点(詰め込み教育)を克服する方法などを討論した。

 9月10

 片岡広太郎教授(IITH, コンピュータ・サイエンス・エンジニアリング学科教授)と,"The Rise of India's Automotive Supplier Industry and MARUTI's Influence"講演内容,及び,片岡教授と我々3人で計画しているWorkshop "Engineers in India Teaching in Japan -Learning DX from India-"について説明。片岡教授の大学院講義の時間を使ってのプレゼン。Marutiのプレゼンに関して多数の質問がでた。「2014年からインド自動車産業全体の付加価値が増加しているが、何か理由はあるのか?」「世界的に自動車産業が躍進したことが原因と思われる」と答えた。

(得られた成果)

 ムルティ学長に日本センター開設など、日印のコラボについて説明をして頂いた。ITTH訪問は2回目であるが、学長及び国際センター所長、学部長などのトップに会えたおかげで、ITTHの組織がよくわかった。今後とも、片岡教授とMarutiの研究についてのディスカッションを続ける。また、STEM教育の問題点の解決について共同で研究していく約束をした。計画しているWorkshop projectについても片岡教授と長時間話す機会をえて,Workshopについて検討会ができた.3月に千葉商科大にきてもらうIITH大学院生についての人選を依頼した.

 

(今後の計画)

 JICAなどのファンドをWorkshop "Engineers in India Teaching in Japan -Learning DX from India-"に関してとれないか,検討する.約束した日程は32日から6日で、場所は橋本先生の千葉商科大。白田ゼミの学生も5名程度参加させて頂き、千葉商科大の学生に混じりDXを片岡先生の院生から学ぶ。 片岡教授も一緒に来日予定。

 

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片岡研究室でディスカッション

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講演の後、研究室の皆様と。手前が片岡教授。

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講演の後、研究室の皆様と。中央、橋本教授、白田、バサビ・チャクラボルティ教授。

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