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【受賞】理学部物理学科 田﨑 晴明 教授が2025年(第71回)仁科記念賞を受賞しました

2025.11.05

学部・大学院

研究

 理学部物理学科の田﨑 晴明 教授が 2025年度(第71回)仁科記念賞を受賞しました。受賞題目は『量子スピン系の数理的研究』で、授賞式は125日に行なわれます。

 仁科記念賞は、「日本の現代物理学の父」とされる仁科 芳雄の功績を記念して1955年に創設された学術賞で、今日では日本の物理学界でもっとも価値のある賞ともいわれています。

 田﨑教授は、1988 年に 28歳で物理学科専任講師として着任して以来、一貫して学習院大学を拠点に研究を進めてきました。

 田﨑教授の研究分野は「小さくて単純にみえる要素がたくさん集まったとき、びっくりするような新しい性質が生まれてくる」ことを解き明かす統計物理学で、特に、数学的に厳密な結果を重視する数理物理学を専門としています。長年のさまざまな研究のなかで、量子力学的スピンが無数に集まったときに現れる「びっくりするような性質」を解明した数理的な研究が今回の受賞対象となりました。

 仁科記念賞の受賞者の多くは国立の組織に所属しており、歴代の受賞者のなかで受賞時点での所属が国内の私立大学なのは 6名だけです。そして、その6名のうち、木越 邦彦 名誉教授(理学部化学科、1970年受賞)、川路 紳治 名誉教授(理学部物理学科、1984年受賞)、川畑 有郷 名誉教授(理学部物理学科、1994年受賞)、田﨑 晴明教授(理学部物理学科、2025年受賞)の4名が学習院大学理学部の所属です。4名とも長年にわたって学習院大学において教育・研究に携わった先生方です。規模の小さな学習院大学理学部から4名もの受賞者を輩出しているのは極めて異例のことです。学習院大学が伝統的に高い研究力をもっていることの一つの現れといえるでしょう。

2025年(第71回)仁科記念賞 記者発表資料はこちら

仁科記念賞歴代受賞者はこちら
 ※私立大学6名のうち、ノーベル賞受賞者でもある小柴 昌俊 教授は、東京大学を退官され東海大学に移られた直後に受賞されています。

公益財団法人仁科記念財団のホームページはこちら

【参考リンク】

田﨑 晴明 教授のホームページ:https://haltasaki.github.io/indexJ.html

田﨑 晴明 教授の YouTube チャンネル:https://www.youtube.com/@haltasaki

物理学科ホームページ:https://www.gakushuin.ac.jp/univ/sci/phys/

理学部ホームページ:https://www.sci.gakushuin.ac.jp/