2024年度理学部長表彰を行いました
2025.01.24
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2025年1月21日、理学部長表彰式を行いました。学会等で研究成果を高く評価された大学院生6名に対し、その研究活動と業績を称え、嶋田透理学部長より副賞と共に表彰状が贈られました。

受賞者と受賞事由、受賞コメントは以下のとおりです(専攻順・氏名五十音順)。
自然科学研究科化学専攻 博士前期課程2年 圷 楓愛
「光化学反応による炭素―フッ素結合の選択的な官能基化反応について」
指導教員 秋山隆彦 教授(有機合成化学)
受賞コメント:この度は上海で開催された学会におけるポスター発表において優秀発表者として表彰され、さらに理学部長からもご表彰を賜ることができ、大変光栄に感じております。これもひとえに、指導してくださった先生方や日頃から支えてくれる同研究室の皆様のおかげです。今後も研究に邁進していき、新規反応の開発を目指していきたいです。このような素晴らしい機会をいただき、心から感謝申し上げます。
自然科学研究科化学専攻 博士前期課程2年 生石 達士
「光触媒を用いた複素環化合物の合成反応」
指導教員 秋山隆彦 教授(有機合成化学)
受賞コメント:この度は理学部長表彰を賜り、大変嬉しく思います。先生方、並びに職員の皆様には、日々の研究活動を行うにあたり多大なご支援を頂きました。心より感謝申し上げます。この受賞を励みに、さらに高い目標に向けて挑戦を続けてまいります。引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
自然科学研究科化学専攻 博士前期課程1年 岸 拓朗
「光で駆動される含ホウ素環状化合物(ボラサイクル)から炭素環への変換」
指導教員 草間博之 教授(有機反応化学)
受賞コメント:この度は理学部長表彰を賜り、大変うれしく思います。受賞できたのは日頃よりご指導くださる先生方、並びに私を支えてくださった皆様のお陰だと思っております。この場を借りて深く感謝いたします。今後も一生懸命研究に取り組み、更なる成果を上げられるよう努力します。表彰していただきました研究内容は、アシルシランとボリン酸エステルと呼ばれる化合物の光反応により、天然物でよく見られる骨格構造であるtrans縮環炭素骨格の構築法の開発を行いました。
自然科学研究科化学専攻 博士前期課程1年 笹生 夕衣
「光で駆動される三成分カップリング反応による新規なシクロプロパン形成反応」
指導教員 草間博之 教授(有機反応化学)
受賞コメント:この度は、理学部長表彰を受賞することができ、とても嬉しく思います。私が受賞できたのは、日頃より研究活動ヘの指導や助言をして頂いている先生方や、研究室の仲間のおかげです。ありがとうございます。今後も研究活動に精進してまいります。表彰いただきました研究内容は「光で駆動されるアシルシラン・ボラン・オレフィンの三成分カップリング反応」です。上記三成分の混合物に対して適切な光を照射することで、新形式の環状分子合成反応が進行することを見出すと共に、その反応機構に関する検討を行いました。
自然科学研究科化学専攻 博士前期課程1年 森下 豪
「含リン芳香族化合物の合成と性質の解明」
指導教員 狩野直和 教授(有機元素化学)
受賞コメント:この度は理学部長表彰を賜り、大変嬉しく思います。ひとえに、支えてくださった皆様のおかげでございます。この場を借りて深く感謝いたします。表彰していただいた研究内容は「無置換1-ホスファナフタレンの合成と還元による二量化」です。本研究では、今まで合成されていなかった無置換1-ホスファナフタレンを初めて合成し、その結晶構造や芳香族性について明らかにしました。また、還元することで無置換1-ホスファナフタレンならではの反応性を見出しました。
自然科学研究科生命科学専攻 博士後期課程2年 伊地知 新太
「Ripp創薬を志向する非天然環状ペプチドの発酵生産」
指導教員 尾仲宏康 教授(微生物科学)
受賞コメント:この度、学部長表彰を頂き、大変光栄に存じます。本表彰では、第76回生物工学会での優秀発表賞受賞という成果を評価頂けたことを大変嬉しく思います。本成果は、指導教員の尾仲先生、星野先生をはじめ、研究にご助力頂いた多くの方々の支えがあってこそのものです。心より感謝申し上げます。今後も日々精進し、研究を発展させ、学術界や社会に貢献できるよう努めてまいります。改めて、感謝申し上げます。
受賞された皆さんのますますのご活躍を期待しています。